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カテゴリー:メリット・デメリット 使い方 問題解決 比較
03番号を取得する5つの方法を徹底比較!
03番号を取得する主な方法は、NTTの加入電話・直収電話・光電話・03転送電話サービス・固定電話アプリ(クラウドPBX)の5つです。
なかでも、固定電話アプリはコスパの高さ・導入のしやすさ・利便性のすべてにおいて抜きん出ており、個人・法人を問わずシェアを伸ばしています。
この記事では、03番号を取得する5つの方法それぞれのメリット・デメリットを徹底解説していきます。
03番号を簡単かつスピーディーに取得できる固定電話アプリもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
03番号を取得する条件
03番号を取得する際の条件は、以下の2つです。
▼03番号を取得する条件
- 契約者の所在地が03番号の対象エリアである
- 03番号を発番できる通信事業者と契約する
固定電話番号は、「市外局番-市内局番-加入者番号」という構成で成り立っています。
「市外局番」と「市内局番」は地域ごとに決まっているため、取得できるエリアは制限されているのです。
したがって、所在地が03番号の対象エリア外の契約者は、03番号を取得することができません。
また、近年では固定電話番号が取得できるサービスが増えていますが、03番号の発番が許可されている通信事業者はごく一部です。
050番号のみを専門的に取り扱っているサービスも多いため、あらかじめ03番号を提供している通信事業者か確認しておきましょう。
03番号を取得できる端末
一昔前まで、03番号を取得できる端末は置き型の固定電話機のみでした。
しかし、現在では以下すべての端末で03番号を取得することができます。
- 置き型電話機
- スマートフォン
- タブレット
- PC
- コピー、プリント、スキャン、FAXなどの複合機
03番号を取得する5つの方法
03番号を取得する主な方法は、以下の5つです。
▼03番号を取得する方法
- NTTの加入電話
- 直収電話
- 光IP電話
- 03転送電話サービス
- 固定電話アプリ(クラウドPBX)
NTTの加入電話
03番号を取得する方法として、もっともポピュラーなのがNTTの加入電話です。
伝統的な方法として信頼度が高い反面、初期費用や月額料金が割高になりがちで、申し込みから利用できるようになるまでの手間や待ち時間の長さがネックになっています。
03番号を簡単かつ時間をかけずに取得したい場合は、他の方法を検討した方が良いでしょう。
▼NTTの加入電話の概要
| 特 徴 | ・もっとも一般的な固定電話サービス ・2024年1月1日づけでアナログ回線からIP網へ移行 |
| メリット | ・通話品質が優れている ・114(お話し中調べ)など、IP網へ移行後に終了したサービス番号を除き、ほぼすべての電話番号に発信できる |
| デメリット | ・初期費用が高額になりがち ・工事が必要な場合がある ・申し込みから利用できるまで、1〜4週間ほどかかる |
| 初期費用 | ▼加入電話 ・電話加入権(施設設置負担金):39,600円(税込) ・工事費:無料 ▼加入電話・ライトプラン ・電話加入権(施設設置負担金):不要 ・工事費:3,300円 |
| 月額料金 | ▼加入電話 ・住宅用:1,595円~ ・事務所用:2,530円~ ▼加入電話・ライトプラン ・住宅用:1,870円~ ・事務所用:2,805~ ※2026年4月1日からの改定料金 |
| 通話料金 | ・固定電話あて:全国一律 9.35円/3分 ・携帯電話あて:17.6円/1分 ・IP電話(050番号)あて:11.55円/3分 |
| こんな人におすすめ | ・長期的に利用する人 ・引っ越しの予定がない個人 ・オフィスを移転する予定がない法人 ・急いで開通する必要がない人 |
直収電話
結論から言うと、メジャーな通信事業者が続々と撤退しているため、直収電話で03番号を取得するのはおすすめできません。
そもそも直収電話とは、他社がNTTのメタル電話回線をレンタルしてサービスを提供している固定電話のことで、以下のようなメリットがあります。
▼直収電話のメリット
- 電話加入権が不要なので初期費用が安い
- 月額利用料や通話料金がNTTの加入電話よりも安い
ただし、以下のようなデメリットから通信業界では直収電話の市場自体が先細りになると予想されています。
▼直収電話のデメリット
- もともと直収電話を提供している通信事業者が少なく、選択肢が限られている
- 撤退が加速している
- より安い光電話が普及している
ちなみに、KDDIはすでに2013年6月17日 付けでの「メタルプラス電話」の新規受付を終了していますし、ソフトバンクは2026年4月1日付けで「おとくライン」のISDN64とISDN1500の新規受付を終了すると公式に発表しています。
また、ケーブルTVのジェイコムは固定電話の主力サービスを、直収電話の「J:COM PHONE」から光回線を利用した「J:COM PHONEプラス」へとシフトチェンジ中です。
光電話(IP電話)
光IP電話は、光回線のインターネットに不随する固定電話サービスです。
03番号をはじめ、離島を除き全国の市外局番付きの固定電話番号を取得することができます。
ただし、光回線のインターネット料金とプロバイダー料金が別途発生するため、リーズナブルな方法で03番号を取得したい場合は、他の方法を検討した方が良いでしょう。
▼光電話(IP電話)の概要
| 特 徴 | ・光回線を活用している、IP電話の一種 ・光回線のインターネットに不随するサービス |
