固定電話の安心感をスマートフォンの気軽さで
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●スマホで市外局番つきの固定電話番号を使って発着信できることをご存知ですか?
「固定電話=屋内」という時代は終わりを告げ、今では場所を問わずスマホからでも発着信できる「固定電話アプリ」が登場しています。
とくに、コロナの影響でテレワークが普及するにつれて、固定電話アプリのニーズも急増しているようです。
このサイトでは、固定電話アプリとはどのようなサービスなのか、メリット・デメリットを踏まえながら分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
固定電話の今と未来
結論から言うと、固定電話は今も変わらず必要とされているのが実情です。
しかもコロナの影響で働き方がガラリと変化して以降、固定電話の必要性・役割は「従来型」に留まらず、テレワーク対応型といった「新たなニーズ」へと拡大しています。
確かに、今は携帯電話が1人1台と言われるほど普及している時代です。
自宅やオフィスに電話回線を引いてはいるが「あまり使っていない…」、「ほとんどスマホだけ」という方も少なくありません。
中には、毎月支払う固定電話のランニングコストをもったいないと思われている方もいるでしょう。
だからと言って、安易に固定電話を解約して市外局番付きの電話番号を手放すのはおすすめできません。
建物の内部に引き入れる電話回線の契約件数が減っているのは事実ですが、固定電話番号を残しておくメリットは未だに健在なのです。
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固定電話の従来ニーズ
まずは、固定電話の基本的なニーズについて見てみましょう。
▼固定電話の必要性・役割(従来型)
- 大規模停電や地震など、災害時でも繋がりやすい
- 公私ともに、携帯電話の番号を公開しなくて済む
- 年配の親類など、連絡先としてスマホが不適切な方もいる
- 社会的信頼性の証明になる
- 法人用の銀行口座を開設する際に有利
上記の通り、固定電話は今も昔も変わらず個人宅・法人の両方にとって必要とされているのが分かります。
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固定電話の新たなニーズ
一方、固定電話の新たなニーズとしては下記のような使い方が挙げられます。
▼固定電話の必要性・役割(新たなニーズ)
- 外出中でもスマホから固定電話番号で発着信したい
- 固定電話回線を通さず、スマホでFAXの送受信を行いたい
- テレワーク中の在宅スタッフに、会社の代表番号にかかってきた電話応対を任せたい
- 在宅スタッフ間の通話を、オフィス内のように無料の内線にしたい
- 1つの代表電話番号を、複数の拠点で共有したい
つまり、固定電話には「多様化する働き方に合わせてフレキシブルに使いこなしたい!」という新たなニーズが生まれているのです。
在宅ワークがデフォルトになりつつある現代では、スマホの固定電話化が強く求められているのも当然かもしれません。
そこで新たに登場したのが、加入電話よりも割安なうえスマホが固定電話の子機代わりになる「固定電話アプリ」です。
固定電話は家の中でしか使えないという時代は終わりを告げ、今では外出先からでもスマホを使って市外局番付きの電話番号で発信したり受信したりすることが可能になっています。
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固定電話VSスマホ!メリット・デメリットを比較
携帯電話の便利さに慣れている世代にとって、既存の固定電話は「使い勝手の悪い通信手段」と認識されているようです。
とくに、コロナの影響で働き方に柔軟性が求められる今の時代に、起業する方にとっては尚更でしょう。
そもそも、なぜ既存の固定電話では現代の働き方に対応しきれないのか、その理由はスマホに比べて様々な面でデメリットが目立っているからです。
そこでここからは、下記7項目について固定電話とスマートフォンを比較してみました。
項目 | 固定電話 | スマートフォン |
---|---|---|
導入方法 | × 工事が必要 | ◎ 工事が不要で即日OK |
社会的信用 | ◎ 所在地が担保されている分、高い | × 所在地の確証がない分低い |
災害時 | ○ 電源さえ確保できれば繋がり易い | △ 回線が混み合っていると繋がりにくい |
利便性 | × 屋内でしか使えない | ◎ 場所を問わず使える |
固定費 | × 利用頻度に対して割高 | ◎ 全ての機能を踏まえると割安 |
通話料金 | × 距離が遠くなるほど高額になる | ◎ 無料のプランあり |
迷惑電話 | × 営業や詐欺などに狙われやすい | ◎ ターゲットになりにくい |
上記の結果から、スマホの方が固定電話よりメリットが多いのは一目瞭然。
言い換えれば、スマホで固定電話が操作できれば全ての問題は解決するのです。
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携帯番号はビジネスに不適切?7つのリスクとは?
