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固定電話をスマホで操作!固定費と通話料金6種類を比較

固定電話をスマホで操作!固定費と通話料金6種類を比較

電話料金は仕組みが複雑でキャリアや回線の種類によって異なるのが難点。しかも、相手が携帯なのか固定電話なのかによっても、通話料金が大きく違ってきます。そこで本記事では、初期費用・基本料金・6種類の通話料金・転送電話の4点について比較してみました。

初期費用:固定電話アプリ&クラウドPBXなら無料もアリ!

最初の1度だけとはいえ、あなどれないのが固定電話の初期費用です。

まずは、固定電話番号が取得できる6種類の方法について比較してみましょう。

▼新規の初期費用(税別)

  • NTT加入電話:加入権36,000円+契約料800円=36,800円
  • NTT加入電話(ライトプラン):契約料800円+工事費2,000円~=2,800円~
  • 直収電話(おとくライン):交換機工事1,000円+屋内工事6,000円+基本工事1,000円~=8,000円~
  • IP電話(NTTひかり電話):11,000円~
  • 固定電話アプリ(相場):年契約など条件付き0円~5,000円ほど
  • クラウドPBX(相場):0円~ 15,000円ほど

同じNTTでもライトプランと加入電話とでは13倍以上の差があり、そもそも工事の必要がない固定電話アプリやクラウドPBXなら初期費用が無料のサービスもあるのです。

ちなみに「IP電話と固定電話の違いとは?無料通話アプリの特徴も解説!」にて、回線ごとのメリットデメリットについて解説しております。

月額基本料金(回線使用料):固定費こそ節約の要!

続いて電話料金の内、固定費にあたる基本料金について見てみましょう。

最大の特徴は、住宅用と法人用で別料金を設定しているサービスと、同一料金を設定しているサービスの2種類に分けられるという点です。

▼月額基本料金の比較(税別)

住宅用 法人用
NTT加入電話 1,450~1,700円 2,300~2,500円
NTT加入電話(ライトプラン) 1,700~1,950円 2,550~2,750円
直収電話(おとくライン) 1,350~2,580円 2,050~3,380円
IP電話(NTTひかり電話) 500円 1,300円(3チャネル、1番号)
固定電話アプリ(相場) 980円~ 980円~
クラウドPBX(相場) 980円~ 980円~

従来の回線では、同じ基本料金でも個人で使用する住宅用より法人用の方が割高に設定されています。

一方、ここ数年で急激に普及した固定電話アプリやクラウドPBXなら住宅用と法人用が同額!しかも、低価格かつスマホだけでも固定電話番号が利用できるのです。

通話料金6種類を比較!最も安いのは?

この段落では、6パターンの通話料金について比較してみました。

  • 固定電話から固定電話へ(国内)
  • 固定電話から固定電話へ(国際)
  • 固定電話から携帯電話へ
  • 外出先や海外を含む内線通話
  • スマホから固定電話番号の発信
  • 携帯同士または携帯から固定電話へ

固定電話から固定電話へ発信!国内通話料金の比較

昔ながらのNTT加入電話および加入電話のライトプランだけは、距離や時間帯によって料金が変動する仕組みが維持されています。

一方、後発サービスの「ソフトバンクのおとくライン」以降は、一律料金が基本です。

▼固定電話同士の国内通話料金(税別)

  • NTT加入電話: 8.5~160円/3分
  • NTT加入電話(ライトプラン):8.5~160円/3分
  • 直収電話(おとくライン): 7.9円/3分一律
  • IP電話(NTTひかり電話): 8円/3分一律
  • 固定電話アプリ(相場):8円/3分一律
  • クラウドPBX(相場):8円/3分一律

固定電話から固定電話へ発信!国際通話料金の比較

特に通話料金の差額が大きいのが、国内の固定電話から海外の固定電話へ発信するケースです。

例えばアメリカ本土へ発信した場合、最も高いNTT加入電話と最も安いクラウドPBXの相場を比較してみると、実に11倍近くも差があります。

▼固定電話同士の国際通話料金(非課税)

アメリカ本土 韓国 中国
NTT加入電話 60円/1分 110円/1分 140円/1分
NTT加入電話(ライトプラン) 60円/1分 110円/1分 140円/1分
直収電話(おとくライン) 8~9円/1分 29~30円/1分 29~30円/1分
IP電話(NTTひかり電話) 9円/1分 30円/1分 30円/1分
固定電話アプリ(相場)
クラウドPBX(相場) 5.5円/1分 6.3円/1分 3.3円/1分

ちなみにメジャーな固定電話アプリのほとんどは、第三者が所有する国際電話への発信が非対応になっている反面、後述する内線電話として無料対象に含まれています。

固定電話から携帯電話へ発信!

