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固定電話から携帯へ転送する方法3選!
固定電話に着信した外線が携帯電話で受けられるようになる転送機能。
確かに、転送機能は携帯が普及しはじめた数十年前から多くの方に利用されていますが、テレワークという働き方がデフォルトになった今では、物足りなさや不便さを感じている方も多いようです。
そこで今回は、転送電話の基本的な種類や設定方法による違いを踏まえたうえで、3つの転送方法についてご紹介します。
転送電話の種類は大きく分けて2つ!
転送電話を大きく分類すると、下記の2種類に分けられます。
▼転送電話の種類
- 外線転送:固定電話または携帯電話の着信を、「別の電話番号」へ転送する
- 内線転送:固定電話または携帯電話の着信を、「同じ電話番号で紐づいている別の端末」へ転送する
NTTのボイスワープのように、会社の代表番号に着信した外線を電話番号が異なるスマホで受ける場合は「外線転送」にあたります。
つまり、最初に着信した電話番号と転送先の電話番号が、同じか異なるかで区別しているのです。
転送電話を設定方法で分類!
一方、転送電話を「設定方法」で分類すると、下記の2種類に分けられます。
▼設定方法の分類
- 応答後転送
- 自動転送(無条件転送/無応答時転送)
応答後転送
応答後転送とは、一度は固定電話で受信した外線を「手動」で転送する方法です。
一般的な法人では、最初にオフィスで電話番をしているスタッフが対応してから担当者に外線をまわしますが、これが応答後転送にあたります。
あくまで「人」を介して転送するためオプション料金などは発生しないものの、むしろ人件費やビジネスフォンの導入費用の方が割高になります。
自動転送
自動転送とは、文字通り人を介さず自動的に実行される転送を指しており、内訳として下記の2種類が存在します。
▼自動転送の種類
- 無条件転送
- 無応答時転送
無条件転送
無条件転送とは、最初に着信した電話機で呼び鈴を鳴らさず、あらかじめ登録してあった固定電話もしくは携帯電話へ直接転送する仕組みを指しています。
「留守中に固定電話で着信した外線を携帯電話で受けたい!」という方に選ばれているのが、この無条件転送です。
無応答時転送
無応答時転送とは、設定した条件に沿って転送する仕組みです。
たとえば、最初に着信する固定電話に「5コール後に転送」という条件を設定した場合は、下記のようになります。
▼無応答時転送の一例
- 5コール以内に応答した場合:そのまま会話ができる
- 5コール以内に応答しなかった場合:登録しておいた固定電話、または携帯電話に転送される
「留守中の着信は逃したくないが、転送のON/OFFを切り替えるのが面倒!」という方におすすめの方法です。
外線を固定電話から携帯へ転送するメリット
そもそも、固定電話で受信した外線を携帯へ転送すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか?
ここでは、代表的な3大メリットについて見ていきましょう。
▼メリット
- テレワーク・リモートワークの電話応対に最適
- 外出中でもビジネスチャンスを逃さない
- 伝言・取次ミスを防げる
テレワーク・リモートワークの電話応対に最適
コロナ禍をきっかけに、テレワーク・リモートワークが全国的に普及しました。
感染状況は落ち着きを取り戻しつつありますが、多くの企業が今後も在宅ワークを継続する見通しです。
しかし、テレワーク・リモートワークがデフォルトになったにもかかわらず、「電話対応のために交代で出社しなければならない!」「テレワーク中の社員が自宅で代表電話を受信できれば出社しなくて済むのに…」といった声が後を絶ちません。
その点、オフィスの固定電話から社員の自宅もしくは携帯電話に転送できれば、わざわざ出社しなくても外線電話に応答できるのです。
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外出中でもビジネスチャンスを逃さない
転送電話の最大のメリットと言えば、何と言っても外出先でも受信できるという点でしょう。
とくに、外回りが多い営業マンをはじめ、ワンオペ経営のSOHOやフリーランスはオフィスを留守にしがち。
たとえ外出中でもオフィスの固定電話にかかってきた外線をスマホで受信できれば、貴重なビジネスチャンスを逃す心配も早く帰社しなければと焦る必要もありません。
さらに、担当者が直接かつタイムリーに対応できるので、顧客満足度もアップします。
伝言・取次ミスを防げる
伝言や取次ミスを防げるのも、転送電話ならではのメリットでしょう。
相手の氏名・打ち合わせの場所や日時・注文の数量など、情報の伝達には常に正確性が求められます。
ビジネスにおいては、些細な認識のズレから取引が台無しになることもあるのです。
その点、転送電話なら担当者が直接対応できる分、情報が正確に把握できるのはもちろん、相手の話し方から微妙なニュアンスを汲み取ってトラブルを回避することもできます。
固定電話への着信を携帯へ転送する方法3選!
