固定電話の安心感をスマートフォンの気軽さで
- 固定電話の発着信をスマホで操作できるサービスを比較! >
- 固定電話をスマホで受けるサービスとは!?
固定電話をスマホで受けるサービスとは!?
固定電話をスマホで受ける方法は、リモートワークが普及するにつれて需要が増えている通信サービスの一種です。
最もスタンダードな手段はボイスワープなどの転送電話ですが、毎月オプション料金が発生するうえ通話料金が自己負担になるのが難点。
そこで今回は、オフィスや自宅に設置してある固定電話をスマホから発着信する方法や転送時の通話料金を無料にする方法などをご紹介します。
目次
スマホを固定電話として使う方法
固定電話が必ず家にあるという時代ではありませんが、やはりご家庭や会社などによっては必要だったり、あると便利だったりすることもあると思います。
とはいえ、据え置きの電話機よりもスマートフォンの方が、利便性・利用頻度ともに高いのは事実。
そこで注目されているのが、手持ちのスマートフォンを固定電話として代用する方法です。
▼スマホを固定電話として活用する方法
- スマホだけで固定電話番号を取得する
- スマホから固定電話番号で発信する
- 固定電話への着信をスマホで受ける
- 古いスマホを固定電話の子機として使う
スマホだけで固定電話番号を取得する
自宅や「会社に据え置きの電話機は必要ないが、番号だけは欲しい!」という方は、市外局番つきの電話番号をスマホだけで取得することも可能です。
▼固定電話番号を取得できるサービス
- クラウドPBX
- 固定電話アプリ
スマホの電話番号はそのままに、新規で獲得した固定電話番号をスマホで受けることも、発信することもできます。
自宅に電話機はいらないけれどローン関連や災害時に備えたいという方にとっては、とても便利なサービスではないでしょうか。
ちなみに、取得できる固定電話番号を大きく分類すると下記の3種類に分けられます。
▼スマホだけで取得できる固定電話番号の種類
- 03などの市外局番つき
- 050などのIP電話
- 0120などのフリーダイヤル
法人の場合は。市外局番つきの電話番号が取得できる下記のサービスがおすすめです。
▼スマホで市外局番つきの固定電話番号を取得できるサービス
スマホから固定電話番号で発信する
個人宅であれば、固定電話を撤去して通話手段をスマホだけに限定しても、さほど大きな支障はないでしょう。
これに対し、オフィスにおける固定電話は「会社の窓口」と同様の役割を担っています。
リモートワークがメインだからと言って固定電話を撤去してしまうと、企業の信用度が低下しかねません。
その点、前述した「クラウドPBX」や「固定電話アプリ」なら、どこに居てもスマホから固定電話番号で発信できるのです。
相手のナンバーディスプレイに携帯番号ではなく固定電話番号が表示される分、不信感を与えるリスクも軽減されます。
固定電話への通信をスマホで受ける
屋内に引いている電話をスマホで受けることができる「転送電話」は、すでに固定電話を保有している方に選ばれているサービスです。
▼転送電話が向いている人
- 家の電話を外出先で受けたい人
- オフィスへの電話を社員のスマホで受けたい企業
- 既存の固定電話番号を変更せず、リモートワークに対応したい企業
最近ではNTT東西が提供しているボイスワープ以外にも多くの転送アプリが登場しており、スマホさえあれば場所を選ばず受信・通話が可能です。
このようなサービスを使えば、たとえ大切な連絡が自宅や会社にかかってくる予定があっても、安心して出かけることができます。
急な用事にも対応することができるので、貴重なビジネスチャンスを逃す心配もありません。
古いスマホを固定電話の子機として使う
もう一つの利用法としては、キャリア契約を解約した古いスマホを固定電話の子機として利用する方法です。
今までは、SIPに対応したアプリでルーターに登録する方法が一般的で、ほとんどの方がこの方法を使っていたようです。
しかし現在では、子機登録が可能な電話機が複数出ています。
スマホを子機にするためだけにルーター登録ができない方などは、こちらの方法を試してみてください。
ただし、費用は多少かかってしまいますので事前に確認しましょう。
テレワークの普及で固定電話からスマホへの転送需要が増加
在宅勤務に伴うテレワーク化が、会社の規模を問わずさまざまな業種で導入されています。
テレワーク化に比例するように急増しているのが、固定電話への着信を社員のスマホで受ける転送サービスの需要です。
テレワークの長期化で転送需要がさらにアップ
テレワークが導入されるようになった当初は、あくまで「コロナが終息するまでの臨時的な対応」という見解が多数派でした。
しかし、多くの企業が一時的かと思われた在宅ワークという働き方を今後も継続するとアナウンスしているのです。
なぜ多くの企業がテレワークの継続を示唆しているのか、その理由として下記の3点が挙げられます。
▼テレワークを継続する企業が多い理由
- コロナが終息しても、今後のリスク管理として有効だから
- 政府が推奨している「働き方改革」に即しているから
- 退職者の再雇用、子育て世代の働き方として有用だから
つまり、固定電話からスマホへの転送サービスは今後も継続するであろう、在宅ワークの必須ツールとも言えるのです。
固定電話だけではテレワークに対応しきれない理由
テレワークを導入しているのは、小規模オフィスだけではありません。
個人事業主から大手コールセンターにいたるまで、さまざまな規模の会社で用いられています。
注目すべきは、企業の規模を問わず固定電話だけではテレワークに対応しきれていない、という点でしょう。
▼固定電話だけでは不十分な理由
- 電話の受付スタッフを、当番制で常駐させなくてはならない
- オフィスに出勤していないスタッフへの取り次ぎに手間がかかる
- 取引先からの電話内容を在宅スタッフへ伝える際、伝言ではズレが生じる
- 在宅スタッフの携帯電話から折り返す必要があり、固定電話よりも通話料金が割高になる
場所を選ばない働き方がスタンダードになりつつある今だからこそ、固定電話にかかってきた着信をスマホで受けることができる転送サービスが求められているのです。
リモートワークの時代に固定電話は不要なのか?
