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固定電話番号だけ欲しい!最も簡単で低コストな方法は?
「固定電話番号だけ欲しい!」という方にとってネックになっているのが、導入の手間とコストです。
そこで今回は、どの方法がより簡単かつ低コストで固定電話番号が取得できるのか、検証してみました。
最短10分で新しい固定電話番号が取得できるサービスもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
固定電話番号が必要な理由
固定電話は、携帯電話に比べて使用する機会が減っていると言われています。
それにもかかわらず、今でも固定電話が「ないと困る」通信手段として認知されている理由は、以下のような強みがあるからです。
社会的な信用度が高い | 市外局番が含まれているため、契約者の所在証明になる |
登記の手間と費用がかからない | 携帯番号で登記すると、端末の紛失やキャリア変更によって番号が変わる度に再登記が必要 |
法人の口座開設に必要 | メガバンクを筆頭に、ほとんどの金融機関では携帯番号での法人口座開設を認めていない |
災害時の連絡手段になる | パンク状態になりやすい携帯回線の変わりになる |
上記のようなメリットがあるからこそ、「固定電話番号だけ欲しい!」というニーズが後を絶たないのでしょう。
なお、固定電話が必要とされる理由については、以下の記事でも詳しく解説しております。
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固定電話番号の種類
固定電話番号には以下の5種類があり、一般消費者として取得できるのは1~3番に限られます。
- 0ABCから始まる番号:市外局番から始まる番号
- 0AB0から始まる番号:フリーダイヤルやナビダイヤルなど、各電話会社が提供する「特殊サービス」の番号
- 0A0から始まる番号:「050」から始まる番号
- 1から始まる番号:119や110など、緊急性・安全性・公共性の高い番号
- 00から始まる番号:電話会社を選択する番号で、NTT東西以外を中継する際に「00××」を頭に付ける
固定電話番号を取得する方法4選
ここからは、固定電話番号を取得する4つの方法と、それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
- NTT加入電話のメリット・デメリット
- 直収電話のメリット・デメリット
- 光IP電話のメリット・デメリット
- 固定電話番号取得アプリのメリット・デメリット
NTT加入電話
固定電話番号を取得する方法として、最もポピュラーなのがNTTの加入電話です。
NTT東日本・西日本は元々アナログ回線を日本全国で展開していましたが、2024年1月からはIP網への移行がスタートしています。
NTT加入電話のメリット・デメリットは以下の通りです。
▼NTT加入電話のメリット
- 通信事業界、最大手の安心感
- 通信センターを分散し、トラブルに強い通信ネットワークを構築
- 電力供給が不要な電話機(黒電話など)なら、停電中でも利用できる
- すべての電話番号にかけることができる
- アナログ回線・デジタル回線ともに通話品質が高い
▼NTT加入電話のデメリット
- 電話加入権を購入しなければならない(税別36,000円ほど)
- プランによっては、装置の設置負担金が大きい
- 導入工事が必要で、申し込みから工事までに1~2週間ほどかかる
- IP網へ移行後、いくつかのサービスが廃止される
総括すると、安心感や通話品質を重視するならNTTの加入電話が一番ですが、導入の手間や工事の費用負担が大きなネックになっているのが実情です。
したがって、サクッと固定電話番号だけが欲しいという人には不向きと言わざるを得ません。
直収電話
直収電話とは、ソフトバンクの「おとくライン」やJ:COMの「J:COM PHONE」など、NTT東日本・西日本以外の通信キャリアが提供している固定電話を指しています。
NTT東西が保有している電話回線の内、使っていないドライカッパー回線を借り受けて、自社サービスとして提供しているのが特徴です。
直収電話には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
▼直収電話のメリット
- NTTの電話加入権が不要なため、導入費を節約できる
- 基本料金・通話料金ともに、NTTの固定電話サービスより割安
- NTTの加入電話と同レベルの通話品質
▼直収電話のデメリット
- 選択肢が少ない
- 対応していない地域もある
- フリーダイヤルなど、一部の電話番号へ発信できないサービスもある
- NTT東西から乗り換えると、オプションを再契約する必要がある
NTTの加入電話と同じく工事が必要なため、「簡単かつ短時間で固定電話だけ欲しい!」という人にはハードルが高い方法と言えるでしょう。
光IP電話
固定電話番号を取得する3つ目の方法は、NTTのひかり電話をはじめとするIP電話の契約です。
