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No.9
テレワープ(TelWarp)
テレワープ(TelWarp)とは、NTTのひかりユーザー向けに提供されている通信サービスで、手持ちのスマホから固定電話番号で発信・着信ができるようになるのが最大の特徴です。
今回は、テレワープとはどのような人・企業に向いているのか、メリット・デメリット、よくある質問などについてご紹介していきます。
テレワープとは?こんな人におすすめ!
テレワープ(TelWarp)とは、手持ちのスマホが固定電話の子機として使えるようになる通信サービスです。
ここで言う「固定電話」とは、NTT東日本・西日本および光コラボレーション事業者が提供している「ひかり電話」を指しており、スマホから手持ちの固定電話番号で発信・着信ができるようになります。
つまり、テレワープとは「ひかり電話」ユーザー限定に提供されている「スマホを固定電話の子機化する」通信サービスなのです。
とくに以下の項目に当てはまる方には、テレワープが向いています。
▼テレワープが向いている人
- 個人事業主や小規模事業主など、少人数で事業を営まれている方
- テレワークを導入したい中小企業
- チームや部署ごとに、専用の電話回線を引いている企業
一方、以下の項目に当てはまる方は、テレワープ以外の類似サービスを検討した方がよいでしょう。
▼テレワープが向いていない人
- 同時に6台以上のスマホで発信・着信をしたい
- 固定電話回線を引きたくない
- NTT以外の光電話回線を契約している
- 光電話の法人向けオフィスAを使っている
テレワープのメリット3つ
この章では、テレワープを導入する3つのメリットについてご紹介していきます。
- NTTの光ユーザーなら工事が不要で簡単に導入できる
- 最大60日間の無料トライアル
- プランに含まれている標準機能が豊富
ここからは、上記3つのメリットについて個別に解説していきます。
NTTの光ユーザーなら工事が不要で簡単に導入できる
テレワープの1つ目のメリットは、導入ハードルの低さです。
屋外はもちろん屋内の工事も不要なうえ、ひかり電話に付随している「ホームゲートウェイ」と「テレワープキューブ」をLANケーブルで接続するだけで、設置作業が簡単に完了します。
なお、テレワープキューブとは申し込み後に指定の住所に配送される手のひらサイズの専用装置です。
ただし、ひかり電話に対応している固定インターネット回線を契約していない場合は、開通工事を行う必要があります。
最大60日間の無料トライアル
最大60日間の無料トライアルが利用できるのも、テレワープならではの大きなメリットです。
スマホを固定電話の子機化する類似サービスは他にもありますが、無料トライアルが提供されているケースそのものが少ないうえ、期間は30日間が一般的になっています。
つまり、テレワープの無料トライアル期間は従来の2倍も長いため、思う存分お試しできるのです。
プランに含まれている標準機能が豊富
最初からプランに含まれている標準機能が豊富なのも、テレワープがシェアを伸ばしている理由です。
たとえば、以下の機能はすべてのプランに標準装備されているため、別途オプション料金を支払う必要はありません。
- 内線通話
- 保留転送
- 留守番電話
- 時間外案内
- 不在案内
テレワープのデメリット3つ
一方、テレワープのデメリットとして以下の3つが挙げられます。
- 同時に利用できるスマホは5台まで
- NTTの光電話回線が必須
- 光電話のオフィスAは非対応
同時に利用できるスマホは5台まで
テレワープの1つ目のデメリットは、同時に利用できるスマホの台数が「5台まで」に限定されていることです。
同時に発信または着信したいスマホの台数が6台を超える場合は、他のサービスを検討した方が良いでしょう。
NTTの光電話回線が必須
テレワープの最大のデメリットは、なんと言ってもNTTの光電話回線が必須、という点でしょう。
ADSLはもちろん、他社の光回線でインターネットやIP電話を使用している場合は、NTTの光電話回線に乗り換える必要があり、それに伴う工事が必要です。
光電話のオフィスAは非対応
テレワープの3つ目のデメリットは、「オフィスタイプ/オフィスA(エース)」に対応していない、という点です。
オフィスタイプ/オフィスAとは、NTT東西や光コラボレーション事業者が提供している「法人向けの光電話サービス」で、さまざまなオプションをセットにすることでリーズナブルな価格で利用できる仕組みになっています。
