固定電話の安心感をスマートフォンの気軽さで
- 固定電話の発着信をスマホで操作できるサービスを比較!
- > コラム一覧
- > IP電話がつながらない原因と対処法!固定電話アプリの繋がりやすさは?
IP電話がつながらない原因と対処法!固定電話アプリの繋がりやすさは?
IP電話は、通信コストを削減したい企業や手軽に電話番号を追加したい企業にとって、非常に魅力的な存在です。
その反面、「突然つながらなくなったらどうしよう…」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、IP電話がつながらない原因と対処法についてまとめてみました。
IP電話の一種である「固定電話アプリ」についても繋がりやすさの程度を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
IP電話とは
IP電話とはインターネットプロトコル(Internet Protcol)、平たく言えばインターネット回線を介して通話する通信システムです。
この章では、IP電話について以下の2項目に分けて解説していきます。
- IP電話の仕組み
- IP電話の種類
ちなみに、IP電話については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひご一読ください。
▼関連記事
IP電話の仕組み
IP電話は、以下の4ステップで通話できる仕組みになっています。
- VoIPゲートウェイを通じて、音声をIPパケットに変換
- インターネット上でIPパケットを受信する
- 着信側のVoIPゲートウェイが、IPパケットを電気信号に変換
- 電話機やスマホが、電気信号を音声情報に復元
IPパケットとは、Internet Protcol(インターネット上でデータをやり取りする際の通信ルール)に則って、小さく分割された「データのまとまり」のことです。
また、VoIPゲートウェイとは「VoIP」を利用するための「中継機器」を指します。
- VoIP:インターネット回線を利用して「音声データを送受信する技術」
- ゲートウェイ:異なるコンピュータやインターネット間を「中継する機器」
IP電話の種類
IP電話は、特徴によって以下の3種類に分けられます。
- 0ABJ型:総務省が定めた通話品質を満たした通信業者だけが発行できる、10桁のIP電話番号
- 050型:050から始まる11桁のIP電話番号で、通常の市外局番とは違い発信地を特定できない
- 電話番号不要型:LINEやSkypeなど、特定の電話番号を発行しなくても使えるIP電話
IP電話がつながらない原因4選
IP電話がつながらない主な原因として、以下の4つが挙げられます。
- インターネット回線がダウンしている
- 通信ケーブルがコンセントから抜けている
- 宅内設備に問題が発生している
- IDやパスワードの入力ミス
インターネット回線がダウンしている
IP電話がつながらない原因として最もありがちなのが、「インターネット環境」がダウンまたは不安定になっているケースです。
前述した通り、IP電話は電話線ではなくインターネット回線を通して繋がる仕組みになっています。
そのため、外出中に公共機関などで無料提供されているWi-Fiを使って通話しようとすると、ネット回線の混み合い具合によっては繋がりやすさが低下する場合もあるのです。
IP電話がつながらない時は、屋外・自宅・オフィスを問わず最初にインターネット環境の不具合を疑うべきでしょう。
なお、インターネット回線の影響でIP電話がつながらないと疑われる場合は、症状ごとに原因と対処法をまとめた以下の一覧表を参考にしてください。
症状 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
特定機器が接続されない場合 | ・主装置や無線LANルーターの接続不良 ・宅内設備の故障 ・通信ケーブルの劣化 ・スマホやPCなど、端末の設定ミスや故障 |
・主装置や無線LANルーターを再起動する ・宅内設備の初期化や修理 ・通信ケーブルの買い換え ・スマホやPCなど端末の再設定、または修理 |
社内全体で接続されない場合 | ・主装置や無線LANの接続不良 ・プロバイダが提供するインターネット回線に問題が発生している |
・主装置や無線LANを再起動する ・プロバイダに問い合わせ、現地調査など対応を依頼する |
