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使わなくなったスマホの使い道16選!SIMカード・Wi-Fiなしでも再利用できる?
使わなくなったスマホの使い道を、いくつご存知ですが?
「愛着があって売るのも捨てるのも気が進まない…」という方、あるいは「Wi-Fiが必要なのでは?」と誤解されている方も多いようです。
そこで今回は、SIMカードなしのスマホを再利用する方法について、オンライン・オフラインに分けてご紹介します。
SIMなしスマホでも使える機能とは?
キャリアとの契約が切れている「SIMなしスマホ」は、箪笥の肥やしにしておくしかないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません!使わなくなった古いスマホでも、意外と使い道は多いのです。
ただし、同じSIMカード無しのスマホでもWi-Fi環境の有無によって使える機能に違いがあります。
▼使える機能
- 「SIMカードなし」+「Wi-Fiあり」で使える機能
- 「SIMカードなし」+「Wi-Fiなし」で使える機能
「SIMカードなし」+「Wi-Fiあり」で使える機能
Wi-Fiがあれば、たとえSIMなしスマホでもデータ通信が可能になります。
つまり、ネットに接続できるWi-Fi環境下なら通常のSIMありスマホとほぼ同じ機能が使えるのです。
▼SIMなし・Wi-Fiありで使える機能
- 固定電話の子機化(通話、無料転送、FAXもOK)
- 電話アプリを使った通話(LINE、Skypeなど)
- Webサイトの閲覧
- SNSの閲覧や投稿(Twitter、Instagramなど)
- 音楽や動画のストリーミング再生
- オンラインゲームの利用
もちろん、後述する「SIMカードなし」+「Wi-Fiなし」で使える機能も問題なく使えます。
「SIMカードなし」+「Wi-Fiなし」で使える機能
一方、SIMカード・Wi-Fi環境の両方が無い場合はデータ通信ができません。
そのため、利用できるのはネットに接続しなくても使える機能のみ。
あまり知られていませんが、おサイフケータイ機能はSIMカードやWi-Fiが無くても利用することができます。
▼SIMなし・Wi-Fiなしで使える機能
- おサイフケータイ
- データ通信が不要なアプリ(時計、電卓、カメラなど)
- スマホに保存されているデータの再生(写真、音楽、動画など)
使わなくなったスマホの使い道(オンライン編)
ここからは、使わなくなったSIMなしスマホをWi-Fi環境下で再利用するアイディアをご紹介します。
▼オンラインでの使い道
- 固定電話の子機化
- 監視・防犯・見守りカメラ
- ドライブレコーダー
- TVのリモコン
- PCのマウス
- 子供の登下校ルートをチェックする防犯スマホ
- Wi-Fi専用の2台目スマホ
固定電話の子機化
1つ目の使い道は、使わなくなった古いスマホを固定電話の子機として再利用する方法です。
専用の固定電話アプリをインストールすることで、外出先からの発着信が可能になります。
コスパの高さ、さらには機能の多さからビジネス用としても人気の再利用法です。
▼固定電話アプリのメリット
- スマホだけで、市外局番付きの固定電話番号が取得できる
- 置き型電話機が不要になる
- 固定電話回線使用料が0円になる
- スマホ、タブレット、PCなど使える端末の種類が多い
- 複数のスマホで1つの固定電話番号が共有できる
- 転送電話が無料の内線扱いになる
ただし、全ての固定電話アプリがSIMカードなしのスマホに対応している訳ではありませんので注意が必要です。
▼SIMなしスマホ対応の固定電話アプリ
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監視・防犯・見守りカメラ
使わなくなったスマホを防犯カメラとして活用するのは、かなり実用的な方法です。
玄関先の防犯カメラとしてはもちろん、部屋の中に設置してお子様やペットの安全をチェックするなど、大いに活躍してくれます。
特に「専用の小型カメラを購入するのは出費が厳しい…」という方に人気の使い道です。
▼おすすめの監視アプリ(Android・iPhone対応)
- Alfred:防犯カメラ・ペットとベビーの見守りカメラ
- AtHome Camera:監視カメラ・盗難警報
