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b-mobile ※利用開始手続きは終了

b-mobile
5.8

日本通信株式会社はb-mobileを提供している企業で、MVNO一筋で1996年から創業しています。近年ではMVNOに限らずビジネス向け回線サービスを提供していて、ビジネスフォン業界に大きな話題を呼んでいる企業です。東京証券取引所市場第一部に上場していて、本社は東京都港区にあります。国内だけでは無く海外にも支店を持ち、ワールドワイドに活躍している企業です。

そんな日本通信株式会社が提供するb-mobileは専用端末を使って通信を行います。HomeGatewayという名称で、ヘルプデスクでのサービスが手厚いのが特徴です。そんなb-mobileの強みはもちろんですが、弱みまで知り比較する事で自社にあったサービスを選択出来ます。この企業のサービスを実績で判断したい方に向けた情報です。

データ専用SIMに興味はあったのですが、新しいサービスなのでちょっと躊躇していました。でも、縛りの期間もなく解約金もかからないと知り、始めてみることにしました。使ってみて大満足です!古いタブレットが大活躍するようになりました!

データ容量の上限設定があるので、うっかり使い過ぎて高い料金を請求されるなんてこともないので安心です。

以前使っていたスマホをこども用に使いたいと思っていたのですが、最低限の費用で抑えたいと思っていました。b-mobileなら1GBまで月額480円という破格の安さで助かっています!新しいものも買わずに済んだし、こどもには十分です。

※新規申し込みの受付は終了しております。

b-mobile(ビーモバイル)は、格安SIMの老舗である日本通信株式会社が提供している「通話システムサービス」です。固定電話回線とインターネット回線を専用端末で繋げることで、スマホから固定電話番号を使って発着信できるようになります。今回は、b-mobileのメリット・デメリットをはじめ、料金プランや導入方法についてまとめてみました。

b-mobileとは?こんな人におすすめ!

b-mobile(ビーモバイル)とは、世界初のMVNOである日本通信株式会社が提供している、「通話システムサービス」です。

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)を日本語に直訳すると、仮想移動体通信事業者になります。

つまり、平たく言うと「格安SIMサービス」を運営している通信事業主のことです。

日本通信は1996年に創業して以降、格安SIMサービスの提供を継続しています。

その後、同じく格安SIMの姉妹ブランドとして「b-mobile」がリリースされ、2016年に固定電話番号をスマホで受信・発信できるサービスが追加されました。

例えて言うなら、docomoと姉妹ブランドである「ahamo」との関係に似ています。

スマホが固定電話の代わりになる類似サービスは数多くリリースされていますが、以下の項目に当てはまる方にはb-mobileがおすすめです。

▼b-mobile が向いている方

  • 目的のメインは格安SIMだが、スマホの固定電話化サービスもセットで使いたい
  • 通話料金を節約したい人
  • 音声通話の使用頻度が多い人
  • 通信速度を重視しない人
  • 実店舗のサポートが不要な人
  • 携帯キャリアの独自サービスが不要な人
  • 自分で端末を用意できる人
  • スマホのサブ機やタブレットをネットに接続させたい人

b-mobileでスマホを固定電話化するメリット

b-mobileでスマホを固定電話化する主なメリットとして、以下の4点が挙げられます。

▼メリット

  • スマホから固定電話番号で発着信できる
  • シンプルな導入方法
  • ビジネス向けのオプションが豊富
  • 通話料金が安い

スマホから固定電話番号で発着信できる

最も大きなメリットは、本来は据え置きである固定電話を持ち歩くようなイメージで、スマホから手持ちの固定電話番号で発信・受信ができるという点でしょう。

スマホが固定電話のコードレス子機になる、と言った方がイメージしやすいかもしれません。

ワンオペのSOHOやフリーランサー、少数スタッフで運営している小規模事業主などは、不在時の固定電話対策として転送電話サービスを利用しているケースが多いようです。

しかし、転送電話には転送時の通話料金が受信した側の負担になる、折り返す際に相手のディスプレイに携帯電話番号が表示されるなど、ビジネス面で多くの問題があるのも事実。

その点b-mobileであれば、「03」や「06」といった市外局番から始まる固定電話番号をスマホで扱えるようになるため、転送電話の問題点をまとめて解決することができるのです。

シンプルな導入方法

スマホを固定電話化するサービスとしてb-mobileを選択する2つ目のメリットは、導入方法のシンプルさです。

導入工事が必要ないので、以下の5点が揃っていれば自分で接続することができます。

  • b-mobileから提供される専用アダプター「SkyGateway」
  • 対応可能な携帯キャリアのスマホ
  • 固定電話回線
  • 屋内用のインターネット回線

固定電話とインターネット回線のケーブルを専用アダプターに接続すると、ネット上で日本通信のIP-PBXを経由して通話ができる仕組みになっています。

ビジネス向けのオプションが豊富

国際ローミング通話やグループ通話など、格安SIM自体にビジネス向けのオプションサービスが用意されているのも、b-mobileの代表的なメリットです。

ただし、使用できるオプションサービスは携帯キャリアごとに異なっているため、あらかじめ確認しておく必要があります。

ちなみに、海外から日本への通話発信を簡素化する国際ローミングは、NTTドコモ専用のオプションサービスです。

一方、最大6人で利用できるグループ通話は、ソフトバンクの携帯が対象です。

すべてのオプションサービスは別途、月額料金と申し込み手続きが必要になります。

スマホ同士の通話料金が安い

b-mobileの電話アプリを経由すると、スマホ同士の通話料金が通常の半額になるのも魅力的なメリットです。

▼通話料金の比較(税込)