スマホやタブレットの通信状態が悪い場合 | ・モバイル端末自体の通信状態が悪い ・通信制限がかかっている |
・アプリを再インストールする ・アプリの設定を確認する ・社内の担当部署に制限解除を依頼する |
通信ケーブルがコンセントから抜けている
意外と見落としがちなのが、ケーブルや通信設備のコンセントが抜けている「うっかりミス」です。
とくに、オフィスのレイアウト変更や席替えを行う際はビジネスフォンやPCも一緒に再配置するため、一度コンセントから外した通信ケーブルが抜けたままになっているケースも少なくありません。
宅内設備に問題が発生している
宅内設備のトラブルも、IP電話がつながらない代表的な原因です。
コンセントが接続されているにもかかわらずIP電話がつながらない場合は、以下のような宅内設備が故障している可能性があります。
- 主装置(IP-PBXやルーター)
- 無線LANルーター
- VOIPアダプター
IDやパスワードの入力ミス
アカウントIDやパスワードなどの入力ミスも、IP電話がつながらない原因です。
IP電話は基本的にアカウントIDとパスワードによって管理されていますので、入力ミスがあると当然ながら使用できません。
▼よくある入力ミス
- 入力する箇所を間違えている
- アルファベットの大文字と小文字の違い
- 小文字の「L(l))と大文字の「I」を間違えている
- 余分なスペースが含まれている
- 個人プランと法人プランの使い分けが間違っている(2契約の場合)
アカウント情報の入力ミスを予防するには、最も正確に入力できるコピー&ペーストがオススメです。
IP電話がつながらない時の対処法4選
IP電話がつながらない時は、以下の対処法を試してみましょう。
- 宅内設備を再起動する
- 無線LANの動作確認をする
- 解決しない場合はプロバイダへ問い合わせる
- 特定の機器だけがつながらない場合は交換する
宅内設備を再起動する
停電でもなく、コンセントも抜けていないのにIP電話がつながらない時は、宅内設備を再起動させてインターネット環境をリセットしてみましょう。
再起動する手順は使用している宅内設備によって異なりますが、一般的には以下の通りです。
- スマホやパソコンなど、端末の電源を切る
- 無線ルーターの電源をOFFにする
- 主装置の電源をOFFにする
- 5~10分ほど待ち、主装置→無線ルーターの順番で電源を入れる
- 各端末を起動し、インターネットに接続できるかを確認する
無線LANの動作確認をする
Wi-Fi環境でIP電話がつながらない場合は、無線LANの動作確認を行いましょう。
とくに、スマホやPCにWi-Fi接続のアイコンが表示されているにもかかわらずIP電話がつながらない場合は、無線LANルーターに何らかの不具合が生じたことで、インターネットに接続されていない確率が高いのです。
デバイス→無線LANの順番で電源を落とし、5~10分ほど待ってから逆の順番で再起動させてみましょう。
ちなみにスマホの場合は、Wi-Fiからモバイルデータに切り替えることで問題なくIP電話が使えるなら、無線LANルーターの接続不良もしくは故障している可能性が高いと判断できます。
解決しない場合はプロバイダへ問い合わせる
宅内設備を再起動したり、スマホやPCの設定状況を確認したりしてもIP電話がつながらない場合は、契約しているプロバイダのサポート窓口に問い合わせてみましょう。
各プロバイダはサポート窓口を設けており、最近ではLINEなどのチャットで対応してくれるケースも増えています。
電話の問い合わせ窓口が混み合っている、あるいはメールでの返信を待っている時間的な余裕がない場合は、レスポンスの早いチャットがおすすめです。
特定の機器だけがつながらない場合は交換する
スマホからは発信できるのにタブレットだけIP電話がつながらないなど、特定の機器だけ不具合が生じている場合は故障している可能性が高いため、交換を検討する必要があります。
ただし、まずは主装置・無線LANルーター・端末のすべてを再起動し、リセットした状態で動作確認を行うのがセオリーです。
それでも特定の機器だけ電源ランプがつかないなど、明らかにトラブルが発生している場合は、新しい機器に交換した方が良いでしょう。
ちなみに、主装置の交換はプロバイダとの契約内容によって無料か有料かが分かれるうえ、即日対応して貰えるとは限りません。
主装置の故障が疑われる場合は、早めにプロバイダへ連絡してみしょう。
固定電話アプリは繋がりにくい?
