固定電話の安心感をスマートフォンの気軽さで

公開日:2020.05.08 更新日:2021.08.03

転送電話サービスVSスマホで固定電話番号を取得するアプリ!料金と機能を比較

転送電話サービスVSスマホで固定電話番号を取得するアプリ!料金と機能を比較

小規模オフィスや個人事業主、たった1人だけで運営しているSOHOにとって問題となるのが留守中の着信電話。従来の転送電話サービスを契約している方も多いでしょうが、ビジネス用としては不向きな面もあるようです。そこで今回は、従来のボイスワープとスマホで固定電話番号が取得できるアプリを使った転送機能とではどちらがビジネスに向いているのか、料金や機能について比較してみました。

転送電話(ボイスワープ)をビジネスで使う問題点5つ!

個人事業主や少数スタッフで運営している方にとって、ビジネスチャンスを逃すのは大きな痛手。たった1本の電話を受け損なっただけで相手に不信感を抱かせてしまった、絶好のタイミングを逃してしまったという失敗談も珍しくありません。

もちろん、従来の転送電話サービスを契約しておけば、留守中に掛かってきた電話をスマートフォンで受信できます。しかし、プライベート用ならともかくビジネスで転送電話サービスを利用する場合は、完璧な対策とは言い切れません。特に、ビジネス上の大きなネックになっているのが、下記のような問題点です。

▼転送電話サービスの問題点

  • 転送料金が固定電話からスマホへの通話料と同額で割高になる
  • 固定電話番号を持っていないと契約、工事が必要
  • 外出先から折り返すと、発信元が携帯番号になってしまう
  • 転送のON/OFF設定が面倒
  • 複数の端末へ転送できない

中でも、多くの利用者に不評なのが転送料金の高さでしょう。そもそも、オフィスに掛かってくる電話は、必ずしも顧客や取引先とは限りません。たとえ興味のない営業電話であろうと商談中で受信できず留守電になろうと、自分負担として転送料金が発生してしまうのです。

スマホで固定電話番号を取得!おすすめアプリ2選

転送電話サービスには外出先でも受信できるという大きな強みがある反面、ビジネスとして利用するにはいくつかの問題点があるのも事実です。

そこでおすすめしたいのが、法人として使える固定電話番号をスマホで取得できるアプリ!Web上で契約して専用アプリをスマホにインストールするだけで、着信・発信の両方が固定電話番号で行えるようになります。

コスパ重視なら「CITVPlus」!

CITVPlus

通話料金の安さを売りにしているNTTのひかり電話が利用できる「CITVPlus」。しかも、月額980円の基本料金はひかり電話の単体契約(1,300円)よりも割安です。FAXの信号を自動判別してPDF形式に変換したデータをメールで転送してくれるなど、オプション機能が充実しているのもビジネスパーソンに支持されている理由でしょう。

以前は主に関東(03)・関西(06)の一部のみが対象でしたが、2020年5月現在では神奈川県(044)をはじめ埼玉県(048)や愛知県(052)、北海道(011)や福岡県(092)など、提供エリアが急速に拡大しています。

▼イチ押しポイント!

  • 料金の安さがトップレベル
  • 最短10分で固定電話番号が取得できる
  • 1つの番号を最大5台の端末で共有できる
  • 5台の端末間は、内線通話が24時間どこでも無料(海外を含む)
  • 1台のスマートフォンで2番号まで固定電話番号が取得できる(要追加料金)

ちなみに、特徴や利用者のレビューについては「CITVPlus」で詳しく解説しております。

多機能タイプなら「03plus」!

03plus

株式会社グラントンが提供している「03plus」の魅力は、ビジネスに特化した機能が充実しているという点でしょう。料金プランは、スマホや固定電話の台数によって選べる3種類。公式サイトでは、3分で最適プランが探せるシミュレーション機能まで用意されています。全国12都道府県(46局の市外局番)で使えるので、類似アプリの中でも提供エリアの広さは断トツです。

▼イチ押しポイント

  • アプリや電話機ごとに直通番号つき
  • 社内グループ間の内外線が無料
  • 休業日や営業時間外の音声ガイダンス機能
  • アプリまたはPCで送受信ができるクラウドFAX
  • 最短10分で固定電話番号が取得できる

特徴や口コミ情報などの詳細については「03plus」を参考にして下さい。

「初期費用」と「月額固定費」の比較

法人用のNTTひかり電話を使った転送サービスと、固定電話番号が取得できるスマホアプリの転送サービスを比較してみると、初期費用と月額固定費に大きな差があることが分かります。

NTTひかりのボイスワープ CITVPlus 03plus
工事・初期費用 約11,000 5,000円 5,000円
月額基本料金 1,300円 980円 980円~
転送オプション 500円 0円 0円