光回線のインターネットを活用する通話システムで、050から始まる固定電話番号だけでなく、「03」や「06」といった市外局番付きの固定電話番号を取得することもできます。
以下は、光IP電話の主なメリット・デメリットです。
▼光IP電話のメリット
- 大容量の光回線を使用しているため、通話品質が高い
- NTTの加入電話よりも、基本料金や通話料金が安い
- 通常のIP電話とは違い、緊急電話や0120フリーダイヤルにもかけられる
- 通話料金が距離によって変動しないため、遠方へ長電話しても割安で済む
▼光IP電話のデメリット
- 光回線の契約が必須
- 新規で導入するには設置工事が必要で、申し込みから開通まで2週間~1か月ほどかかる
- 導入工事では壁に穴を空ける必要があるため、賃貸物件の場合はオーナーの許可が必要
- 利用できないエリアもある
光回線が開通していない場合は工事が必要になるため、簡単に固定電話番号を入手できる方法とは言えません。
固定電話番号取得アプリ(クラウドPBX)
「固定電話番号だけ欲しい!」という方に最もおすすめなのが、クラウドPBXの一種である「固定電話番号取得アプリ」です。
通信システムがインターネット上に構築されているため、屋内外を問わず工事を行う必要がありません。
導入の手軽さやコストの低さが群を抜いており、個人・法人を問わずシェアを伸ばしています。
▼固定電話番号取得アプリのメリット
- スマホさえあれば、最短10分で固定電話番号を取得するできるサービスもある
- 市街局番付きの固定電話番号やフリーダイヤルが取得できるサービスもある
- 工事費、設備費がかからない
- 通話料金が安い(ひかり電話と同じ)
- ビジネスフォン並のオプション機能を提供しているサービスもある
- 複数の端末や拠点で、1つの固定電話番号を共有できる
- 内線通話が無料
- 外出先からでも、固定電話番号を使って発着信ができる
▼固定電話番号取得アプリのデメリット
- ベンダーによって、対応エリアが異なる
- 市外局番を取得できないサービスもある
- 番号ポータビリティに対応していないサービスもある
- インターネット環境が必須
総括すると、固定電話番号取得アプリにはデメリットを上回るメリットがあることが分かります。
固定電話番号取得アプリの特徴については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
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固定電話番号だけ欲しいなら「クラウドPBX」がおすすめ
最後に、固定電話番号だけ欲しい方におすすめのクラウドPBXをご紹介します。
- 法人なら「03plus」がおすすめ!
- 個人なら「CITVPlus」がおすすめ!
法人なら「03plus」がおすすめ!
大規模コールセンターから個人商店にいたるまで、あらゆる規模の法人に選ばれているのが「03plus」です。
なぜ03plusは法人に人気なのか、その理由はなんと言ってもビジネス向けの多機能オプションが揃っているからでしょう。
一例として、03番号が全国どこからでも取得できる「サービス付きシェアオフィスオプション」、オフィスで受信した外線を外出中のスタッフへ回せる「パーク保留」などが挙げられます。
この他、以下のような強みも「03plus」が業界屈指の導入実績を誇っている理由です。
- 最短10分で固定電話番号が取得できる
- 端末ごとに直通番号を設定できる
- 支店間の外線通話が無料の内線扱いになる
- 0円スタートプランでサービスを無料で試せる
03plusの特徴については以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
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個人なら「CITVPlus」がおすすめ!
一方、ファミリーや一人暮らしの個人宅におすすめなのが、ニーズの高い機能だけにフォーカスしている「CITVPlus」です。
ムダな機能を排除することで低下化を実現しているだけでなく、料金システムがシンプルで分かりやすいと口コミで高評価を得ています。
この他、以下のような強みも「CITVPlus 」が個人宅用の固定電話番号取得アプリとして人気を集めている理由です。
- 最短10分で固定電話番号が取得できる
- 1つの番号を最大5台の端末で共有できる
- 月額基本料金が業界トップレベルの980円
CITVPlus の特徴については、以下の記事を参照してください。
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まとめ
この記事では、固定電話番号を取得する4つの方法について解説してきました。
4つの方法の内、唯一工事の必要がなく最短10分で新規番号が入手できるのが、固定電話番号取得アプリです。
なかには、最短10分で新規番号が取得できるベンダーもあり、コストをかけずに手軽に固定電話番号を手に入れたい人に向いています。
「固定電話番号だけ欲しい!」という方は、固定電話番号取得アプリを検討してみてはいかがでしょうか?