  • 通常の通話料:22円/30秒あたり
  • b-mobileの電話アプリ:11円/30秒あたり

なお、料金プランについては本記事の後半で詳しく解説しております。

b-mobileでスマホを固定電話化するデメリット

一方、b-mobileのデメリットとしては以下の4点が挙げられます。

▼デメリット

  • 利用できる端末が限られている
  • 端末とのセット販売はしていない
  • 店頭での対面サポートが受けられない
  • キャリア独自のサービスが使えなくなる

利用できる端末が限られている

b-mobileはすべてのスマホで利用できる訳ではありません。

元々b-mobileが回線を使用している「ドコモ」と「ソフトバンク」のスマホであれば、以下の条件下で利用することができます。

  • ドコモ回線のSIM:SIMロックを解除しなくても利用が可能
  • ソフトバンク回線のSIM:SIMロックの解除が必要

ただし、たとえドコモやソフトバンクであろうとスマホのスペックによっては対象外の機種もあるので、b-mobile公式サイトの「ご利用になれる端末と対応バンド・周波数について」にて確認してみましょう。

また、auなど他キャリアのスマホでもSIMロックを解除できるタイプであれば、b-mobileを使用できる可能性があります。

端末とのセット販売はしていない

b-mobileの3つ目のデメリットは、端末とセット販売を行っていないという点です。

最近では契約時に端末の購入ができる格安SIMもありますが、b-mobileの場合は申し込む前に自分でスマホを用意しておかなければなりません。

店頭での対面サポートが受けられない

3つ目のデメリットは、ほとんどの格安SIMと同じく基本的に店頭でのサポートが受けられないという点です。

一部の他キャリアが代理店業務を行っているため、音声SIMの受け取りができる店舗もありますが、基本的にサポートはオンラインのみになっています。

スタッフに対面で「設定の方法をレクチャーして欲しい」「料金プランやデータ容量について相談にのって欲しい」という方にとっては、不便に感じるかもしれません。

キャリア独自のサービスなどが使えなくなる

キャリア独自のサービスなどが使えなくなるのも、b-mobileの代表的なデメリットです。

具体的には、「キャリアメール」や「LINEのID検索」などが使えなくなります。

通話のみが使用目的であれば不便はないでしょうが、メールが必要な場合はGメールなどを取得した方が良いでしょう。

b-mobileの料金プラン

b-mobileの料金プランは、3種類から選べます。

ここでは、料金プラン3種類の違いが一目で分かるよう、税込価格の一覧表にしてみました。

990 JUST FIT SIM START SIM 190PAD SIM
月額基本料金 990円~5,269円 1,518円 209円~3,608円
使用可能データ量 1GB~20GB 1.5GB 100MB~15GB
超過データ料金 220円/1GB 275円/1GB 超過GB数によって変動
通話定額オプション 5分通話無料オプション
通話料金
(国内のスマホ同士)
・通常:22円/30秒
・アプリ使用:11円/30秒
・通常:22円/30秒
・アプリ使用:11円/30秒
・通常:22円/30秒
・アプリ使用:11円/30秒

なお、スマホを固定電話化する場合は、導入時に49,800円の専用端末代が発生します。

b-mobileの始め方

最後に、b-mobileの始め方について以下の2項目に分けて解説していきます。

  • 【2019年8月20日】利用開始手続きを終了
  • b-mobileの導入方法

【2019年8月20日】利用開始手続きを終了

以下の通り、b-mobile(ビーモバイル)の利用開始手続きは、2019年8月20日づけで終了しました。

bモバイル 旧パッケージ商品の利用開始手続き終了についてのお知らせ (2019.5.22)

平素はbモバイルをご利用いただき、誠にありがとうございます。

bモバイル取扱店にて販売しておりました旧パッケージ商品の利用開始手続きを2019年8月20日(火)にて終了いたします。

引用:b-mobile

ただし、契約済みの場合は引き続きサービスの利用が可能です。

b-mobileの導入方法

b-mobileを導入する際の手順は、大きく以下の6ステップで進めます。

  • 契約中の携帯キャリアで、MNP予約番号を取得する
  • b-mobile公式サイトで、必要情報を入力する
  • 本人確認書類を撮影し、アップロードする
  • b-mobileのSIMカードが手元に届く
  • b-mobileのマイページにログインし、MNP回線の切り替え手続きを行う
  • ガイドラインに沿って初期設定をしたら利用開始

なお、b-mobileへの申し込み手続きはスマホではなく、パソコンからが推奨されています。

まとめ

日本通信株式会社が提供しているb-mobileは、専用端末を介してスマホを固定電話化する通話サービスです。

市外局番付きの固定電話番号がスマホから発着信できるようになるため、固定電話サービスよりもビジネス向きと言えるでしょう。

ただし、新規の申し込みは2019年8月20日づけで終了しています。

これから固定電話アプリを導入する方は、他の類似サービスを検討してみましょう。

 

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