IP電話の一種である固定電話アプリとは、スマホだけで市外局番つきの固定電話番号が取得でき、場所を問わず発着信が可能な新しいタイプの通信サービスです。
結論から言うと、固定電話アプリは稀に繋がりにくいこともありますが、日常的に使う分にはほぼ問題なく繋がります。
たしかに、新しい通信手段だからこそ「繋がりやすさ」を不安視される方が多いのは当然かもしれません。
しかし、サービスによって多少の差はあるものの、メジャーな固定電話アプリなら基本的にインターネット環境さえ安定していれば、滅多なことで不具合は発生しません。
だからこそ、よりフレキシブルに使える固定電話アプリは、個人宅はもちろん新規でビジネスを立ち上げる個人事業主、さらには大手コールセンターやテレワークを導入している企業まで、あらゆるユーザー層においてシェアを伸ばしているのでしょう。
▼関連記事
固定電話アプリがつながらない原因と対処法
繋がりやすさに定評がある固定電話アプリですが、だからと言って常に100%の確率で不具合が発生しないと保証されている訳ではありません。
前述したIP電話がつながらない原因と対処法の他に、以下のような固定電話アプリならではの原因と対処法についても把握しておきましょう。
- スマホの設定に問題がある
- 最新版のアプリにアップデートしていない
スマホの設定に問題がある
スマホ側の設定ミスも、固定電話アプリが繋がらない代表的な原因です。
下記の項目に当てはまっていないか確認してみましょう。
▼スマホ設定の不備
- モバイルデータで通信制限がかかっている
- アプリの設定でモバイル通信がOFFになっている
- 端末の通話音量が「0」になっている
- 電話やマイクの接続を許可していない
- 端末が機内モードになっている
最新版のアプリにアップデートしていない
最新版のアプリにアップデートしていないのも、通話の繋がりやすさに影響を与える要因です。
ほとんどの固定電話アプリは旧バージョンでも通話自体はできますが、長期的にシステムの安定性が保たれるとは限りません。
頻繁に発生する事例とは言えないものの、「繋がりやすさ」や「通話品質」が低下するリスクを避けるには、できるだけ早急に最新版にアップデートしておいた方が安全です。
また、アプリシステムのメンテナンス時は、一時的に繋がりにくい現象が発生します。
契約しているサービス元から事前に告知されるので、お知らせメールはこまめにチェックしておきましょう。
03plusなら導入前に繋がりやすさが試せて安心!
固定電話アプリの繋がりやすさに不安を感じている方に最もおすすめしたいのが、無料で試せる0円スタートプランを提供している「03plus」です。
03plusの0円スタートプランなら、一定の制限はあるものの初期費用・基本料・通話料が発生しないため、最大31日間(申し込み~当月または翌月の25日まで)にわたって無料でサービスが試せます。
ちなみに、毎月20日が締日となっているため、より長く体験できるよう「21日~25日は申込できない」というルールが設けられていますので注意が必要です。
▼0円スタートプランのスケジュール例
- 6月1日申し込んだ場合:6月25日までの「25日間」
- 6月21日に申し込んだ場合:25日までの5日間しか使えないため、申し込みはできない
▼関連記事
まとめ
今回は、IP電話がつながらない原因と対処法について解説してきました。
IP電話はコスパの高さや導入のしやすさから、多くの企業が活用している人気の通信システムです。
その一方で、インターネット回線との接続が切れてしまったり設備に不具合が発生したり、つながらない原因も多岐に渡っています。
トラブルに備えて、IP電話がつながらない原因と適切な対処法について把握しておきましょう。