固定電話の必要性は、家庭用よりも法人の方が高いのが実情です。
なぜなら、ビジネスシーンでは携帯電話番号よりも固定電話番号の方が適しているから。
実際、携帯番号をビジネス用として使用すると、下記のようなリスクが伴います。
▼携帯番号をビジネス利用するリスク
- クライアントや取引先から「架空オフィスでは?」と疑われる
- 携帯番号で「法人口座」が開設できる金融機関は、ほぼ無い
- 携帯番号で「融資」が受けられる金融機関は、ほぼ無い
- 事業拡大につき後から固定電話を追加すると、登記変更が面倒
- スマホを紛失した際、個人情報の漏えいリスクが高い
- 就業時間外の対応を余儀なくされる
- スタッフ間の通話が有料になる
起業時には固定電話を引かずスマホだけで対応していたものの、上記のような問題に直面した結果、後から固定電話番号を取得したという方も珍しくありません。
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固定電話のデメリットを解決するサービスとは?
固定電話には下記のようなデメリットがありますが、その全てを解決してくれるのが「クラウドPBX」の一種である「固定電話アプリ」です。
▼固定電話のデメリット
- 初期工事が必須で、導入費の負担が大きい
- 留守番している子供や高齢者が、セールスや詐欺のリスクに晒される
- 受付やデスクなど、設置場所に配置する人件費がかかる
- 取り次ぎ、折り返し時にミスが起こりやすい
- 留守中に電話を取り逃がすと、ビジネスチャンスが低減する
- 転送電話の月額オプション料、通話料金の負担が大きい
中でも厄介なのが、1番の初期工事と導入費用です。
一昔前は、オフィスを構えるために「物件を購入または賃貸する」+「固定電話回線を引く」ことが当たり前のようにセットになっていました。
しかし、今ではコロナに対応すべく場所に囚われない働き方が一般的になり、固定電話を持つことが当たり前ではなくなったのです。
働き方が目まぐるしく変化する現代では、より簡単・短時間で導入でき、なおかつ固定電話番号が入手できるフレキシブルな通信手段が求められています。
その点、敷設工事が不要なクラウドPBXなら遥かに導入コストが節約できるのはもちろん、何よりスマホさえあれば最短10分で固定電話番号が入手できるのです。
クラウドPBXが登場した当初は、仕組みが複雑で素人向きとは言えないサービスもありましたが、今ではITが苦手な方でも扱いやすいよう操作方法がシンプル化され、ダウンロードするだけで使用できるようになった「固定電話アプリ」が主流になっています。
▼代表的な固定電話アプリ
- 03plus
- クラコール
- CITVPlus
- ナイセンクラウド
- GoodLine
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転送サービスとの違い
外出先でも対応できるという共通点から、「固定電話アプリ」と「転送サービス」を混同されている方も多いのではないでしょうか。
両者には明確な違いがあり、固定電話アプリの方が転送電話よりも現代のビジネスシーンにマッチしています。
この根拠として、転送サービスにはない固定電話アプリの優位性について見てみましょう。
▼「固定電話アプリ」の方が優れている理由
- 転送料金が発生しない
- テレワークに便利な複数端末への転送
- 固定電話番号で折り返せる
- 機能のオンオフ設定が不要
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転送料金が発生しない
決定的な違いは、「固定電話で受信してから切れるまでの通話料金」です。
転送サービスの場合は、たとえセールスや間違い電話であっても通話料金が発生し、加入者が支払い義務を負います。
一方、固定電話アプリには「転送」という概念がありません。
たとえ第三者からの着信でもあくまで「無料の内線」扱いとなるため、加入者が支払うべき通話料金は発生しないのです。
もちろん、同じ固定電話番号を共有している端末であれば、「在宅ワーク中のスタッフ同士」も「住所が異なる支店間」も無料の内線として通話できるため、通信費が大幅に削減できます。