初期費用だけでなく、月額固定費もアプリの方が優秀!毎月発生するランニングコストがムリなく節約できるうえ、法人・個人の料金差がなく工事の必要もありません。

ちなみに、NTTのひかり電話は従来の加入電話よりも格段に安く利用できますが、法人用としては個人用よりも初期費用や月額基本料金が割高になっており、初回は訪問工事が必要となるケースがほとんどです。

「転送料金」と「通話料金」の比較

続いて、転送料金と通話料金について比較してみましょう。最大の特徴は、スマホアプリで取得した固定電話番号には転送という概念がなく、設定済みの全ての端末で受信できるうえ転送料金も発生しない、という点です。もちろん、スマホへもダイレクトに繋がりますので、セールス電話に対して通話料金を支払う必要もありません。

NTTひかりのボイスワープ CITVPlus 03plus
スマホへの転送 16円~17.5円/1分 0円 0円
固定電話への転送 8円/3分 0円 0円
スマホへの発信 16円~17.5円/1分 17.5円/1分 17.5円/1分
固定電話への発信 8円/3分 8円/3分 8円/3分

「機能」を比較!折り返し時の発信元や使える端末の台数は?

この段落ではビジネスに特化した3種類の機能について、代表的な転送電話サービスと固定電話番号が取得できるスマホアプリとでは、どちらがより優れているのか比較してみました。

NTTひかりのボイスワープ CITVPlus 03plus
折り返し電話の発信元 携帯番号 固定電話番号 固定電話番号
転送のON/OFF設定 その都度切替 切替不要 切替不要
複数端末への転送 × ~5台 ~10台

結果は一目瞭然!スマートフォンで固定電話番号が取得できるアプリの方が、従来の転送電話サービスよりもビジネスに向いているのが分かります。

外出先で携帯から掛け直す際、固定電話番号が相手の電話機に表示されるのも大きなメリット。たとえスマホの番号を登録していない相手でも、すぐに「折り返し電話だな!」と気づいてもらえるはずです。

新規申込みを終了または一時停止しているアプリ2つ!

スマホで固定電話番号が取得できるだけでなく、「03」や「06」といった市外局番が選べるアプリはSOHOにとってとても便利なサービスです。その反面、使い方は利用者のモラルに左右されがちで、場合によっては悪用されるケースも報告されています。

こうした流れが表面化してきた2018年4月10日、総務省は情報通信審議会から「固定電話番号を利用する転送電話サービスの在り方」と題した問題を提起され、2020年5月現在も関係法令の改正について審議中の状態です。

今後は、本人および所在地の確認といった悪用を防止するためのルールが厳格化されると予想されています。そのため、総務省から最終的なコンプライアンスが発表されるまで新規の申し込みを一時的に停止している、または終了している類似アプリもあるようです。

イエデンアプリ

2020年5月現在、新規の申し込み受付を一時停止にしている「イエデンアプリ」。類似アプリの中でもメジャーで、すでに自宅用として持っているNTT東西のひかり電話番号をそのまま使える、追加IDで家族全員のスマホを固定電話の子機として使えるなど、魅力的なメリットがあります。

「今すぐ固定電話番号が必要!」というなら別ですが、急いでいないなら受付が再開されるのを待ってみる価値はありそうです。

▼基本情報

  • 条件:NTT東西のひかり電話を利用中の方のみ
  • 固定電話番号の選択エリア:東京03/大阪06のみ
  • 初期費用:2000円
  • 基本料金:500円/月
  • 携帯への通話料金:17.5/1分
  • 固定電話への通話料金:8円/3分
  • 050番号への通話料金:10.8円/3分

詳しい特徴や口コミ情報については、「イエデンアプリ」を参考にして下さい。

ShaMo!(シャモ)

運営元が富士通クラウドテクノロジーズ(旧nifty)という安心感に加え、取得できる市外局番の対象が全国12都道府県というエリアの広さが魅力だった「ShaMo!」

提供がスタートした2016年から高い人気を誇っていましたが、残念ながら2019年6月30日付けでサービス提供を完全に終了しています。

端末の多さで選ぶなら「クラウドPBX」もおすすめ!

クラウドPBXとは、外線や内線を管理する構内交換機(PBX)をWeb上に設置し、インターネット回線を利用して通話・通信を行う仕組みを指しています。電話交換機とも呼ばれているPBXをクラウド化することで、会社で受信した外線電話を0円でスマホへ転送できるようになり、固定電話番号の取得も可能です。

▼代表的なクラウドPBX

クラウドPBXの機能は前述したアプリとほぼ同等ですが、より多くの端末に適用できるためコールセンターでの導入例も少なくありません。

まとめ

確かに、転送電話サービスは便利なツールである反面、ビジネス用としては物足りなく感じている方も少なくありません。特に、起業へ向けて準備中の方をはじめ、場所と時間を選ばないノマドワーカーやSOHOとして副業を考えている場合は、転送料金が無料で使えて固定電話番号も取得できるスマホアプリを検討してみてはいかがでしょうか。