固定電話に着信した外線を携帯電話へ転送する方法は、主に下記の3種類があります。
▼転送方法
- 通信キャリアの転送サービス
- 転送機能付き固定電話機
- 固定電話アプリ(クラウドPBX)
通信キャリアの転送サービス
電話回線の3大キャリア(NTT・ソフトバンク・KDDI)では、固定電話のオプションとして転送機能が提供されています。
転送機能を利用するには契約が必要になるため、まずはご利用の固定電話がどのキャリアを使用しているか確認しましょう。
NTT・ソフトバンク・KDDの転送料金を比較
各キャリアの転送オプション料金は、下記の通りです。
▼固定電話回線の転送サービス
キャリア | サービス名 | 月額料金(税込) |
---|---|---|
NTT東日本・西日本(アナログ・ISDN回線) | ボイスワープ | 住宅用550円/事務用880円 |
NTT東日本・西日本(ひかり電話) | ひかり電話ボイスワープ | 550円/住宅用・事務用 |
ソフトバンク(おとくライン) | 多機能転送サービス | 住宅用550円/事務用880円 |
ソフトバンク(ホワイト光電話) | 多機能転送サービス | 550円/住宅用・事務用 |
KDDI光ダイレクト(auひかり電話) | 着信転送 | 550円/住宅用・事務用 |
転送電話の設定方法は、各キャリアのリンク先でご確認下さい。
なお、転送中の通話料金は転送元(外線が最初に着信した固定電話)の負担となります。
一方、携帯電話で転送オプションを使用する場合の月額料金はどのキャリアも無料ですが、転送中の通話料金は契約者の負担です。
▼携帯電話の転送サービス
キャリア | 月額料金 | 申し込み |
---|---|---|
NTTドコモ | 無料 | 必要 |
Softbank | 無料 | 不要 |
KDDI(au) | 無料 | 不要 |
前述した無条件転送や無応答転送だけでなく「電波圏外」も用意されていますので、海外出張中や商談中だけ電話代行サービスに転送することも可能です。
転送先の登録方法については、各キャリアのリンク先でご確認下さい。
通信キャリアの転送サービスを使用する問題点
固定電話の回線キャリアが提供している転送サービスは、手軽に導入できるのが魅力。
その反面、下記のような問題点も軽視できません。
▼問題点
- たとえ不要な営業電話でも、固定電話の契約者が転送中の通話料金を負担しなければならない
- 1度に複数の端末で呼び鈴を鳴らすことができない
- 基本的に転送先が1番号しか設定できないので、電話応対の負担が1人に集中する
- 転送できるのは外線のみなので、スタッフ間の内線は転送できない
- 携帯から折り返す場合、会社の固定電話番号から発信できない
- 通話は転送できても、書類の捺印やFAXの受け取りのために出社する必要がある
転送機能付き固定電話機
2つ目の方法は、オフィス内の固定電話だけでなく携帯へも転送できるビジネスフォンの導入です。
最近では、転送機能を備えた固定電話も家庭用として販売されています。
市販品を選ぶときは、「転送機能付き」または「スマホ連動機能付き」の電話機を選びましょう。
おすすめの転送機能付き固定電話機
ここでは、家庭用として市販されているおすすめの転送機能付き固定電話機をご紹介します。
電話機能のみ、FAX付き、プリンター一体型の複合機など、用途に合わせてお選び下さい。
▼おすすめの転送機能付き固定電話機
- パナソニックRU・RU・RUデジタルコードレス電話機 VE-GDW54DL-W(子機1台/スマホ連動/Wi-Fi)
- パナソニックおたっくすデジタルコードレスFAX KX-PD102DL-R(子機1台/スマホ連動/Wi-Fi)
- ブラザー工業 プリンター A4インクジェット複合機 MFC-J939DN (FAX/スマホ・タブレット接続)
