固定電話をスマホで受けるおすすめの方法は?

固定電話をスマホで受けるサービスとは!?

固定電話への着信をスマホで受けるサービスは、リモートワークが普及するにつれて需要が高まっています。

もっともスタンダードな手段はボイスワープなどの転送電話ですが、毎月オプション料金が発生するうえ通話料金が自己負担になるのが難点。

そこで今回は、オフィスや自宅に設置してある固定電話への着信をスマホ受ける方法や転送時の通話料金を無料にする方法などをご紹介します。

企業にとって固定電話番号が必要な理由

個人宅と企業とでは、市外局番付き固定電話番号の必要性に大きな差があります。

住宅用の利用率が低下の一途を辿っている反面、企業における固定電話番号のニーズは今でも高水準を保っているのが実情です。

なぜ市外局番付きの固定電話番号は企業にとって必要性が高いのか、その理由として以下のようなメリットがあげられます。

▼企業が固定電話番号を保有するメリット

  • 社会的信頼の向上
  • プライバシー保護(社員の携帯番号を開示しなくて済む)
  • 安価でFAXの利用が可能
  • 銀行口座の開設に有利

固定電話番号は市外局番と紐付いているため、保有しているだけで実在する会社であると証明が可能です。

携帯電話番号よりも社会的信頼度が高く、銀行口座を開設する際の必須項目となっています。

なお、企業における固定電話番号の必要性については、以下の記事でも詳しく解説しております。

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テレワークの普及で固定電話をスマホで受けるニーズが増加

世界的な感染症や働き方改革に伴うテレワーク化が、会社の規模を問わずさまざまな業種で導入されています。

さらに、テレワーク化に比例するように急増しているのが、固定電話への着信を社員のスマホで受けるサービスの需要です。

これらの状況について、以下の3項目に分けて解説していきます。

  • テレワークの長期化で転送需要がさらにアップ
  • 固定電話だけではテレワークに対応しきれない理由
  • リモートワークの時代に固定電話は不要なのか?

テレワークの長期化で転送需要がさらにアップ

テレワークが導入されるようになった当初は、あくまで「コロナが終息するまでの臨時的な対応」という見解が多数派でした。

しかし、一時的かと思われた在宅ワークという働き方を、多くの企業が「今後も継続する」とアナウンスしているのです。

なぜ多くの企業がテレワークの継続を示唆しているのか、その理由として下記の3点が挙げられます。

▼テレワークを継続する企業が多い理由

  • コロナが終息しても、今後のリスク管理として有効だから
  • 政府が推奨している「働き方改革」に即しているから
  • 退職者の再雇用、子育て世代の働き方として有用だから

つまり、固定電話への着信をスマホで受けるサービスは、今後も継続するであろう在宅ワークの必須ツールと言えるのです。

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固定電話だけではテレワークに対応しきれない理由

テレワークを導入しているのは、小規模オフィスだけではありません。

個人事業主から大手コールセンターにいたるまで、さまざまな規模の会社で用いられています。

注目すべきは、企業の規模を問わず固定電話だけではテレワークに対応しきれていない、という現実です。

▼固定電話だけでは不十分な理由

  • 電話の受付スタッフを、当番制で常駐させなくてはならない
  • オフィスに出勤していないスタッフへの取り次ぎに手間がかかる
  • 取引先からの電話内容を在宅スタッフへ伝える際、伝言ではズレが生じる
  • 在宅スタッフの携帯電話から折り返す必要があり、固定電話よりも通話料金が割高になる

場所を選ばない働き方がスタンダードになりつつある今だからこそ、固定電話にかかってきた着信をスマホで受けるサービスが求められているのです。

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リモートワークの時代に固定電話は不要なのか?

結論から言うと、利用する機会が減っているからといって固定電話が不要になった訳ではありません。

固定電話は企業だけでなく、個人の住宅にとっても多くのメリットを与えてくれる存在です。

確かに、スマホや携帯電話が普及している現代社会では、徐々に固定電話の必要性を感じることができなくなってきています。

スマホや携帯電話を一人一台持つようになり、大切な用事や急を要する連絡などが固定電話にかかってくることはほとんどなくなってしまいました。

とはいえ、まだまだ固定電話を残している個人宅・企業が大多数を占めているのが実情です。

なぜ固定電話はなくならないのか、その理由を「個人宅」と「企業」に分けてピックアップしてみました。

▼個人宅に固定電話を設置するメリット

  • 各種ローンの審査には家電の電話番号が必要になることが多い
  • キャッシングを申し込む際、携帯電話番号での申請よりも信用度が高くなる傾向がある
  • 災害などで携帯電話が受信できなくなった際、固定電話があると心強い