ちなみに、NTT東西が提供しているボイスワープのような転送サービスは月額オプション料金が発生しますが、ほとんどの固定電話アプリは基本機能に含まれているので固定費も発生しません。
テレワークに便利な複数端末への転送
固定電話アプリがテレワークを導入している企業に選ばれている最大の理由は、何と言っても場所を問わず複数の端末に転送できるからでしょう。
そもそも転送サービスは、あらかじめ設定しておいた特定(1つ)の携帯電話にしか転送できません。
これに対し、固定電話アプリならスタッフが異なる場所に居ようと複数のスマホで同時に呼び鈴が鳴るため、手が空いている人が対応できます。
もちろん受信するスマホを1つに限定すれば、月曜日は渋谷区に住むAさん、火曜日は足立区に住むBさんなど、会社の電話番を当番制にすることも可能です。
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スマホから固定電話番号で折り返せる
転送サービスの利用者が外出先から折り返し電話をする際、相手のディスプレイに通知されるのはスマホの電話番号です。
一方、固定電話アプリの場合は、スマホからでも固定電話番号を使って折り返すことができるので、社会的信用を疑われるリスクがありません。
機能のオンオフ設定が不要
転送サービスでは、転送機能のオンオフ設定を手動で切り替える必要があります。
一日中オフィス内で仕事をされている方は切り替えの必要があまりないのですが、営業職の方などは外出の度に切り替える手間があり、「うっかり忘れて大事な電話に出られなかった!」という失敗談も珍しくありません。
だからこそ、多くの企業がスタッフ毎にビジネス専用の携帯電話を配付する、スマホの2台持ちを導入していたのでしょう。
その点、固定電話アプリには切り替え作業がなく、いつでもかかってきた電話に対応できるため、プライベート用とビジネス用に分けて2台のスマホを持ち歩く必要がありません。
2台持ちはスマホを置き忘れた際の情報漏洩が大事になりがちですが、紛失リスクが低い固定電話アプリならセキュリティ面も安心です。
起業・テレワークに最適!固定電話アプリにできること
固定電話アプリとは、普段から持ち歩いている手持ちのスマホが置き型電話機の代わりになる新しい通話サービス、クラウドPBXの一種です。
導入すると具体的にどのようなことができるようになるのか、代表的な8つのメリットをピックアップしてみました。
▼固定電話アプリのメリット
- スマホだけで市外局番つき電話番号が取得できる
- アプリをダウンロードするだけ
- スマホで固定電話番号の発着信が可能
- 携帯番号との使い分けも簡単
- 1つの番号を複数端末で共有できる
- 「1対多数」での通話も可能
- ビジネスフォン並みの機能
- 海外からでも割安で使える
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スマホだけで市外局番つき電話番号が取得できる
最大のメリットは、何と言ってもスマホしか持っていない人でも市外局番つきの固定電話番号を新たに取得できる、という点でしょう。
つまり、固定電話アプリは電話回線を建物内に引き入れる工事が不要なので、起業時だけでなくオフィスを移転する際もムダな導入費用の支払いが発生しません。
メジャーな固定電話アプリなら番号ポータビリティーにも対応していますので、手持ちの電話番号を変更する必要もありませんが、サービスの提供エリアは「首都圏特化型」から「全国網羅型」まで、アプリによって異なっています。
出勤スタイルからリモートワークに移行したように、変化する働き方に合わせて柔軟に対応するには全国シェアの固定電話アプリが最もおすすめです。
アプリをダウンロードするだけ
始め方はとても簡単で、サービスを提供している企業が開発したアプリをダウンロードして簡単な設定を済ませるだけ。
お使いのスマホがあれば、手軽に導入・利用できるのが強みです。
従来の固定電話回線は、工事や端末の準備など導入の費用・手間・時間がネックになっていました。
その点、固定電話アプリは工事が不要なのはもちろん、特別な付属品を購入する必要がない分、余計な導入コストがかかりません。
しかも、サービスによっては申し込み手続きが最短10分で完了するため、その日から使用できるようになります。