転送機能付き固定電話機の問題点
ビジネスフォンなどの転送機能付き固定電話機には、キャリアのオプション料金を支払わなく携帯で受信できるようになる、という大きなメリットがあります。
その一方で、下記のような問題点から別の方法を選択している方も少なくありません。
▼問題点
- 導入費用が高い(ビジネスフォンの相場は、本体・工事費を含めて数十万円)
- 固定電話の契約者が、転送中の通話料金を負担しなければならない
- 1度に複数の端末で呼び鈴を鳴らすことができない
- 基本的に転送先が1番号しか設定できないので、電話応対の負担が1人に集中する
- 転送できるのは外線のみなので、スタッフ間の内線は転送できない
- 携帯から折り返す場合、会社の固定電話番号から発信できない
固定電話アプリ(クラウドPBX)
最もおすすめなのが、固定電話アプリ(クラウドPBX)を使って転送する方法です。
その理由は、固定電話アプリ(クラウドPBX)の転送なら、他の方法が抱えている問題点をほぼ100%解決できるから!
下記の通り、クラウドPBXのメリットをピックアップしてみると、従来の転送で「不便だな…」「効率が悪い!」と思われていた問題点が、一通り解消されているのが分かります。
▼固定電話アプリ(クラウドPBX)で転送するメリット
- 転送中の通話料金は外線を発信した人が負担するので、通信料が節約できる
- 1つの電話番号を複数の端末で共有できるので、電話応対の負担が1人に集中しない
- 場所や端末の種類を問わず、同時に複数のデバイスで着信が受けられる
- 外線だけでなく、内線も転送できる
- 同じ電話番号を共有している端末同士の通話は、「無料の内線」扱いになる
- 携帯から折り返す場合、会社の固定電話番号から発信できる
- FAXも他の住所に転送できる
例えて言うなら、まるでビジネスフォンの機能をスマホに搭載して持ち歩くイメージです。
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転送に強い固定電話アプリなら「03plus」がおすすめ
すべての固定電話アプリ(クラウドPBX)には、転送に強いという共通点があります。
中でも、「転送によってテレワーク中の電話対応を改善したい!」という方に選ばれているのが「03plus」です。
03plusにはテレワークやリモーワークで課題だった電話対応を、より円滑にする便利な機能が備わっています。
▼「03plus」のメリット
- 着信(転送)だけでなく、固定電話番号を使って発信もできる
- 1つの電話番号を、異なる場所にいる複数名で利用できる
- 複数の電話番号を、異なる場所にいる複数名で利用できる(鳴り分け機能あり)
- 外出中の社員へ簡単に取り次げる「パーク保留」
- 複数の端末で受信できるので、テレワーク中の社員のスマホを使って「内線網」が組める
- 固定電話、スマホ、タブレット、PC、FAXなど、使える端末の種類が豊富
- 1つの電話番号が、通話用にもFAX用にもなる
- スマホで送受信できる「クラウドFAX」
さらに、「使いこなせるか不安…!」という方へ向けて、使用感が試せる「0円スタートプラン」も用意されています。
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まとめ
従来の方法でも固定電話で受けた外線を携帯、または別の場所に設置した固定電話へ転送することは可能です。
ただし、通信キャリアやビジネスフォンによる転送は、リモートワークがデフォルトになった現代に最適とは言い切れません。
フレキシブルに変化した働き方に合うよう、より効率的な電話対応を目指しているなら固定電話アプリ(クラウドPBX)も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。