日常生活では、圧倒的にスマホや携帯電話の方が便利なため家電の存在は忘れがちですが、一般的に携帯電話やスマホよりも災害に強いツールと言われています。

そんな非常時のために家電を設置しておくのは、賢い選択だと言えるでしょう。

一方、企業にとって固定電話を設置する最大のメリットは「信用度」です。

▼会社に固定電話を設置するメリット

  • 企業の信用度を確保するには、市外局番つきの固定電話番号が必須
  • 災害時の通話、およびデータ通信の確保

090や080から始まる携帯電話番号を会社の代表電話として設定していると、「実態のない会社なのでは?」と疑われかねません。

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固定電話の着信をスマホで受ける3つの方法

オフィスに設置してある固定電話への着信をスマホで受ける方法は、大きく分けて下記の3種類があります。

▼固定電話の着信をスマホで受けるサービス

  • 通信キャリアの転送電話サービス
  • 050番号のIP電話アプリ
  • クラウドPBX(固定電話アプリ)

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通信キャリアの転送電話サービス

転送電話とは、NTT東西をはじめとする固定電話の通信キャリアが提供しているオプションサービスの一種です。
ただし、以下の通り月額の固定費に大きな差はないものの、スマホへ転送する際の通話料金が契約者の負担になってしまうのがネックとなります。

▼転送オプションの料金相場

  • 毎月のオプション料金:事務用880円(ひかり電話なら550円)/住宅用550円
  • 通話料金(スマホへ転送):17.6円/1分
  • 通話料金(固定電話へ転送):8.8円/3分

固定電話で受信するだけなら発信者が通話料金を負担しますが、スマホへ転送してからの通話料金は自身または自社で負担しなければなりません。

つまり、たとえ間違い電話であろうとセールス電話であろうと、転送中の通話料金は自己負担になってしまうのです。

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050番号のIP電話アプリ

コストを極限まで抑えたい企業におすすめなのが、IP電話アプリで新たに050番号を取得する方法です。

050番号とはIP電話の一種で、固定電話番号としても携帯電話番号としても利用できる特性を持っています。

IP電話アプリで発番した050番号は月額料金が非常にリーズナブルで、なかには無料のサービスもあるほどです。

ただし、市外局番が含まれていないため社会的な信頼度は低く、金融機関で口座を開設する際の届け出番号としては不適切とされています。

会社の代表電話番号に市外局番付きの固定電話番号を確保しつつ、キャンペーンなど期間限定の窓口用には安価な050番号を新設する、といった具合に使い分けて費用を節約するのも賢い方法です。

クラウドPBX(固定電話アプリ)

一方、クラウドPBX(固定電話アプリ)には、基本的に転送という概念がありません。

したがって、あらかじめ登録しておいたデバイス同士の通話は「無料の内線」として扱われます。

つまり、社外へ持ち出せるスマホを、事務所の各デスクに設置してあるビジネスフォンの子機として活用できるのです。

「スマホで受ける=外線を内線として回している状態」という関係性が成り立っているため、たとえ外出中であっても通話料金は無料となり、別途オプション料金も発生しません。

サービスによっては、IP電話機のオプションもあるので、「社内の固定電話機器は残しておきたい」というニーズにもこたえられます。

▼転送オプションの料金相場

  • 毎月のオプション料金:0円(転送ではないため)
  • 固定電話の着信をスマホで受けたときの通話料金:0円(相手負担)

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クラウドPBXで固定電話をスマホで受けるメリット

前述した通り、固定電話の着信をスマホで受ける方法の内、もっともおすすめなのはクラウドPBX(固定電話アプリ)です。

その理由として、以下5つのメリットがあげられます。

  • 場所を問わず電話対応が可能
  • ワンオペで留守がちでも確実に受信できる
  • 伝言ミスや対応の遅延を防げる
  • 通信コストを削減できる
  • 電話番スタッフの人件費を削減できる

場所を問わず電話対応が可能

クラウドPBX(固定電話アプリ)の最大の強みは、場所を問わず電話対応が可能なところです。

スマホがビジネスフォンの子機代わりになるため、自宅でのリモートワーク中であっても出張中であっても、会社の代表番号にかかってきた外線電話を個人のスマホで直接受けることができます。

