固定電話をスマホで使えるようになるサービスの特徴
スマホが普及してからすでに何年も経過していますが、固定電話をスマホで受けたりかけたりできる時代になってきました。固定電話は家の中でないと使えないという時代ではなく、外出先でも電話に出たり、固定電話の番号で相手にかけたりすることが可能となっています。今、固定回線が家にあるけどあまり使っていないという方は、固定電話の電話代をもったいないと感じていらっしゃるかと思いますが、スマホで固定電話を使えるようにすることで、お得な料金で電話をかけるということが可能になりますので、こちらのサイトで各サービスを比較して、気に入ったサービスがありましたらご利用ください。
スマホアプリの基本性能
それでは固定電話をスマホで使えるようにするためには何が必要になるかを説明します。簡単に言ってしまうと、スマホがあれば利用することができます。もちろんスマホで固定電話を使えるようにしても、スマホは従来通りの使用も可能です。スマホの機能に固定電話が利用できる機能がプラスされた、という認識で良いかと思います。
使い方はとても簡単でサービスを提供している企業が開発しているアプリをダウンロードして設定をすれば、元々の機能は保ちつつ、固定電話での通話が可能となります。固定電話の番号に着信がきたら子機のような形で利用することができるということになります。
もちろん家の中でもできますし、外出先でもかかってきた電話の対応が可能になります。特別な何かを購入しなくてもお使いのスマホがあれば利用することができるので、大変便利ですしコストもかかりません。しかも申し込み手続きもサービスによってはわずか10分程度ででき、すぐにその日から使用できるようになり、面倒な工事や設定などは一切ございません。
また、固定電話では1対1での通話しかできませんでしたが、スマホアプリでは1対多数の人数での通話も可能になります。どういう時にそういう機能が便利かと言いますと、会社での打ち合わせや会議をする際など、複数人での会話が必要な際に便利な機能となります。
そのような場合、もしメンバーが海外支社などに勤務されていても大丈夫です。企業によってサービス内容は多少の違いがありますが、内線電話として使用すれば通話料は無料になりますので、企業のコスト削減にも大いに役立つと言えるでしょう。
このようにスマホがあってアプリをダウンロードして設定することで、固定電話を使用できるようになり、他の回線と内線電話のように無料通話ができたり、日本国内にいても海外にいても、そのアプリで発信することもできます。その場合でも、登録している固定回線の電話番号が日本国内になりますので、通話料金は国内通話料金で済むことになります。
海外に支店のある企業にとっては、打ち合わせなどの手段として電話を使用する場合は、国内通話料金で海外とも電話できますので、かなりのコスト削減に繋がっていくでしょう。
各社ごとの特徴ある機能
現在このような固定電話をスマホで利用できるアプリを提供している会社はいくつかありますが、携帯電話会社でもキャリアが変わればサービス内容も変わっているように、各社の内容には相違があり、また料金なども違っています。
このように利用する側が、提供している企業のサービス内容や機能などを調べて、自分たちの使い方に合う会社を選択してくことになるのです。各社ごとの機能はそれぞれ違いますので、どういう機能があるのか解説していきましょう。
テレプラス・コミュニケーションズ株式会社が提供している「CITVPlus」は、同じ電話番号を端末5台まで使用することができその端末間の通話は内線扱いになりますので無料になります。その中に海外支社にいる人がいたとしても内線なので通話は無料になります。また、FAXを従来通りのFAX機で受けることも可能ですが、着信時にFAXと判断すれば、文章内容をPDF化にして登録しているメールアドレスに書類を送ってくれます。
このように各社さまざまな機能がついており、特に企業向けのサービスも多数展開しており導入されている実績も多く見受けられるよういなってきました。
また株式会社グラントンが提供している「03plus」は、企業を意識したアプリになっており、あらかじめ業務時間外や休日なども設定しておけばかかってきた電話に対して時間外であるアナウンスを流してくれます。電話をかける頻度が多い方向けに、月額料金1,000円で10分以内の通話がかけ放題というサービスもあります。
三通テレコムサービス株式会社が提供している「clocall」は、初期費用がなんと無料になっており、しかも無料お試し期間が30日間ついているので、導入の失敗などを回避できます。また通話の明細や月額料金をネット上で管理もできタイムリーにコストを管理することが可能になるでしょう。コールセンターなどではお馴染みのIVR・音声自動応答のサービスも使用することができ、ビジネスで利用する範囲は広がります。
転送サービスとの違い
従来であれば、固定電話にかかってきた際に留守で出られない場合は転送電話サービスを利用することが多かったでしょう。そうすることで外出先でもその電話に対応することができました。今回新たにスマホを利用して、どこにいても固定回線を利用できるアプリが登場したことによって導入を検討する企業はぜひ参考にしていただきたいと思います。
ご紹介している固定電話をスマホで利用できるアプリと転送サービスではどのような違いがあるのか分かりやすく解説していきたいと思います。
まず外出先でかかってきた電話に対応できるところは同じですが、転送の場合は固定電話から転送先の電話に繋げるまでの料金が発生しています。
しかし、スマホで利用する場合はスマホ自体に応答するアプリがありますので料金は発生しません。ここが画期的かつ大きな違いと言えるでしょう。
また折り返しの電話を外出先からする場合にも、転送の場合は転送先の携帯の電話番号からの発信になりますが、スマホを利用する場合は固定電話の番号で折り返しの電話をすることになります。
しかも電話転送は、機能のオンオフ設定を手動で切り替える必要性があります。一日中社内にいて仕事をされている方は切り替えの必要はあまりないですが、出たり入ったりしている営業マンなどは外出時にうっかり設定を忘れていたりすると、大事な電話をとりこぼす場合もあります。しかし本サービスではそのような切り替え作業がなく、いつでもかかってきた電話に対応ができます。
さらに転送の場合は1つの携帯電話にしか転送できませんので、複数で管理をすることが不可能です。スマホで固定電話を利用する場合はかかってきた電話を複数端末で同時に鳴りますので、誰かが出れば対応は可能になります。
このようにビジネスにおいて今まで転送電話でもできなかったことができるようになり、ビジネスチャンスの取りこぼしの機会の減少に繋がるでしょう。
まとめ
今回はスマホで固定電話を利用するサービスの内容や機能についてご紹介してきました。
これからは電話という便利な媒体が、さらに進化をしてもっと快適に使用できるような時代へと推移していきます。
ご紹介してきた新しいサービスも、今後はどんどん参入される企業も増加傾向になるでしょうし、導入される企業も増えてくると思われます。
特にビジネスに関しては、社内外にいようとビジネスチャンスを取りこぼすことなく対応ができるようになりますので大きなメリットとなり得るでしょう。