固定電話から携帯電話へ発信する場合、通話料金を左右するのは「相手が使っている携帯電話のキャリア」です。

発信元である固定電話と着信先である携帯電話が両方auであれば通話料金が安くなり、逆にキャリアが一致していなければ割高になります。

▼固定電話から携帯電話への通話料金(税別)

  • NTT加入電話: 16~17.5円/1分
  • NTT加入電話(ライトプラン): 16~17.5円/1分
  • 直収電話(おとくライン): 15.5~16円/1分
  • IP電話(NTTひかり電話): 10.8~17.5円/1分
  • 固定電話アプリ(相場): 17.5円/1分一律
  • クラウドPBX(相場):17.5円/1分一律

外出先のスマホや海外発信も対象!内線通話料金

一般的な内線電話と言えば下記のいずれかを指し、どちらも屋内通話にあたるため通話料金が発生しない仕組みになっています。

▼一般的な内線電話

  • オフィス内でスタッフ同士が電話をかけ合う社内通話
  • 家庭用電話機の子機を使った屋内通話

しかし、固定電話アプリ&クラウドPBXの内線電話は屋外での使用もOK!固定電話だけでなくスマホも内線化の対象に含まれるため、外出先でも内線通話が可能になります。

ただし、内線あつかいとなるのは事前に設定しておいた固定電話もしくはスマホ限定です。

▼内線通話料金の一例

国内 国内→海外 海外→国内の固定 海外→国内の携帯
CITVPlus 0円 0円 8円/3分 17.5円/1分
03plus 0円 0円 0円 0円
クラコール 0円
ナイセンクラウド 0円 0円 0円 0円

個人輸入業など海外出張が多い業種なら、「ナイセンクラウド」など海外通話の費用が安いところがおすすめです。

スマホから固定電話番号で発信!外出先でもOK

固定電話アプリなら、取得した固定電話番号を使って外出中にスマホから発信・着信の両方が可能です。

スマホアプリから発信した場合の通話料金は、20円/30秒が相場となっています。

携帯同士VS携帯から固定電話へ発信!安いのはどっち?

携帯から発信する際、自宅の固定電話にかけるべきか携帯電話にかけるべきか、どちらがより安いのか迷いますよね。

距離や時間帯によって通話料金が異なる加入電話が主流だった頃は、キャリアによって多少の差はあるものの、携帯同士よりも携帯から固定電話へ発信した方が割安でした。

しかし、全国一律料金が主流になるにつれて、例外的なケースを除き原則的に「携帯同士」であろうと「携帯から固定電話」であろうと通話料金は同額になっています。

ただし、例外ケースの条件はキャリアごとに異なるうえ、相手の割引条件によって影響を受けるのが実情です。

▼au携帯から発信した場合

  • 相手がau以外の携帯電話:同額
  • 「コミコミデイタイム」「コミコミデイタイムWIN」以外のプラン:同額
  • 「コミコミデイタイム」「コミコミデイタイムWIN」:相手がauなら携帯同士が安い

転送電話:オプション料金と転送通話料金

NTTのボイスワープをはじめとする転送サービスは、オプションの一種です。

そのため、従来の回線であればオプション料金はもちろん、最初に着信した電話機の所有者が転送先までの通話料金を負担しなければなりません。

▼転送料金

オプション料金 着信した固定電話→スマホへ転送
NTT加入電話 500円/月 16~17.5円/1分
NTT加入電話(ライトプラン) 500円/月 16~17.5円/1分
直収電話(おとくライン) 500円/月 15.5~16円/1分
IP電話(NTTひかり電話) 500円/月 10.8~17.5円/1分
固定電話アプリ(相場) 0円 0円
クラウドPBX(相場) 0円 0円

一方、「オプション料金から転送通話料金まで無料で利用したい!」という方なら、固定電話アプリかクラウドPBXが有力候補になります。

なお、「転送電話サービスVSスマホで固定電話番号を取得するアプリ!料金と機能を比較」でも詳しく解説しておりますので参考にして下さい。

まとめ

目まぐるしく変動する電話料金。通話料金一つとっても、「携帯から携帯へかけるべき?」それとも「固定から携帯へ発信すべき?」と悩みは尽きません。

ビジネスだけでなく日常生活においてもスマホが普及し、さらに複雑化しているのが現状です。

とはいえ、工夫次第で大幅に安くなるのも事実。まずは電話料金を圧迫している原因を見直し、節約できるところから始めてみましょう。