カテゴリー:固定電話

NTTの基本料金が2026年4月から値上げ!コスパ・利便性の高い類似サービスは?

NTT東日本・西日本は、2026年4月1日から固定電話の基本料金を値上げすることを決定しました。

基本料金の値上げは約30年ぶりで、対象の回線は「加入電話」と「加入電話・ライトプラン」の2種類です。

今回の値上げにより事務用は一律330円、住宅用は一律220円の増額となります。

そこで今回は、基本料金の改定前と改訂後の比較をはじめ、NTTが値上げに踏み切った背景について解説していきます。

よりコスパ・利便性の高い固定電話サービスもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください

NTTが 2026年4月1日から固定電話の料金を値上げ!

NTT東日本・西日本は、固定電話の月額基本料金(回線使用料)を2026年4月1日から値上げすると公式に決定しました。

値上げの対象はメタル(銅)回線を使用している「加入電話」と「加入電話・ライトプラン」の2種類で、事務用は一律330円、住宅用は一律220円の増額となります。

NTTが固定電話の基本料金を値上げするのは31年ぶりです。

むしろ1995年に値上げして以降は2005年まで同業他社に対抗して値下げを繰り返していたため、今回の発表は通信業界をはじめ利用者の間でも大きな話題を呼んでいます。

なお、NTTは2026年から段階的にメタル回線の終了措置に着手すると発表しており、今回の値上げで当面の維持管理費を確保しつつ、将来的には光回線やモバイル回線を活用した次世代サービスへの移行を加速させる予定です。

よって、ひかり電話の基本料金は今回の値上げ対象には含まれていません

値上げ対象の回線は「加入電話」と「加入電話・ライトプラン」

2026年4月1日にNTTが値上げするのは、メタル回線に区分される以下の2種類です。

  • 加入電話
  • 加入電話・ライトプラン

そもそもメタル回線(銅線)は、電柱・電線・中継局といった設備を維持するために莫大な費用がかかります。
しかし、ここ数年メタル回線の利用者が激減したため、維持管理費を確保するために値上げに踏み切ったのです。

値上げ対象の項目は「基本料金(回線使用料)」

NTT東西が2026年4月1日に値上げする項目は月額基本料金(回線使用料)のみで、通話料金は現状維持です。

ちはみに、通話料金は2024年1月1日にIP網へ移行時に全国一律3分9.35円(税込)まで値下げされています。

値上げ後の料金一覧

この章では、2026年4月1日から値上げされる基本料金の金額について、以下の2項目に分けてご紹介していきます。

  • 加入電話:基本料の値上げ額
  • 加入電話・ライトプラン:基本料の値上げ額

加入電話:基本料金の値上げ額

加入電話の月額基本料金は、2026年1月1日から事務用が一律330円、住宅用が一律220円値上げされます。

具体的な金額は以下の通りです。

区分 用途 プッシュ回線 ダイヤル回線
改定前 改定後 改定前 改定後
3級取扱所 事務用 2,750円 3,080円 2,750円 3,080円
住宅用 1,870円 2,090円 1,870円 2,090円
2級取扱所 事務用 2,640円 2,970円 2,585円 2,915円
住宅用 1,760円 1,980円 1,705円 1,925円
1級取扱所 事務用 2,640円 2,970円 2,530円 2,860円
住宅用 1,760円 1,980円 1,595円 1,815円

加入電話・ライトプラン:基本料の値上げ額

一方、加入電話・ライトプランの月額基本料金は、2026年1月1日から以下の通り値上げされます。

区分 用途 プッシュ回線(税込) ダイヤル回線(税込)
改定前 改定後 改定前 改定後
3級取扱所 事務用 3,025円 3,355円 3,025円 3,355円
住宅用 2,145円 2,365円 2,145円 2,365円
2級取扱所 事務用 2,915円 3,245円 2,860円 3,190円
住宅用 2,035円 2,255円 1,980円 2,200円
1級取扱所 事務用 2,915円 3,245円 2,805円 3,135円
住宅用 2,035円 2,255円 1,870円 2,090円

加入電話の料金が改定された背景

NTT東西は、値上げに踏み切った理由について以下の2点をあげています。

  • 老朽化した設備の維持が限界を迎えている
  • 災害対策と設備更新の必要性

とくに、設備の維持管理費が限界を迎えている理由については、以下の3点をあげています。

  • メタル回線のユーザー数が、ピーク時から約80%も減少した
  • メタル回線の利用時間が、ピーク時から約96%も減少した
  • 加入電話の1回線あたりの工事・保守コストが、物価高により直近5年間で20%近く上昇した

このような現状を踏まえ、NTTは利用率が低下しているメタル回線の設備を維持するよりも、ユーザー数が増加している光回線やモバイル回線へ段階的に移行する方針転換を決定したのです。

ただし、光回線やモバイル回線への移行は2035年までかかる見通しのため、それまで安定的に固定電話を提供するには基本料金の値上げが避けられなかったとアナウンスしています。