- WardenCam:家庭用のIP監視カメラ・スマートセキュリティ
スマホのストレージが満杯にならない限り撮影データを保存でき、Wi-Fi接続をしておけばリアルタイムで状況を確認することも可能です。
ドライブレコーダー
あおり運転の対策アイテムとして注目されているドライブレコーダー。
とはいえ、導入するには手間も費用もかさむため、なかなか手が出せないという人も多いのではないでしょうか。
その点、使わなくなったスマホなら100均やホームセンターで販売されている固定スタンドを購入するだけでOK。
短時間であればネットが繋がっていなくても一般的なカメラアプリで動画の撮影は可能ですが、ストレージ面を考えるとスマホに専用のアプリをダウンロードし、Wi-Fi環境下で録画した方が良いでしょう。
▼おすすめのドライブレコーダーアプリ
- au助手席ナビ(iPhone/Android)
- スマートくん(iPhone)
専用アプリには、事故でスマホが強い衝撃を検知した瞬間から前後10秒程度を自動録画してくれるなど、優れた機能が搭載されています。
また、マップを表示しながら使えるアプリもあるので、カーナビとして使用することも可能です。
アプリ起動時はバッテリーの消費量が多くなるので、同時にUSB充電器などを接続して使用すると良いでしょう。
TVのリモコン
使わなくなったスマホが赤外線対応のAndroidなら、テレビのリモコンとして再利用するのも賢い方法です。
「TVリモコン-赤外線リモコン」というアプリなら無料でインストールできるうえ、ほぼ全ての国内主要テレビメーカーに対応しています。
▼「TVリモコン」対応の家電メーカー
- ソニー
- パナソニック
- シャープ
- 東芝
- 日立
特に、「テレビのリモコンだけが故障してしまった!」「複数のテレビを1つのリモコンで操作したい!」という方におすすめです。
PCのマウス
PCのマウスとして再利用するのも、使わなくなったスマホの便利な使い道です。
「Unified Remote」という無料のマウスアプリをインストールすると、スマホからPCを遠隔操作できるようになります。
スマホとPCを接続するにはWi-FiまたはBluetoothが必須ではあるものの、iOS・Androidの両方で使用することが可能です。
子供の登下校ルートをチェックする防犯スマホ
スマホに搭載されているGPSは、キャリアのネットワークに接続されていなくて位置情報が取得できる仕組みになっています。
そこでオススメしたいのが、子供の登下校ルートをチェックする防犯スマホとしての使い道です。
使わなくなったスマホにGoogleマップをインストールして子供に持たせておけば、「どのルートを辿って帰宅したのか」「寄り道せずに塾に通っているか」など、移動経路を記録してくれます。
ただし、SIMなしスマホで位置情報が確認できるのはお子さんが帰宅してから。
とはいえ、普段の登下校ルートを把握しておくだけでも防犯対策に役立ちます。
▼位置情報を入手するタイミングの違い
- SIMなしスマホ:帰宅しないと確認できない
- SIMありスマホ:リアルタイムで把握できる
Wi-Fi専用の2台目スマホ
最も手軽でハードルが低いのが、Wi-Fi専用の2台目スマホとして再利用する方法です。
利用できるエリアは限られるものの、Wi-Fi環境さえ整っていればSIMカードを入れているスマホとほぼ同等の機能が使用できます。
使わなくなったスマホの使い道(オフライン編)
使わなくなったSIMなしスマホは、Wi-Fiが繋がっていない環境でも大いに役立ってくれます。
ここでは、代表的な9通りの使い道についてご紹介しましょう。
▼オフラインでの使い道
- 音楽・動画・ワンセグなどの再生プレーヤー
- 定額制サブスク音楽配信サービス
- デジタルフォトフレーム
- 電子書籍リーダー
- オフラインゲーム専用
- 写真・動画撮影用
- ボイスレコーダー
- おサイフケータイ専用
- 格安スマホ
音楽・動画・ワンセグなどの再生プレーヤー
使わなくなったスマホの使い道として代表的なのが、保存済みの音楽や動画、ワンセグなどの再生プレーヤーとして活用する方法です。
Wi-Fiが不要なのはもちろん、パケット代を気にする必要もありません。
中には、カーオーディオとして再利用している人も多いようです。
▼コンテンツの保存方法
- スマホ本体にダウンロードしておく
- SDカードに入れておく
