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ひかり電話の解約方法と解約時の注意点やポイントについて解説します

ひかり電話の解約方法と解約時の注意点やポイントについて解説します

「ひかり電話を解約したいけど、手続き方法が分からない」「固定電話番号は必要だけどコスパが不満!」という方も多いのではないでしょうか。

実際、安易な手続きによってインターネットが繋がらなくなった…、という方も珍しくありません。

そこで本記事では、事前のチェックポイント・解約方法の手順・注意点を解説したうえで、より安く固定電話番号を取得する裏ワザもご紹介します。

ひかり電話を解約する理由Best3!

「ひかり電話を解約しようかな…」と悩んでいる人の多くは、下記のような理由を挙げています。

▼ひかり電話を解約する理由

  • 意識せずに固定電話を契約していたが、実際に使っているのはスマートフォンだけだと気付いた
  • 固定電話は必要だけど、毎月支払う通信費の固定費は減らしたい
  • インターネットの光回線を解約するので、付随しているひかり電話も解約する必要がある

特に、ひかり電話を個人の住宅用として契約している方にとっては、固定電話自体の「必要性」と「費用」の2点が解約理由の大半を占めているようです。

解約前のチェックポイント3つ!

ひかり電話の解約手続きを行う場合は、あらかじめ下記の3点について方針を決定しておきましょう。

▼解約前のチェックポイント

  • ひかり電話から別サービスに切り替えるのか、もしくは固定電話自体を止めるのか?
  • 解約後に別サービスの固定電話を使用する場合、引き続き同じ電話番号を利用するのか?
  • 固定電話を撤去する、または別サービスを契約する場合、どのような「番号案内」を設定するのか?

番号案内とは、今まで使っていた電話番号にかけてきた人に向けてアナウンスする音声ガイダンスのことです。

番号案内の音声ガイダンスは固定電話自体を止めるのか、それとも加入権が必要なアナログ回線もしくは固定電話番号取得アプリといった別サービスへ乗り換えるのかによって、下記の2種類から選べる仕組みになっています。

▼番号案内システムの種類

  • 固定電話自体を止める、または番号変更→この電話番号は利用できません
  • 番号変更→○○○へお掛け直しください

なお、「固定電話そのものに対して必要性に疑問を感じている」、あるいは「固定電話は必要だけどネット回線を変更するのでひかり電話から加入電話に戻す」という方は、下記の記事もご一読ください。

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ひかり電話の解約手続き

NTT東日本・西日本が提供している「ひかり電話」は、フレッツ光というインターネット回線に付随しているサービスです。

したがって、解約する範囲によって手続きの方法が異なっています。

▼解約手続きの種類

  • ひかり電話だけを解約する方法
  • フレッツ光も同時に解約する方法

ここからは、上記2種類の解約方法について個別に見ていきましょう。

ひかり電話だけを解約する方法

インターネット回線としてフレッツ光の契約を継続したまま「ひかり電話」だけを解約する場合は、電話1本で手続きが完了します。

▼ひかり電話だけを解約する手順

  1. 「0120-116116」へ電話する
  2. 「ひかり電話だけを解約したい」と伝える
  3. 本人確認として「契約者の名前・電話番号・住所・解約日」を伝える

ただし、解約の窓口は電話のみになっており、Web上での手続きは受け付けていませんので注意が必要です。

▼手続きに関する参考情報

  • 宅内工事:基本的に不要
  • 所要時間:数時間で完了
  • 受付時間:午前9時~午後5時まで(年末年始を除き、土日・祝日も営業)

フレッツ光も同時に解約する方法

一方、ひかり電話とインターネット回線(フレッツ光)を同時に解約する場合は、プロセスが多いうえ完了まで早くても2週間以上かかるケースがほとんどです。

▼ひかり電話とフレッツ光の両方を解約する手順

  1. 「0120-116116」へ電話する
  2. 「ひかり電話と光回線の両方を解約したい」と伝える
  3. 本人確認として「契約者の名前・電話番号・住所」を伝える
  4. 折り返し電話にて、「解約金の有無」や「電話加入権の状況」などを教えてくれる
  5. 工事の立会いが必要な場合、工事日を決定する(リクエスト可)
  6. 設置場所にて工事を行う(所要時間は設置状況によって異なる)
  7. NTTからレンタルしていたモデム、アダプター、ケーブル類などの機器を返送する
  8. プロバイダーの解約手続きを、契約者本人が行う

特筆すべきは、まるごと光回線を解約する際は必ず「工事が必須」という点でしょう。

ただし、誰もが立ち会いを求められる訳ではありません。

工事の立会いが必要かどうかは、解約後もNTTの回線で固定電話を使うのか、もしくは完全に撤去するのかによって違ってきます。

▼工事の立会い

  • 必要:解約後、固定電話をアナログ回線へ切り替える場合
  • 不要:解約後、固定電話を利用しない場合

また、インターネット回線ごと解約する際の失敗例としてありがちなのが、「プロバイダーの解約忘れ」です。

「光コラボ」であれば同時に契約が解除されますが、インターネット回線とプロバイダーを個別に契約している場合は要注意。

中には、「解約したはずなのにプロバイダー料金だけが何カ月も引き落としされていた!」という人も珍しくありません。

ひかり電話の解約時の注意点3つ!

