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非通知のワン切り対策!固定電話にかかってくる迷惑電話の対処法

深夜であろうと忙しい早朝であろうと、タイミングを問わずかかってきては直ぐに切れてしまう非通知のワン切り電話。中には、1日に何度もかかってきてノイローゼ気味になる方もいるようです。そこで今回は、誰がナゼ非通知のワン切り電話をかけてくるのか、その目的を踏まえたうえで効果的な対処法についてご紹介します。
目次
非通知のワン切りがかかってくる理由3つ
無言電話や興味のないセールス電話、からかっているようなイタズラ電話など迷惑電話のタイプはさまざま。中でも厄介なのが、たった1回の着信音で切れてしまうワン切りでしょう。
しかも、非通知の場合は折り返して相手を突き止められないのはもちろん、文句すら言えずにストレスばかりが溜まってしまいます。そもそも、非通知のワン切りは何が目的なのでしょうか?
与信会社によるワン切り!信用調査が目的
一昔前は、折り返しによって通話料金を節約するためのセールスがワン切り電話の主犯と言われていました。しかし、あえて非通知でかけてきている以上こちらから折り返せないことは発信者も承知しているはずです。
そのため、近年では与信会社が信用調査を目的としてワン切り電話をかけている、という説が有力視されています。
▼ワン切り信用調査で分かること
- 実際に使われている電話番号なのか
- 電話料金を滞納していないか
- レンタル電話ではないか
- 頻繁に電話番号を変更する人物か
銀行や信販会社、キャッシングローン会社や不動産業者などにとっては顧客の返済能力を常に把握しておくことがリスク管理に繋がります。そのため、バロメーターとなる上記の項目をワン切り電話で確認し、破産情報調査や保証人の存在確認などに活用しているのです。
電話調査会社によるワン切り!転売用のリスト作りが目的
ワン切りによる信用調査のほとんどは、与信会社から委託を受けた電話調査会社が行っています。中にはコールセンターを備えている電話調査会社もありますが、コンピュータで自動的に発信するシステムが普及しているのが実情です。だからこそ、こちらの都合を無視して時間を問わず発信しているのでしょう。
特筆すべきは、このワン切りによって収集されたデータには高値で取引される価値がある、という点です。発注元の与信会社だけに留まらず、現在進行形で使われている電話番号のリストが詐欺グループや悪徳業者に転売されている可能性も否定できません。
悪意によるワン切り!嫌がらせや営業妨害が目的
もちろん、悪意のあるイタズラでワン切り電話をかけてくる人もいます。だからといって「そのうち終息するのでは?」と侮ってもいられません。
個人の住宅であれば嫌がらせからストーカーに発展するケースもありますし、オフィスや店舗などの事務用であれば深刻な営業妨害に追い込まれるケースも報告されているのです。頻繁にかかってくるようなら、相手がエスカレートする前に早めに対策を講じておきましょう。
非通知に「ナンバーお知らせ136」は通用しない!
「出た途端に切れてしまった!」または「席を外していて間に合わなかった!」という時、誰からかかってきた電話なのか気になりますよね。そんな時に便利なのが、最後の着信日時と電話番号を自動音声で教えてくれる「ナンバーお知らせ136」です。
一見、ワン切りを含む迷惑電話の相手を特定するために役立ちそうなサービスですが、残念ながら非通知の着信は対象外となっており、かけてきた相手や電話番号を特定することはできません。
▼ナンバーお知らせ136の注意点
- 確認できない着信:非通知/公衆電話/国際電話
- 利用できない電話回線:ひかり回線/光IP回線/光ケーブル回線/直収回線など
- 併用できないサービス:ダイヤルイン/ナンバーアナウンス/テレゴングなど
- 利用料:月額料金無料/1回あたり30円(税別)
しかも、利用できる電話回線はNTTの加入電話回線のみと限定的なので、迷惑電話の対処法として実用的とは言えません。
非通知ワン切りの対処法3つ!