- パソコンからUSBなどを接続して入れる
なお、ワンセグやフルセグ対応のスマホなら、SIMカードを入れなくてもテレビを視聴することができます。
あくまで放送の電波を拾っているだけなので、インターネットを介してデータ通信を行う必要もありません。
定額制サブスク音楽配信サービス
LINE MUSICなど、あらかじめデータを保存しておくタイプのサブスク音楽配信サービスであれば、SIMカードもWi-Fi環境も必要ありません。
ただし、音楽のストリーミングサービス(Apple MusicやAWAなど)を楽しむ場合は、Wi-Fi環境が必要です。
デジタルフォトフレーム
保存しておいた写真を写し出すデジタルフォトフレームは、古い機種でも1万円ほどと決して安くはありません。
その点、使わなくなったスマホなら、無料のデジタルフォトフレームとして再利用できます。
電子書籍リーダー
日常的にスマホで電子書籍を楽しんでいる方は、使わなくなったスマホを電子書籍専用にするのもおすすめです。
読みたい電子書籍をスマホの容量分たっぷり入れておくことができるので、リビングやベッドルーム、トイレなどに常備しておくことでいつでも読書を楽しめます。
ただし、オフラインで読めるのはダウンロード済みの書籍だけ。
新たな書籍を読むには、ダウンロード時にWi-Fi環境が必須です。
オフラインゲーム専用
常時データ通信が必要なオンラインゲームであれば、SIMカードもしくはWi-Fi環境が必要です。
これに対し、使わなくなったスマホにパズドラやモンストといったオフラインでプレイできるゲームアプリがインストールされている場合は、インターネットに接続していなくてもプレイすることができます。
ただし、たとえオフラインで利用できるゲームアプリでも、初回のネット認証時にはWi-Fiが必要になるケースがほとんどなので注意が必要です。
写真・動画撮影用
SNSにアップする写真や動画の撮影用デバイスとして再利用するのも、使わなくなったスマホの代表的な使い道です。
特に動画はデータの容量が大きいので、キャリアと契約しているスマホと分けておくことで長時間の撮影も可能になります。
もちろん、メインスマホのバッテリー残量を気にする必要もありません。
ボイスレコーダー
ボイスレコーダー代わりになるのも、人気の高い使い道です。
たとえば、iPhoneに標準搭載されている「ボイスメモ」アプリなら、SIMカードもWi-Fi環境も必要ありません。
相手に録音していると気づかれにくいのも、使わなくなったスマホの使い道として選ばれている理由なのでしょう。
おサイフケータイ専用
SIMカードやWi-Fi環境が不要なおサイフケータイとして再利用するのも、使わなくなったスマホの便利な使い道です。
ただし、チャージを行う際はWi-Fi環境が必要になるケースがほとんどなので、あらかじめ多めに入金しておいた方が良いでしょう。
格安スマホ
SIMカードが使えるのは、大手キャリアだけではありません。
格安SIMなら、国内主要キャリアの1/5ほどの料金で通話もネットも問題なく利用することができます。
▼基本料金の違い
- 大手キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク):月額5,000円ほど
- 格安スマホ:月額1,000円i以下~
ただし、全ての格安SIMが契約切れのスマホに対応している訳ではありません。
中には、スマホ本体の購入を条件にしているケースもあるので、契約前に確認しておきましょう。
使わなくなったスマホを再利用する時の注意点!
Wi-Fi環境課であれば、大部分の機能はSIMカードがなくても使用できます。
ただし、携帯番号での発着信といった「携帯キャリアの通信網を介する機能」は、基本的にSIMカードがなければ使用することができません。
▼注意点
- 通話・FAX・インターネット:固定電話の子機化やSIMカードの再契約、またはWi-Fiが必要
- SMS認証・アプリなどのアップデートやアクティベーション:SIMカードの再契約、またはWi-Fiが必要
まとめ
機種変更などを理由に、今はもう使わなくなった古いスマホ。
「何かに役立てないかな…」と思いつつ、気付いたら何台も溜まってしまった…という方も多いようです。
そんな時は、本記事でご紹介した使い道をぜひ試してみて下さい。
高額な料金を支払って購入したスマホだからこそ、再利用する方法を試して損はありません。