同じく、本社の代表電話にかかってきた外線を、支社の固定電話で受けることも可能です。

ワンオペで留守がちでも確実に受信できる

SOHOやフリーランサーはすべての業務をオーナーが1人で兼任しているため、どうしても自宅やオフィスが不在になりがちです。

もし、留守中に大切な取引先から代表番号に電話がかかってきたら、受信できなかったばかりに大きな機会損失に繋がりかねません。

その点、クラウドPBXなら固定電話番号をスマホで扱えるため、たとえ外出中でも確実に受信することが可能です。

伝言ミスや対応の遅延を防げる

固定電話の着信を社員が契約しているスマホで受信できるクラウドPBXなら、担当者と直に通話できるため伝言よりも内容にズレが生じません。

第三者が介在しない分、取引先の要望に素早く対応できるようになるのも大きな魅力です。

固定電話の着信を直接スマホで受けることができるクラウドPBXは、法人にとって「トラブルの回避」と「顧客満足度の向上」の両方に役立ちます。

通信コストを削減できる

通信コストを大幅に削減できるのも、クラウドPBXの代表的なメリットです。

転送電話サービスとは違い、550~880円ほどのオプション料金はもちろん、事前に登録さえしておけば端末間の通話料金も無料となります。

また、クラウド上に仮想のPBXを構築しているため、高額な構内電話交換機の購入費や設置工事費も不要です。

だからこそ、クラウドPBXは「初期投資」と「ランニングコスト」の両方を最小限に抑えたい企業に選ばれているのでしょう。

電話番スタッフの人件費を削減できる

電話番スタッフの人件費が削減できるのも、クラウドPBX(固定電話アプリ)ならではの魅力です。

コロナ禍を経た現代では多くの企業がテレワークを導入していますが、電話番のためだけに人件費が発生するのが難点。

企業によっては当番スタッフが全部署の電話対応を一手に引き受けなければならないため、通常業務の「質」が低下しがちです。

その点、オフィスの着信をスマホで受けることができるクラウドPBXなら、自宅でテレワーク中のスタッフ全員で手分けすることができます。

クラウドPBXで固定電話をスマホで受けるデメリット

一方、クラウドPBXで固定電話をスマホで受けるデメリットとして、以下の2点が挙げられます。

  • ネット環境が不安定だと通話品質が低下する
  • サービスによってセキュリティリスクの程度が違う

ネット環境が不安定だと通話品質が低下する

IP電話の一種であるクラウドPBXは、インターネット回線を介して通話するサービスです。

したがって、インターネット環境の影響を受けやすく、通信環境が不安定だと通話品質も低下してしまいます。

とくに、Wi-Fiの電波が弱いエリアをはじめインターネット回線そのものが混み合っている時間帯では、音声が途切れたり雑音が入ったりするため、注意が必要です。

対処方については以下の記事で詳しく解説しております。

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サービスによってセキュリティリスクの程度が違う

クラウドPBXで固定電話をスマホで受ける2つ目のデメリットは、サービスによってセキュリティリスクのレベル差があることです。

ベンダーごとに独自のセキュリティ対策を講じているため、通信の暗号化やアクセス制限などを採用している安全なクラウドPBXを選びましょう。

スマホで固定電話の受信・発信ができるおすすめのクラウドPBX3選!

最後に、スマホで固定電話の受信・発信ができるおすすめのクラウドPBXとして、以下3つのサービスをご紹介します。

  • 03plus
  • GoodLine
  • クラコール


03plus

03plus

▼03plusが向いている企業

  • 顧客満足度が高いクラウドPBXを求めている企業
  • 時間外アナウンスなど、充実したオプションを求めている企業
  • パーク保留を使って、番号を共有している社外スタッフへ回したい企業
  • 海外から日本への通話料金を節約したい企業

「03plus」は取得できる市外局番の幅広さ、ビジネス向け機能の豊富さ、通話品質のどれをとっても業界トップレベルのクラウドPBXです。

その優秀さは、10万以上のユーザー数や97%の継続率といったファクトデータで証明されています。

海外から国内への発信も通話料金が無料となる内線あつかいになるため、個人の輸入業者はもちろんグローバル展開している企業からも、通信費が大幅に削減できる貴重なサービスとして高く評価されています。

まずは、お試し期間として提供されている「0円スタートプラン」で使用感を確かめてみてはいかがでしょうか。

25日間に限り、初期費用・基本料金が無料となっています。

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GoodLine

▼GoodLineが向いている人

  • キャンペーンなど、短期の用途で使いたい企業
  • 外部の業務システムやアプリと連携したい企業

「GoodLine」は、特設窓口として短期で導入したい企業におすすめのクラウドPBXです。

一般的なクラウドPBXは6カ月~1年ほど契約期間の縛りを設けていますが、GoodLineなら最短1カ月契約が可能なため、キャンペーンやイベント用としては最適と言えるでしょう。

また、連携できる外部システムが豊富なのもGoodLineならではの強みです。

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クラコール

▼クラコールが向いている企業

  • 少ない端末を効果的に使いたい企業
  • 柔軟性の高いクラウドPBXを求めている企業
  • 30日間の無料お試しプランで、使い勝手を確認してから契約したい企業

「クラコール」は、フリーランスやSOHOといった小規模事業主におすすめのクラウドPBXです。

スマホ1台から対応しているうえ最短1カ月~導入できるため、手軽に導入できる手軽さが群を抜いています。

その一方で、到達率・開封率が高い「クラコール SMS」や通話料金のコスト削減に特化した「クラコール SIP trunk」などの姉妹サービスも提供しており、ニーズに合わせたカスタマイズも可能です。

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固定電話の着信をスマホで受けるサービスで業務を効率化!

固定電話を利用する機会が減っているのは周知の事実です。

しかし、企業にとっての固定電話は社会的信頼度を確保するツールとして欠かせません。

より効率的な運用を目指しているなら、多くの機能を持つスマホと固定電話を連携させてみてはいかがでしょうか。

固定電話をスマホで受けることができれば、機会損失のリスクも軽減されるはずです。