電話番号を通知せず、なおかつワンコールで切れてしまう迷惑電話を撃退する方法を大きく分類すると、下記の3種類に分けられます。
- 着信拒否
- 着信音を鳴らさない
- 電話番号を変更する
ちなみに、番号通知ありの無言電話やイタズラ電話であれば「通話録音機能」や「着信お知らせメール」でも一定の抑止力を発揮するでしょう。しかし、非通知ワン切りに対する効果は薄いのが実情です。
非通知ワン切りを着信拒否する方法4つ
非通知を着信拒否にする場合、電話会社や固定電話の機能を活用する、または公的機関の迷惑電話番号データを活用する方法の2種類があります。
▼電話会社や固定電話の機能を活用する方法
- ナンバーディスプレイとナンバーリクエストの併用
- 固定電話の非通知拒否機能を活用する
ただし、上記の2種類は自動アナウンスによって相手に番号通知を促すのが本来の目的なので、肝心のメッセージを聞く前に切れてしまう可能性も否めません。
一方、警察や消費者センターなどが迷惑電話番号だと認知したリストを活用する方法としては、下記の2種類があげられます。
▼非通知+公的機関の迷惑電話番号データを基に着信拒否する
- 迷惑電話フィルタの外部ツールを設置する
- 迷惑ブロックサービス対応の電話機を使う
こちらは、アナウンスに加えて自動拒否の機能も使えるのが強み。もちろん、非通知・番号通知を問わず対応できます。
なお、4種類に関する料金や詳細については「固定電話で迷惑電話をブロック!着信拒否する方法5つと再犯対策に役立つ機能2つ」を参考にして下さい。
着信音を鳴らさない
そもそも被害者なのですから、「ワン切りはブロックしたいけど費用を払うのは悔しい!」という方も多いでしょう。それなら、着信音を鳴らさないのもお手軽な方法です。重要な電話を逃すリスクはあるものの、サービスを契約する必要も最新の電話機を購入する必要もありません。
▼着信音を鳴らさない方法
- 着信音をオフにする
- 留守番機能を使い、応答時間の設定を0秒にする
電話番号を変更する
ストーカーのように強い恐怖を感じるほど頻繁にかかってくるなら、最終手段として電話番号の変更を検討した方が良いでしょう。勤め先や公共料金、クレジットカード会社への申告に手間がかかるのは避けられませんが、安全には代えられません。
なお、NTT東西で電話番号を変更する場合は、必ず「迷惑電話または間違い電話の防止」が目的だと伝えましょう。止む負えない事情とみなされて、2,500円の工事費だけで番号変更が受理されます。
法人におすすめ!迷惑電話フィルタ機能つきナイセンクラウド
迷惑電話の対処法はさまざまですが、そのほとんどは有料なのが実情です。できるだけ費用をかけずに確実に撃退したい!という場合は、ナイセンクラウドのように最初から迷惑電話フィルタ機能が付いているサービスを選ぶのも賢い方法でしょう。
ナイセンクラウドとは、全国の市街局番つきIP電話番号が取得できるクラウドPBXの一種です。外出先でスマホをオフィスの固定電話代わりとして使えるだけでなく、端末が無制限で増やせるためコールセンターのように複数の端末で同時に着信させたい業種でシェアを伸ばしています。だからこそ、ナイセンクラウドの基本機能にはビジネス面で需要の高いサービスのほとんどが含まれているのでしょう。
なお、ナイセンクラウドの基本機能には「ナンバーディプレイ」だけでなく「迷惑電話フィルタ機能」も含まれており、非通知または特定の番号からの着信に対し、下記の4通りから対処法が選べる仕組みになっています。
▼迷惑電話フィルタ機能の種類
- 切断
- 通話中の信号音を鳴らし続ける
- 番号通知を促す、または着信拒否のアナウンス
- 呼び出し音を鳴らし続ける(発信者のみで、着信音は鳴らない)
さらに、オプションの「自動通話録音」を追加すると再犯防止を促すことも可能です。
▼自動通話録音の詳細
- 録音可能時間:119時間
- 初期費用:2,000円
- 月額料金:2,000円
繰り返される非通知ワン切りに悩まされ、「固定電話の番号を変更した方が良いのかも…」と思っている個人事業主の方なら、費用やサービス内容を比較してみる価値は十分にありますよ。
まとめ
非通知の相手が特定でき、なおかつストーカー行為に及んでいる場合は、迷わず警察や弁護士に相談すべきです。しかし、誰が相手なのかさえ分からない段階で親身に対応してくれるとは限りません。まずは、呼び出し音の調節や着信拒否など自分でできる対処法から実践してみましょう。