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スマホに2つ目の電話番号を追加する3つの方法!SMS認証ができる電話番号は?

スマホで2つ目の電話番号を増やす方法は、主に「サブ回線を契約する」「デュアルSIM対応の機種を使う」「IP電話アプリを導入する」の3択です。

いずれもメリットとデメリットがあり、せっかく増やしてもSMS認証ができないタイプもあるため、特徴を踏まえて選択しなければなりません。

そこで今回は、追加できる電話番号の種類を踏まえたうえで、スマホで電話番号を増やす方法を解説していきます。

目次

スマホで2つ目の電話番号を取得するメリット

スマホで2つ目の電話番号を取得する主なメリットは、以下の2点です。

  • 「仕事」と「プライベート」で電話番号の使い分けができる
  • SMS認証が必要なWebサービスでアカウントを2つ持てる

「仕事」と「プライベート」で電話番号の使い分けができる

1つめのメリットは、「仕事」と「プライベート」で電話番号の使い分けができることです。

具体的には、以下のようなメリットが得られます。

  • 家族や友人からの電話なのか、仕事の関係者からの電話なのか判別しやすい
  • 業務時間外にかかってくる仕事の電話をブロックできる

プライベート用のスマホで仕事の電話を受けている場合、どうしても時間の区切りがつきにくくなってしまいます。

なかには、24時間365日の対応を余儀なくされるケースも珍しくありません。

その点、1つのスマホで2つの電話番号を取得しておけば、「仕事」と「プライベート」をくっきり分けることができ、ストレスも解消されます。

SMS認証が必要なWebサービスでアカウントを2つ持てる

2つ目のメリットは、SMS認証が必要なWebサービスでアカウントを2つ持てることです。

ただし、必ずしもSMS認証ごとに別の電話番号が必要とは限りません。

そこでここからは、以下の2項目に分けて解説していきます。

  • 1つの電話番号で別アカウントを作成できるサービス
  • 2つ目の電話番号がないと別アカウントが作成できないサービス

1つの電話番号で別アカウントを作成できるサービス

以下のWebサービスは、1つの電話番号で別アカウントを作成することが可能です。

  • Googleアカウント
  • Amazon
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

2つ目の電話番号がないと別アカウントが作成できないサービス

一方、以下のサービスは1つの電話番号で複数のアカウントを取得することはできません。

以下のサービスで別アカウントを取得する場合は、スマホに2つめの電話番号を追加しておきましょう。

  • Yahoo!JAPAN ID
  • LINE
  • dアカウント
  • PayPay

スマホに追加できる電話番号の種類

スマホに追加できる電話番号には、以下のような種類があります。

  • 「090」「080」「070」から始まる携帯電話番号
  • 「050」から始まるIP電話番号
  • 「020」から始まるM2M専用の電話番号
  • 「市外局番」から始まる固定電話電話番号

「090」「080」「070」から始まる携帯電話番号

最初にご紹介するのは、もっとも汎用性が高い「090」「080」「070」から始まる携帯電話番号で、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
・メイン回線が繋がらない時の予備になる
・メインの電話番号の流出対策になる
・LINEやPayPayなど、SMS認証に別の電話番号が必要なアカウントを、複数作成できる
・SIMの組み合わせと使い方次第で節約になる
・審査が必要なので、発行まで時間がかかる
・1台で運用するには、デュアルSIM対応のスマホが必須

1つのスマホで独立した2つの電話回線、およびデータ通信(インターネット)回線が利用できるようになるのが、最大の特徴です。

ただし、携帯番号はあくまでSIMに紐付いているため、音声通話/SMS機能付きのSIMを契約しなければ、2つめの電話番号を追加することはできません。

「050」から始まるIP電話番号

「050」から始まるIP電話番号も、手持ちのスマホに追加することが可能です。

以下の通り手軽に追加できる反面、あくまで通話専用の電話番号ですからSMSの送受信はできません。

メリット デメリット
・最短即日で追加できる
・コストが安い
・SIMが不要なため、機種を問わず追加できる
・SMSの送受信ができないため、本人認証に使えない
・インターネットの環境が整っていないと、通話品質が低下する
・110などの緊急通報や0120のフリーダイヤル、およびナビダイヤルなど繋がらない電話番号がある

