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カテゴリー:メリット・デメリット 固定電話
固定電話のメリットとデメリットを比較!スマホがあれば解約しても良い?
スマホの普及率が向上するにつれて、「固定電話って解約しても良いのでは?」と思われている方が増えているようです。
そこで本記事では、固定電話のメリットとデメリットについて徹底解説したうえで、イイとこ取りの解決策についてご紹介します。
固定電話を解約しようか、新規導入しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
固定電話のメリット
携帯電話が1人1台の時代になったにもかかわらず、なぜ未だに固定電話が必要とされているのでしょうか?
その理由は、固定電話には下記のようなメリットがあるからです。
▼固定電話のメリット
- 防犯性が高い
- 子どもの在宅を確認できる
- 災害時の連絡手段になる
- 通話料金が安い
- FAXが使える
- 信用度が高い
- 法人の口座開設や融資に必須
- 用途に合わせて使い分けできる
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防犯性が高い
固定電話のメリットとして最も代表的なのが、防犯性の高さです。
スマホは通話手段というだけでなく、下記のように使用用途が多岐にわたる分、より強固なセキュリティ対策が必須となります。
▼スマホの危険性
- インターネットの閲覧
- キャッシュレス決済(電子マネーやモバイル決済)
- アプリやゲームのダウンロード
子どもの在宅を確認できる
共働きが多い日本では、子供を1人でお留守番させているご家庭も多いでしょう。
とはいえ、不穏な事件が多発している中、子供の現在地を把握しておきたいと思うのは当然の親心。
そんな時、固定電話で子供と会話できれば確実に在宅していることが確認できます。
災害時の連絡手段になる
地震や豪雨などの災害が発生した場合、ほとんどの人は手近に持っているスマホを使って家族や知人と連絡を取ろうとします。
スマホであればニュース速報なども閲覧できますから、情報収集のために利用者が短時間で急増するのは当然でしょう。
そのため、携帯電話の回線は一時的にパンク状態になり、通話が不通になりがちです。
一方、固定電話の回線はスマホの普及率が上がるにつれて利用者が減っている分、災害時でも繋がりやすいと言われています。
また、携帯キャリアの通信障害やスマホが故障した時など、代替えの通信手段としても固定電話を維持している人も少なくありません。
通話料金が安い
携帯電話よりも通話料金が安いのも、固定電話の大きなメリットです。
とくに相手が市内にいる、使用頻度が高い、ひかり電話などインターネット回線のIP電話を契約している場合は、携帯からかけるよりも格段に安くなります。
FAXが使える
自宅や職場でFAXが使用できるのも、固定電話ならではのメリットです。
マルチコピー機から送信するために、いちいちコンビニに通う必要もありません。
信用度が高い
具体例は後述しますが、携帯電話よりも固定電話の方が社会的に信用されやすいのは明らかです。
通話の相手が携帯電話だった場合、「架空のオフィスでは?」「本当に○○さんなのか?」と疑われ兼ねません。
一方、固定電話から発信している、または固定電話で受信しているという事は、それだけで会社または自宅の正当性を信じる根拠になります。
つまり、契約している特定の住所でしか使えないのは、固定電話のデメリットであると同時に「所在地」と「契約者」の裏付けになるのです。
法人の口座開設や融資に必須
ほとんどの金融機関では、法人口座を開設する際に固定電話番号の記載を義務づけています。
もちろん、プライベート用の口座を法人用として代用することは可能ですが、法人口座を持っていない事業主が融資を受けられる確率は極めて低いでしょう。
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用途に合わせて使い分けできる
ほとんど使っていない固定電話を継続する理由として、「相手の属性に合わせて電話番号を使い分けたい!」という意見が寄せられているようです。
通信手段がスマホしかなければ、プライベートも仕事関係もすべて携帯電話で対応しなければなりません。
その点、通信手段が2通りあれば、親戚・子供が通う学校の緊急連絡先・友人には携帯電話番号を、ビジネス関係者には事業所の代表番号として取得した固定電話番号を、といった具合に使い分けることができます。
一方、個人の住宅であれば、家族共通の関係者には固定電話番号を、個人的な友人には携帯電話番号を伝えておくことで、明確に区分することが可能です。
固定電話のデメリット
ここまで固定電話のメリットについて解説してきましたが、デメリットが全く無い訳ではありません。
ここからは有線タイプの固定電話を使用するデメリットについてご紹介していきます。
▼固定電話のデメリット
- 導入や解約に工事が必要
- 導入費用が高い
- 詐欺や営業電話に狙われやすい
- 引っ越しで電話番号が変わることがある
- 特定の場所でしか使えない
- 電話対応のために出社する必要がある
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導入や解約に工事が必要
固定電話を新設する場合は、アナログ回線であろうとデジタル回線であろうと導入工事が必要です。
とくに年度末を跨ぐ3~4月は工事の申し込みが集中するため、混み合う前に早めに申請しておきましょう。
ちなみに、賃貸マンションやアパートによっては、退去時の条件に定められている「現状回復」に電話回線の撤去工事が含まれている場合もあるので注意が必要です。
導入費用が高い
導入費用が高いのも、固定電話ならではのデメリットです。
回線の種類や加入権の有無、固定電話機のスペックにもよりますが、場合によっては10万円以上かかる可能性があります。
▼導入費用の項目
- 工事費
- 加入権