結論から言うと、利用する機会が減っているからといって固定電話が不要になった訳ではありません。
固定電話は企業だけでなく、個人の住宅にとっても多くのメリットを与えてくれる存在です。
確かに、スマホや携帯電話が普及している現代社会では、徐々に固定電話の必要性を感じることができなくなってきています。
家族のほぼ全員がスマホや携帯電話を一人一台持っており、大切な用事や急を要する連絡などが家電にかかってくることはほとんどなくなってしまいました。
とはいえ、まだまだ固定電話を残している個人宅・企業が大多数を占めているのが実情です。
なぜ固定電話はなくならないのか、その理由を「個人宅」と「企業」に分けてピックアップしてみました。
▼個人宅に固定電話を設置するメリット
- 各種ローンの審査には家電の電話番号が必要になることが多い
- 災害などで携帯電話が受信できなくなった際、固定電話があると心強い
- キャッシングを申し込む際、携帯電話番号での申請よりも信用度が高くなる傾向がある
日常生活では圧倒的にスマホや携帯電話が便利で家電の存在を忘れてしまいがちですが、一般的に家電は携帯電話やスマホよりも災害に強いツールと言われています。
そんな非常時のために家電を設置しておくのは、賢い選択だと言えるでしょう。
一方、企業にとって固定電話を設置する最大のメリットは「信用度」です。
▼会社に固定電話を設置するメリット
- 企業の信用度を確保するには、市外局番つきの固定電話番号が必須
- 災害時の通話、およびデータ通信の確保
090や080から始まる携帯電話番号を会社の代表電話として設定していると、「実態のない会社なのでは?」と疑われかねません。
固定電話の着信をスマホで受けるメリット(個人宅)
個人の住宅で固定電話の着信をスマホで受けるメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- 外出中でもスマホで通話できる
- 「ながら通話」が便利
- 子供や高齢者の防犯になる
ここからは、上記の項目について個別に解説していきます。
外出中でもスマホで通話できる
最大のメリットは、何と言っても外出中でもスマホで通話できるという点でしょう。
とくに子育て中の主婦にとっては買い物や通院時はもちろん、子供の送迎時でも重要な電話を取り逃す心配がなくなります。
自宅で受信した後に外出しても通話が途切れないのも、固定電話の着信をスマホで受ける大きなメリットです。
「ながら通話」ができる
2つ目のメリットは、「ながら通話」ができるという点です。
スマホにイヤホンを接続すれば、食事の準備中をはじめ掃除や洗濯物を干しながらでも、その場で通話することができます。
おむつ替えなどの子育て中に「ながら通話」ができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
子供や高齢者の防犯になる
3つ目のメリットは、留守番中の子供を詐欺や悪戯電話から守れるという点です。
事実、福井県安全環境部県民安全課は調査結果を基に、「詐欺グループは97.5%の確立で固定電話を最初の接触手段にしていた」と注意喚起を行っています。
※https://main-e-nisshin.ssl-lolipop.jp/about/pdf/00000070-05.pdf
還付金詐欺や融資保証金詐欺など、詐欺グループが使う手法は次々と変化していますが、最も狙われやすいのは高齢者です。
日中、高齢者が一人で留守番している家庭にとって防犯対策になるのはもちろん、ワン切りなどの悪戯電話から子供を守る手段としても有効です。
固定電話の着信をスマホで受けるメリット(法人)
一方、企業や個人事業主が固定電話の着信をスマホで受ける主なメリットは、個人宅のメリットに加えて以下の3点が挙げられます。
- ワンオペで留守がちでも確実に受信できる
- 電話番スタッフの人件費を削減できる
- 伝言ミスや対応の遅延を防げる
では早速、4つのメリットについて順番に見ていきましょう。
ワンオペで留守がちでも確実に受信できる
SOHOやフリーランサーはすべての業務をオーナーが1人で兼任しているため、どうしても自宅やオフィスが不在になりがちです。