スマホで固定電話番号の発着信が可能
利便性が向上する最大の要因は、たとえ外出中でもスマホで固定電話番号の発着信ができるという点でしょう。
スマホを固定電話のコードレス子機として持ち歩くと言った方がイメージしやすいかもしれません。
手持ちのスマホで受信できるので「取り次ぎのミスが減った!」「折り返す手間が省ける分、業務効率がアップした!」と利用者の評判も上々です。
在宅ワーク中の社員が自宅から会社の代表番号で発信できるのも、固定電話アプリならではの強みと言えるでしょう。
こちらから発信すると相手のディスプレイに市外局番つきの電話番号が表示されるので、携帯番号のように「架空オフィスでは?」と不信がられる心配もありません。
1人暮らしの就活生にとっても、応募した企業からの連絡を逃すリスクが避けられるのは、大きな安心材料になります。
携帯番号との使い分けも簡単
スマホで固定電話番号を扱えるようにした後も、携帯番号は従来通りに使用することができます。
固定電話が利用できる機能がスマホにプラスされるイメージです。
本来のスマホ機能を保ちつつ固定電話番号での通話が可能になるので、2台持ちの煩わしさから解放されるのも魅力の1つ。
手作業で切り替え設定をしなくても、自動で携帯番号と固定電話番号が1台のスマホで使い分けられるようになっています。
もちろん、呼び出し音の使い分けも可能です。
1つの番号を複数端末で共有できる
5つ目のメリットは、1つの電話番号を複数かつ多種多用なデバイスで共有できるという点です。
スマホはもちろん置き型電話機・タブレット・PC、サービスによってはFAXや複合機と連動させることもできます。
▼固定電話アプリの導入例
- 大規模コールセンター:複数の端末で、一斉に呼び鈴を鳴らす
- テレワーク:当番日ごとに、各スタッフが自宅で会社の代表電話を受信する
「1対多数」での通話も可能
単純に通話するだけなら、従来の転送サービスでも最低限の対応はできるでしょう。
ただし、転送サービスはあくまで「1対1」の通話が大前提。
テレワークやオンライン化などが当たり前になった現代では、より便利な「1対多数」通話のニーズが急増しています。
だからこそ、Zoomやスカイプのように「1対多数」での通話機能を搭載した固定電話アプリが人気を集めているのでしょう。
クライアントとの打ち合わせやグループミーティング、社内会議など複数人で会話できる分、業務の効率化が図れます。
ビジネスフォン並みの機能
初期の固定電話アプリは通話機能だけに特化していたため、主に個人宅用として利用されていました。
しかし、コロナ過でビジネス形態が変化し、テレワークやオンライン会議がデフォルトになって以降は、むしろ法人ユーザーの方が急激に増加しています。
その背景にあるのが、「ビジネスフォン並みの機能」を備えた固定電話アプリの台頭です。
▼固定電話アプリで使えるビジネス機能の一例
- 転送ミスを防ぐ「パーク保留」
- 営業時間や休日を告知する「時間外アナウンス」
- データによる「FAXの送受信」
- 在宅勤務に最適な「労務管理システム」
これだけの機能が利用できるのですから、フリーランスや個人事業主はもちろん大規模コールセンターで固定電話アプリが導入されているのは当然かもしれません。
海外からでも割安で使える
固定電話アプリでは端末同士の通話が内線として扱われるため、通話料金が発生しません。
しかも、一部のアプリに限っては国内に限らず「海外」も無料内線の対象に含まれています。
一例として、「03plus」の通話料金について見てみましょう。
▼「03plus」の通話料金
- 登録済みの端末同士(国内から国内へ発信):無料
- 登録済みの端末同士(海外から国内へ発信):無料
- 登録済みの端末から第三者への発信(国内から国内へ発信):ひかり電話の国内料金と同じ
- 登録済みの端末から第三者への発信(海外から国内へ発信):ひかり電話の国内料金と同じ
「個人輸入業者」や「海外に支社を構えている企業」の多くが、固定電話アプリを導入した目的として国際電話の費用削減を挙げています。
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