オフィスタイプ/オフィスAの利用者がテレワープの導入を検討する際は、慎重に料金を比較した方がよいでしょう。
テレワープの料金プラン
テレワープ(TelWarp)の料金プランは、以下の3種類から選べます。
1台プラン | 3台プラン | 5台プラン | |
同時利用できるスマホの台数 | 1台 | 1~3台 | 1~5台 |
月額利用料金 | 1,980円 | 2,772円 | 3,377円 |
初期費用(事務手数料) | 3,300円 | ||
テレワープキューブ費用 | ・一括買取:10,780円 ・レンタル:330円/月 |
※表記はすべて税込
前述した通り、TelWarpはプラン内に含まれている標準機能が豊富なため、オプション料金・通話料金のどちらも基本的に発生しません。
テレワープの導入方法
ここからは、テレワープの導入方法について以下の2項目に分けて解説していきます。
- テレワープの利用条件
- テレワープを申し込む手順
では順番に見ていきましょう。
テレワープの利用条件
テレワープを導入するには、以下3つの利用条件をすべて満たしていなければなりません。
- NTT東日本・西日本が提供している「ひかり電話」、またはそれに準ずる光コラボレーション事業者の「光IP電話」を契約している
- NTTの光電話終端装置(ホームゲートウェイ)が設置されている
- ひかり電話に対応している固定インターネット回線が敷設されている
テレワープを申し込む手順
スマホまたはパソコンでテレワープを申し込む手順は、以下の通りです。
- WEB申込フォームを開く
- 左上のメニューから「お申し込み」を選択
- 申し込むサービスを選択(ネット・固定電話・テレワープを一括で契約する場合のみ、低コストの「テレワープ光」を選択)
- 「契約者名」や「会社名」など、お客様情報を入力する
- テレワープのプランを選択する
- 「テレワープキューブの配達先」や「配達希望日時」など、その他の情報を入力する
- 利用規約を確認する
- 申込内容を確認し、仮登録を行う
- 決済用のクレジットカードを登録する
- 申込完了
テレワープキューブは、最短5営業日で指定した住所に届きます。
また、手元にテレワープキューブが届いた後の作業手順は以下の通りです。
- テレワープキューブとホームゲートウェイをLANケーブルで繋げる
- スマホにアプリをインストールする
- 初期設定を行う
上記の作業後は、すぐにテレワープを使って固定電話がスマートフォンでも利用できるようになります。
【FAQ】テレワープに関するよくある質問
最後に、テレワープに関するよくある質問を3つご紹介します。
- 最短どれくらいで使えるようになる?
- ナンバー・ディスプレイの加入は必要?
- スマホの台数を契約後に増やすことは可能か?
では早速、順番に解説していきます。
最短どれくらいで使えるようになる?
テレワープに申し込むと、最短5営業日後には固定電話装置につなぐテレワープキューブが届きます。
機器が届いた当日に以下2つの設定が完了すれば、申し込みから最短5営業日でテレワープが使えるようになります。
- テレワープキューブの接続
- スマートフォンにアプリをインストールする
ナンバー・ディスプレイの加入は必要?
結論から言うと、着信相手の発信番号をスマホや固定電話に表示させるには、基本的に通信キャリアが提供している「ナンバー・ディスプレイ」の加入が必須です。
ただし、テレワープのアプリと同期している「スマホ内の電話帳に登録済みの番号」から着信した場合は、スマホ画面に相手の氏名などが自動表示されます。
スマホの台数を契約後に増やすことは可能か?
契約の途中でも、端末の台数を増やすプラン変更は可能です。
台数を増やす方法は、マイページからプラン変更を申し込むだけ。
即時プラン変更が完了し、利用可能なスマホの台数がリアルタイムで追加されます。
まとめ
テレワープは、NTT東西や光コラボレーション事業者が提供している固定インターネット回線や、ひかり電話を使用している方にとって、非常に魅力的な通信サービスです。
その反面、他社の光回線を契約している方にとっては、NTTのひかり回線に乗り換えが必要になるため、工事の手間や費用が大きな負担になってしまいます。
手持ちのスマホを固定電話の子機として使用する際は、利用環境にマッチしたサービスを選びましょう。