- 機器代
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詐欺や営業電話に狙われやすい
いわゆる営業系のテレアポ業務は、基本的に固定電話をターゲットにしています。
その理由は、契約が取れるまで繰り返し勧誘するには、スマホより固定電話の方が「在宅の状況」を把握できる分、都合が良いからです。
さらにデメリットとして特筆すべきは、オレオレ詐欺なども高齢者の使用率が高い固定電話を狙い撃ちにしているという点でしょう。
事実、福井県安全環境部県民安全課の調査によると、詐欺の犯人グループは97.5%の確率で固定電話をターゲットにしているという結果が報告されています。
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引っ越しで電話番号が変わることがある
市外局番が異なるエリアに引越しする場合は、固定電話番号が変更になります。
会社の代表番号を変更したくない場合は、同じ固定電話番号が使えるエリアか確認しておきましょう。
特定の場所でしか使えない
どこにでも持ち歩けるスマホとは違い、電話回線の引き入れ工事を行った建物内でしか使えないのが固定電話の最大のデメリット。
固定電話は特定の場所でしか使えない分、スマホよりも利便性が低いと言えるでしょう。
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電話対応のために出社する必要がある
新型コロナウィルスの影響でテレワークがデフォルトになりましたが、ここで問題となるのが会社にかかってくる電話への対応です。
電話番をするためだけに、テレワーク中のスタッフが当番制で出社しているという会社も珍しくありません。
かなりコロナが収束したとはいえ、通勤にリスクが伴うのは大きなデメリットと言えるでしょう。
何より、他のスタッフは在宅ワーク中ですから、オフィス内で内線をまわすのとは勝手が違います。
テレワーク中のスタッフが自宅から会社の固定電話番号で発着信できるようにするには、後述するクラウドPBXがおすすめです。
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固定電話がないと困ること10選
「携帯電話があれば固定電話は必要ないのでは?」と思われている方も多いでしょう。
しかし、安易に固定電話を解約または導入を控えることはおすすめできません。
その根拠として、実際に固定電話を解約または導入しなかった人が遭遇したトラブルについてご紹介します。
個人宅の口コミ
固定電話を持っていない個人宅では、下記のようなトラブルが発生する可能性があります。
▼個人宅で固定電話がないと困ること5選
- クレジットカードの審査に落ちた
- 就職活動の際、信用がおけない人だと判断された
- フリーダイヤルにかけられなかった
- 子供の連絡網に携帯電話番号を書くのが恥ずかし
- 携帯電話を失くした時に、連絡手段がなくなってしまった
法人の口コミ
一方、法人で固定電話番号を取得していない場合は、個人宅のケースに加えて下記のようなリスクに注意が必要です。
▼法人で固定電話がないと困ること5選
- テレワークでもオフィスに常駐する電話番が必要
- ビジネスフォンの費用が高い
- 取引先に信用されにくい
- 法人口座が開設できなかった
- 融資を断られた
クラウドPBXで固定電話の弱点を解決!
クラウドPBXとは、既存の固定電話が抱えているデメリットをまとめて解決できることで注目を集めている、新しい通信サービスです。
固定電話アプリとも呼ばれており、下記のようなメリットがあります。
▼クラウドPBX(固定電話アプリ)のメリット
- スマホだけで市外局番付きの固定電話番号が取得できる
- スマホから市外局番付きの固定電話番号で発着信できる
- 1つの固定電話番号を、複数のスマホで共有できる
- 登録済みの端末同士であれば、通話が無料の内線扱いになる
- ビジネスフォン並みの機能を備えたサービスもある
ここでは、「法人用」と「個人用」それぞれについて、おすすめのクラウドPBXをご紹介します。
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法人なら「03plus」がおすすめ
「03plus」の強みは、何と言ってもビジネスフォン並みの機能がスマホに搭載できるという点です。
オフィスで受信した外線を外出先の社員へ取り次げる「パーク保留」、クラウド上で共有できる「WEB電話帳」など、ビジネスの効率アップが図れるオプションが数多く用意されています。
導入前に使用感が試せる「0円スタートプラン」があるのも、SOHOから大手コールセンターまであらゆる事業規模の法人に選ばれている理由なのでしょう。
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個人宅なら「CITVPlus」がおすすめ
個人宅用としておすすめなのが、料金プランのシンプルさに定評がある「CITVPlus」です。
1つの番号を最大5台の端末で共有できるので、家族で使えるのも大きなメリット。
たとえ住んでいる住所が違っても、日本国内であれば問題なく1つの番号を共有できます。
前述した「03plus」と同じく、最短10分で新しい固定電話番号が取得できるため、「今すぐ必要!」という方におすすめです。
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まとめ
固定電話には多くのメリットがある反面、スマホに比べて利便性が劣るのが難点。
そのため、「スマホさえあれば固定電話は解約しても良いのでは?」と思われている方も多いようです。
とはいえ、本記事で解説してきた通り、実際に固定電話を解約または導入せずに後悔している人がいる、という事実も無視できません。
「固定電話番号は手放したくないが、使い方が限定されていて不便…」と感じている方は、まとめてデメリットが解決するクラウドPBXを検討してみてはいかがでしょうか。