この段落では、ひかり電話を解約する際の注意点について解説します。

▼解約時の注意点

  • Wi-Fiルーターの再設定が必要
  • 解約金や違約金は発生するケースもある
  • 通信費のトータルが高くなるケースもある

Wi-Fiルーターの再設定が必要

ひかり電話だけを解約してフレッツ光の契約を残した場合は、今後もインターネット接続そのものに支障はありません。

にもかかわらず、「ひかり電話のみを解約したらインターネットに接続できなくなった!」というケースが報告されています。

ここで注目すべきは、使っているルーターの種類です。

ネットと電話の同時加入時にNTTから提供される「ひかり電話一体型のWi-Fiルーター」を使用している場合は、インターネットの無線接続ができなくなってしまいます。

無線接続に支障が出た場合は、下記の対処法を選択したうえで無線ルーターを再設定しなければなりません。

▼対処法

  • NTTにレンタル機器を交換してもらう
  • 市販のWi-Fiルーターを購入する
  • 無線が必要なければ、有線でインターネットに接続する

とは言え、「ルーターのレンタル元が分からない」「種類が見分けられない」という方も少なくありません。

ひかり電話を解約する際は、あらかじめ下記の2点を踏まえておきましょう。

▼ルーターに関するポイント

  • プロバイダーとの契約書を手元に用意しておく
  • 解約の旨を電話で伝える際に、ルーター変更が必要かどうかオペレーターに確認する

解約金や違約金は発生するケースもある

ネット回線を残してひかり電話のみを解約する場合、タイミングを問わず基本的に解約金や違約金は発生しません。

なぜなら、そもそも「ひかり電話」自体に契約期間を定める「にねん割」や「光もっともっと割」といった類の割引プランが、ほとんど無いからです。

ただし、下記のようなケースでは解約金や違約金が発生する可能性があるので、あらかじめ契約時の書類を用意しておきましょう。

▼ひかり電話のみの解約で費用が発生するケース

  • ひかり電話の契約時に、家電量販店の格安キャンペーンを利用した
  • ひかり電話の契約時に、キャッシュバックや値引きをしてもらった

一方、光回線では契約期間を定める割引や機器の分割購入が主流になっている分、解約金や違約金が発生したりキャッシュバックが無効になったりする確率が高くなります。

▼光回線ごと解約する際に費用が発生するケース

  • 契約期間を定める割引を利用している人が、更新月以外に解約する
  • 機器を分割払いで購入している場合、解約時に残債が一括請求される
  • 光回線の工事費を分割で支払っている場合、解約時に残債が一括請求される

「契約時の書類を紛失してしまった!」という方は、NTT東西の公式サイトへアクセスして契約内容を確認しておきましょう。

▼契約内容が確認窓口

通信費のトータルが高くなるケースもある

結論から言うと、ひかり電話だけを解約した後にNTTまたは他キャリアのアナログ回線へ移行すると、トータル料金が高くなるケースがほとんどです。

そもそも、同じNTTでも既存のアナログ回線に比べてひかり電話の方が、はるかに安く設定されています。

特に差が大きいのが、固定費のメインとなっている月額基本料でしょう。

▼NTTの月額基本料の比較

  • 個人住宅:アナログ回線1,450~1,700円/ひかり電話500円
  • 法人:アナログ回線2,300~2,500円/ひかり電話1,300円

このように、ひかり電話の費用が割安になっているのは、あくまでインターネットの光回線とセットになっているからです。

固定電話が必要で、なおかつインターネットとして光回線を継続するのなら、ひかり電話かららアナログ回線へ切り替えてもコストダウンにはつながりません。

料金を抑えて固定電話番号を残す裏技

ひかり電話が格安の固定電話であることに疑う余地はありません。

その反面、携帯電話が普及するにつれて必要性が薄れているのも事実です。

「より低価格で固定電話番号を維持したい」「もっと便利な使い方ができたらコスパが上がるのに…」と思われている方も多いのではないでしょうか。

そんなユーザーリクエストに応えてくれるのが、ここ数年で急激にシェアを伸ばしている「固定電話アプリ」です。

▼固定電話アプリのメリット

  • スマホさえあれば、市外局番つきの固定電話番号が取得できる
  • スマホから固定電話番号を使って発着信できる
  • 個人のスマホでも法人用の番号が取得できる
  • 複数のスマホで番号を共有できる
  • 転送料金が無料になるサービスもある
  • 初期費用、基本料、通話料が安い

個人事業主やフリーランスはもちろん、テレワーク向けの通信システムの構築を手軽に済ませたい、という方に注目されています。

なお、特徴や費用相場については下記のコラムで詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にして下さい。

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「もっと詳細が知りたい!」「類似サービスと比較したい!」と言う方は、下記の記事を参照して下さい。

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まとめ

ひかり電話の解約はさほど難しい手続きではありませんが、後先考えずに手続きするのは考え物です。

少なくとも、「固定電話自体を撤去する」もしくは「新たに別サービスへ乗り換える」のか、事前に決めておく必要があります。

「市外局番つきの番号は保持したいけどひかり電話はコスパが不満!」という方は、よりリーズナブルで使い方の幅が広い「電話番号取得アプリ」を検討してみてはいかがでしょうか。

スマホ1台で携帯番号と固定電話番号を使い分けることができるので、2台持ちの必要もありません。