SMSを介した本人認証が必須なWebサービスのアカウントを追加で取得するのが目的なら、他の電話番号を選びましょう。

「020」から始まるM2M専用の電話番号

「020」から始まる電話番号とは、M2M(Machine to Machine:マシン・ツー・マシン)」サービス、つまり「機器間通信」専用です。

たとえば、ペットの見守りやモニタリングできる防犯カメラなどがM2Mにあたり、通話やSMS通信はできません。

050から始まるIP電話と同じく本人認証が必要なアカウントを増やしたい場合は、「020」から始まる電話番号を追加しても意味がないのです。

「市外局番」から始まる固定電話電話番号

続いてご紹介するのは、「市外局番」から始まる固定電話電話番号で、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
・スマホを使って、市外局番付きの固定電話番号で発着信できる
・外出先やスタッフの自宅でも、会社の固定電話番号に対応できる
・最短即日で所得できる
・同じ番号を共有している端末同士の通話料金が、無料の内線通話になる
・ビジネスホン並の機能が使える
・SIMが不要なので、デュアルSIM対応のスマホに買い換える必要がない
・SMSは使えない
・110などの緊急通報ができない
・インターネットの環境が整っていないと、通話品質が低下する

SMSによる本人認証はできないものの、ビジネスホン並の機能がスマホで使えるようになるのは、企業にとって大きな魅力です。

社員が自宅で会社の電話対応ができるため、とくにテレワークを導入している企業に選ばれています。

スマホで2つ目の電話番号を取得する方法

スマホで2つ目の電話番号を取得する主な方法は、以下の3つです。

  • 2つ目のサブ回線を契約する
  • デュアルSIM対応スマホに機種変する
  • IP電話アプリを活用する

2つ目のサブ回線を契約する

もっとも確実なのは、2つ目のサブ回線を契約する方法です。

090をはじめ通常の携帯電話番号を2つ目として追加できるため、とくにSMS認証が必須なWebサービスのアカウントを増やしたい人におすすめの方法で、スマホを2台持ちすることでバッテリー切を心配する必要もありません。

ただし、2つ目のサブ回線を契約する際は念入りに料金プランを吟味し、コストを抑える工夫をすべきでしょう。

サブ回線におすすめの割安キャリア

サブ回線におすすめの割安キャリアとして、以下の5つが挙げられます。

  • mineo:月額250円の格安SIMあり
  • HISモバイル:月100MB未満で月額280円
  • povo2.0:基本料金0円、年間コスト500円
  • LINEMO:3GBまで月額990円および10GBまで月額2,090円で料金が変動する「ベストプラン」、または30GBで月額2,970円の「ベストプランV」
  • 楽天モバイル:月額1,078円で、データ通信3GB+通話かけ放題

ポイントが付与されるキャンペーンを行っているキャリアが多いため、最適なタイミングを見計らうのも賢い方法です。

ただし、携帯キャリアの料金プランは頻繁に改訂されるので、こまめにチェックしておいた方がよいでしょう。

デュアルSIM対応スマホに機種変する

2つ目の方法としてご紹介するのは、1台のスマホで2つの回線が契約できる、デュアルSIM対応のスマホに切り替える方法です。

近年ではデュアルSIMに対応しているスマホが増えており、2つのSIMを以下のように組み合わせてスマホ本体にセットすることができます。

  • 「SIMカード」+「SIMカード」
  • 「SIMカード」+「eSIM」

なお、eSIM(イーシム)とはスマホ内蔵型のSIMを指し、Web上でICチップにデータを書き込むことができるため、最短当日から利用できるのが特徴です。

デュアルSIMの種類

デュアルSIMには、以下の4種類があります。

  • DSSS(シングルスタンバイ):SIMカードは2枚挿せるが、1枚ずつ切り替える必要があるため、片方の電話番号しか着信されない
  • DSDS(デュアルスタンバイ):3Gと4Gに分けて2枚のSIMカード(2つの電話番号)で同時通信できるが、通話しながらデータ通信はできない
  • DSDV(デュアルVoLTE ):4G LTE(データ通信回線)に音声をのせる「VoLTE」を使って、2枚のSIMで同時に4Gの待ち受けができる
  • DSDA(デュアルアクティブ):1枚のSIMで通話しながら2枚目のSIMでデータ通信を可能にしたDSDSの改良版

それぞれの特徴を比較したうえで、必要な機能を備えたデュアルSIMを選んでください。

IP電話アプリを活用する

IP電話アプリを活用するのも、スマホに2つ目の電話番号を追加する有効な手段です。

SMSには対応していないためSMS認証が必要なサービスには不向きではあるものの、それを指し引いても余りあるアドバンテージがあります。

利用方法は簡単で、スマホにアプリをインストールしてIP電話サービスを提供しているベンダーに申し込みをするだけです。ベンダーによって異なりますが、申し込みから最短即日、遅くとも1週間程度で2つ目の電話番号を取得できます。