もし、留守中に大切な取引先から代表番号に電話がかかってきたら、受信できなかったばかりに大きな機会損失に繋がりかねません。
その点、固定電話の着信をスマホで受けることができれば、たとえ外出中でも確実に受信することが可能です。
電話番スタッフの人件費を削減できる
電話番スタッフの人件費が削減できるのも、法人が固定電話の着信をスマホで受ける代表的なメリットです。
コロナ禍がニューノーマルになった現代では多くの企業がテレワークを導入していますが、電話番のためだけに人件費が発生するのが難点。
しかも、当番スタッフは全部署の電話対応を一手に引き受けなければならないため、通常業務の「質」が低下しがちです。
その点、固定電話の発着信がスマホで対応できれば、自宅でテレワーク中のスタッフ全員で手分けすることができます。
伝言ミスや対応の遅延を防げる
固定電話の着信を社員が契約しているスマホできれば、担当者と直に通話できるため伝言よりも内容にズレが生じません。
第三者が介在しない分、取引先の要望に素早く対応できるようになるのも大きな魅力です。
固定電話をスマホで受けるサービスは、法人にとって「トラブルの回避」と「顧客満足度の向上」の両方に役立ちます。
固定電話の着信をスマホで受ける方法2つ
自宅やオフィスに設置してある固定電話への着信をスマホで受ける方法は、大きく分けて下記の2種類があります。
▼固定電話の着信をスマホで受けるサービス
- 通話料が有料の「転送オプション」を使う
- 通話料が無料の「PBXサービス」を使う
通話料が有料の「転送オプション」を使う
転送オプションとは、NTT東西やKDDIといった固定電話のキャリアが提供しているサービスの一種です。
▼転送オプションの料金相場
- 毎月のオプション固定費:500円ほど
- 通話料金(スマホへ転送):16円~17.5円/1分
- 通話料金(固定電話へ転送):8円/3分
3大キャリアであれば月額の固定費に差はありませんが、ネックのなるのが転送時の通話料金です。
固定電話で受信するだけなら発信者が通話料金を負担しますが、スマホへ転送してからの通話料金は自身または自社で負担しなければなりません。
つまり、たとえ間違い電話であろうとセールス電話であろうと、転送中の通話料金は自己負担になってしまうのです。
通話料が無料の「PBXサービス」を使う
一方、「クラウドPBX」や「固定電話アプリ」には転送という概念がなく、スマホを内線として扱います。
社外へ持ち出せるスマホを、事務所の各デスクに設置してあるビジネスフォンの子機として組み込んでいる状態、といった方が分かりやすいかもしれません。
「スマホで受ける=外線を内線として回している状態」という関係性が成り立っている以上、たとえ外出中であっても通話料金は無料となり、別途オプション料金もかかりません。
▼転送オプションの料金相場
- 毎月のオプション固定費:0円
- 通話料金(スマホへ転送):0円
- 通話料金(固定電話へ転送):0円
スマホで固定電話の発着信を行うなら「03plus」 がおすすめ!
03plusは取得できる市外局番の豊富さ、1つの電話番号を複数人で共有できるのが強み。
海外から国内への発信も通話料金が無料となる内線あつかいになるため、個人の輸入業者にとっては通信費が大幅に削減できます。
まずは、お試し期間として提供されている「0円スタートプラン」で使用感を確かめてみてはいかがでしょうか。
25日間に限り、初期費用・基本料金が無料となっています。
▼03plusが向いている方
- 海外から日本への通話料金を安くしたい人
- 時間外アナウンスなど、充実したオプションを求めている人
- パーク保留を使って、番号を共有している社外スタッフへ回したい人
まとめ
固定電話を利用する機会が減っているのは周知の事実です。
しかし、個人宅にとっては災害時のリスク管理として、企業にとっては信頼度を確保するツールとして、その利用価値は今でも一定の評価を得ています。
より効率的な運用を目指しているなら、多くの機能を持つスマホと固定電話を連携させてみてはいかがでしょうか。
固定電話をスマホで受けることができるなら、機会損失のリスクも軽減されるはずです。