NTT以外で市外局番付きの固定電話番号が取得できるサービス3選

NTTの値上げを受けて、よりコスパの高い固定電話サービスへの乗り換えを検討されている方も多いでしょう。

市外局番付きの固定電話番号は、NTTが提供している「加入電話」や「加入電話・ライトプラン」だけが提供している訳ではありません。

以下のサービスすべてで市外局番付きの固定電話番号が取得でき、番号ポータビリティに対応しているタイプもあります。

  • クラウドPBX(固定電話アプリ)
  • 光電話(IP電話)
  • 03転送電話サービス(着信専用)

なかでもコスパ重視の方におすすめなのが、初期費用・基本料金・通話料金のすべてにおいて有利なクラウドPBX(固定電話アプリ)です。

スマホさえあれば手軽に導入できるため、工事費はもちろん端末や交換機の新規購入費も発生せず、登録しているデバイス同士が無料の内線扱いになるため通話料金も大幅に節約できます。

最近では、最短10分で市外局番付きの固定電話番号が取得できるサービスも登場しており、法人・個人を問わず人気です。

なお、市外局番付きの固定電話番号が取得できるサービスについては、以下の記事にて詳しく解説しております。

▼関連記事

おすすめのクラウドPBX3選!

この章では、おすすめのクラウドPBXとして以下3つのサービスをご紹介していきます。

  • 03plus
  • GoodLine
  • クラコール

03plus

03plus

▼03plusの強み

  • ユーザー数10万以上、継続率97%
  • 全国46局の市外局番に対応している大手
  • 最短10分で市外局番付きの固定電話番号が取得できる
  • 通話品質が従来の固定電話と同レベルの0ABJ型
  • 法人向けの機能が充実
  • 0円スタートプランで試してから導入できる

個人事業主から大規模コールセンターまで幅広い規模の法人に選ばれているのが、ビジネス向け多機能タイプの「03plus」です。

顧客満足度の高さが群を抜いており、97%という驚異的な継続率を誇っています。

類似サービスの多くは首都圏の市外局番に特化していますが、03plusなら全国46局に対応しているため地方都市に拠点を構えている会社みもおすすめです。

通話品質が従来の固定電話と同じ0ABJ型なうえ、契約前にお試しできる0円スタートプランを提供しているのも、03plusの大きなアドバンテージと言えます。

▼関連記事

GoodLine

▼GoodLineの強み

  • 契約期間に縛りがない
  • ニーズの高い機能が基本プランに含まれている
  • 連携できるアプリ・業務システムが豊富

「GoodLine」は、柔軟性の高さが際立っているクラウドPBX(固定電話アプリ)です。

契約期間に縛りがないため、最短1カ月から利用することができます。

また、全通話録音やIVR(自動音声応答)といったニーズの高い機能が基本プランに標準装備されているため、高額になりがちなオプション料金が節約できるうえ、使い勝手も申し分ありません。

各種チャットツールをはじめ顧客情報やお問い合わせ内容などを一元管理できるCRMなど、連携できるアプリや業務システムが豊富なのも、GoodLineが選ばれている理由です。

GoodLineの詳細については、以下の記事を参照してください。
▼関連記事

クラコール

▼クラコールの強み

  • 継続率99%
  • スマホ1台からでも導入できる
  • 最低利用期間の縛りがなく、1ヵ月だけの短期利用も可能
  • 30日間の無料お試しプランあり

「クラコール」は、主に小規模事業主やフリーランサーに選ばれているクラウドPBXです。

デバイス1台~、最短1カ月~導入できるため、キャンペーンなど期間限定で直通の窓口を設けたい企業にも適しています。

以下のような姉妹サービスと併用できる仕組みになっているため、自社のニーズに合わせたプランニングが可能です。

  • メールだけで送受信できる「クラコール FAX」
  • 到達率・開封率が高い「クラコール SMS」
  • 通話料金のコスト削減に特化した「クラコール SIP trunk」

クラコールについては、以下の記事でも詳しく解説しております。

▼関連記事

NTTが値上げする前に通話サービスを見直そう!
NTTのメタル回線はピーク時に比べてユーザ-数が約80%減、利用時間にいたっては約96%も減少しており、この流れは継続すると予想されています。

今回NTTは約30年ぶりに基本料金を値上げしましたが、今後さらなる値上げが実行される可能性も否定できません。
だからこそ、NTTの値上げを機に通話サービスを見直す方が増えているのでしょう。

そもそも、従来の固定電話は屋内でしか受信・発信ができないという大きなデメリットがあります。

その点、クラウドPBX(固定電話アプリ)なら外出中でもスマホから市外局番付きの固定電話番号を使って受信・発信が可能です。

この機会に、コスト・利便性の両面で通話サービスを選定し直してみてはいかがでしょうか。
クラウドPBX(固定電話アプリ)が気になる!という方は、以下のページもご覧ください。