ただし、SMSは利用できないため、アカウント登録時にSMS認証が必要なサービスでは活用できません。

IP電話アプリがおすすめの理由

IP電話アプリでスマホに2つ目の電話番号を追加する場合のメリットとして、以下の4点が挙げられます。

  • 手持ちのスマホで導入できる
  • ベンダーに申し込んでアプリをスマホにダウンロードするだけで使えるタイプもある
  • 無料で利用できるアプリもある
  • 市外局番付きの固定電話番号を利用できるアプリもある
  • 勤怠管理などが使える、多機能タイプもある

IP電話アプリなら「03plus」がおすすめ

IP電話アプリを活用してスマホに2つ目の電話番号を追加するなら、03や06といった市外局番付きの固定電話番号が取得できる「03plus」がおすすめです。

ビジネス向けの機能が豊富なため、使い勝手を確かめてから契約できる「0円スタートプラン」が設けられている他、以下のような強みがあります。

  • 050番号なら最短10分で取得できる
  • デュアルSIM対応の機種に変更する必要がない
  • 複数人で1つの固定電話番号を共有できる
  • 支店間の外線が無料の内線になる
  • 転送電話料金が無料
  • 端末ごとに直通番号を設けることができる
  • 外出先からFAXの送受信ができる
  • パーク保留や通話録音など、法人向けの機能が充実している

「03plus」については以下の記事で詳しく解説しておりますので、あわせてご一読ください。

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【FAQ】スマホの電話番号2つ持ちに関するよくある質問

最後に、1台のスマホに2つ目の電話番号を追加する場合のよくある質問をご紹介します。

  • ドコモで2つ目の電話番号は取得できる?
  • ソフトバンクで2つ目の電話番号は取得できる?
  • 無料で2個目の電話番号を作る方法はある?
  • SMSが使える2つ目の電話番号は?
  • なぜiPhoneの電話番号は2つあるの?
  • スマホに市外局番付きの固定電話番号を追加できる?

ドコモで2つ目の電話番号は取得できる?

ドコモでは、1回線で2つの電話番号を取得できるサービスを提供していません。(2025年5月時点)

以前、提供していたサービスは新規受付を終了しているため、090・080・070からはじまる携帯電話番号を増やしたい場合は、サブとして2回線目を契約して2台持ちにする、またはデュアルSIM対応のスマホに機種変する必要があります。

ソフトバンクで2つ目の電話番号は取得できる?

ドコモと同様に、ソフトバンクでも1台のスマホで2番号を取得するサービスの新規受付を終了しています。

090・080・070からはじまる携帯電話番号を追加するなら、サブ回線を契約するかデュアルSIM対応のスマホに切り替えましょう。

無料で2個目の電話番号を作る方法はある?

結論から言うと、090・080・070からはじまる携帯電話番号を無料で追加する方法はありません。

一方、050番号から始まるIP電話であれば一部のベンダーが無料で提供していますが、そのほとんどは受信専用になっているのが実情で、スマホから追加した電話番号を使って発信することはできません。

SMSが使える2つ目の電話番号は?

SMS(ショートメッセージサービス)が利用できる電話番号は、「090」「080」「070」から始まる携帯電話番号のみです。

050番号や市外局番付きの固定電話番号をスマホに追加しても、SMSは利用できません。

なぜiPhoneの電話番号は2つあるの?

iPhoneでは続々とデュアルSIM対応の機種が増えており、なかにはトリプルSIMに対応している機種も登場しています。

ただし、意図的にデュアルSIMで2つ目を追加していないのに、なぜかApple IDに紐づいている電話番号が2つある、というケースも報告されています。

原因として考えられるのは、機種変した時にdocomoなどの携帯キャリアがアクティベートを行った際、入力した「仮番号」が残っているケースです。

場合によっては初期化する必要があるため、契約したキャリアまたはApple Storeに問い合わせてみましょう。

スマホに市外局番付きの固定電話番号を追加できる?

はい!可能です。

クラウドPBX系のIP電話アプリなら、市外局番付きの固定電話番号を2つ目のスマホ番号として追加することができます。

スマホに2つ目の電話番号を追加して使い分けてみよう!

1台のスマホで2つの電話番号が使えたら、プライベートと仕事の発着信をバランスよく使い分けることができます。

とくに外回りが多い営業職はもちろん、就業時間外の電話対応にストレスを感じている方にとっては、効果的な打開策になるはずです。

ただし、スマホに2つ目の電話番号を増やす方法はいくつかあり、それぞれメリットとデメリットがあります。

解決したい問題点を洗い出したうえで、最適な方法を選択してください。