| メリット | ・通話品質が従来の固定電話と同等レベルでクリア ・光電話のみの基本料金が、加入電話より安い |
| デメリット | ・別途、インターネットとプロバイダー料金が発生する ・光回線のネットを引いていない人は、工事が必要 ・0170(伝言ダイヤル)など、一部の電話番号に発信できない ・停電時は使えない |
| 初期費用 | ・ひかり電話の交換機等工事費:1,100 円 ・フレッツ光の契約料:880 円 ・フレッツ光の工事費:22,000 円 ※NTTのフレッツ光を参照 |
| 月額料金 | ・住宅用:550 円 ・事務所用(ひかり電話エース):1,650 円 |
| 通話料金 | ・固定電話あて:全国一律 8.8 円/3分 ・携帯電話あて:17.6円/1分 |
| こんな人におすすめ | ・03電話番号と一緒に、光回線のインターネットも導入したい人 ・通話品質の高いIP電話が使いたい人 |
03転送電話サービス(着信専用)
03転送電話サービスとは、着信専用の03番号を取得し、受信した外線電話を事前に指定しておいたスマホや固定電話などの端末に自動転送するサービスです。
スマホしか持っていなくても契約が可能なため、不在がちで固定電話を設置する必要はないが03番号だけは取得したい、という人に選ばれています。
ただし、着信専用のサービスなので発信ができないうえ、転送中の通話料金は固定電話よりも割高です。
なお以下の一覧表では、一例として「アントレサロン」が提供している03転送電話サービスの料金をご紹介しております。
▼03転送電話サービスの概要
| 特 徴 | ・03番号の取得と転送サービスがセットになっている ・着信専用サービス |
| メリット | ・固定回線も工事も不要 ・申し込みからサービス提供までスピーディー ・初期費用が抑えられる |
| デメリット | ・取得した03番号を使って発信できない ・通話料金が割高 |
| 初期費用 | ・0円 |
| 月額料金 | ・1,000円 ※オプションのため、いずれかのプラン(3,800円~)に加入が必要 |
| 通話料金 | ・対携帯電話:15円/1分 ・対固定電話:15円/3分 |
| こんな人におすすめ | ・外出が多く、固定電話機が不要な人 ・外出先や別の支店で、03番号を受信したい人 |
固定電話アプリ(クラウドPBX)
固定電話アプリ(クラウドPBX)とは、インターネットを介して通話するIP電話の一種です。
なかには即日で03番号が取得できるサービスもあり、とくに手間をかけたくない人や時間的な余裕がない人・企業に選ばれています。
最大の強みは、外出中でもスマホで03番号の受信・発信ができること。
また、あらかじめ登録しておいたスマホ間や住所が異なる拠点間の通話が無料の内接扱いになるため、通話料金を大幅に削減したい人・企業には最適な方法と言えるでしょう。
▼固定電話アプリ(クラウドPBX)の概要
| 特 徴 | ・インターネットを介した固定電話サービス |
| メリット | ・スマホだけで、簡単スピーディーに03番号が取得できる ・外出中でもスマホで03番号の受信、発信ができる ・初期費用、月額基本料金、通話料金すべてが割安 ・社員のスマホ間や住所が異なる拠点間の通話が、無料内線になるサービスもある ・ビジネス向けの多機能タイプもある |
| デメリット | ・インターネット環境が不安定だと、通話品質が低下する ・011など、発信できない番号がある ・セキュリティが脆弱なサービスもある |
| 初期費用 | ・数百円~10,000円 |
| 月額料金 | ・数百円~5,000円 |
| 通話料金 | ・固定電話あて:全国一律 9.35円/3分 ・携帯電話あて:17.6円/1分 ※ほとんどのサービスが光電話と同額 |
| こんな人におすすめ | ・手軽に素早く03番号を取得したい人 ・スマホで03番号の受信、発信がしたい人 ・会社の電話対応をリモートワーク中の社員に任せたい企業 ・コスパを重視する人 |
03番号を取得するなら固定電話アプリ(クラウドPBX)がおすすめ!
多くの人・企業が、03番号を取得する方法として固定電話アプリ(クラウドPBX)を選択しています。
その理由は、以下のすべてにおいて他の方法よりも優れているからです。
- コスパの高さ
- 導入のしやすさ
- 利便性
事実、さまざまな面で他の方法を上回っている固定電話アプリ(クラウドPBX)は、個人・法人を問わず右肩あがりにシェアを伸ばしているのです。
具体的なメリットについては、次の章で詳しく解説していきます。
03番号を固定電話アプリ(クラウドPBX)で取得するメリット
03番号を固定電話アプリ(クラウドPBX)で取得する主なメリットは、以下の5つです。
- スマホで03番号の受信・発信ができる
- 1台のスマホで複数の電話番号を使い分けられる
- コストを抑えられる
- 登録している端末同士の通話が無料内線になるサービスもある
- 簡単かつスピーディーに取得できる
順番に解説していきます。
スマホで03番号の受信・発信ができる
固定電話アプリ(クラウドPBX)の最大のメリットは、何と言ってもスマホで03番号の受信・発信ができることです。
本来03番号は、置き型の電話機でしか受信・発信ができない固定電話番号でした。
もちろん、物理的に電話線を介して通話する仕組みになっているため、屋外で使用することはできませんでした。
一方、インターネットを介して繋がる固定電話アプリ(クラウドPBX)なら、屋内・屋外を問わず取得した03番号を使ってスマホで受信・発信ができるのです。
以下はほんの一例ですが、スマホで03番号の受信・発信ができるようになると、利便性が格段にアップします。
- オフィスにかかってきた外線電話を、自宅でテレワーク中のスタッフがダイレクトに受信する
- 外回り中の営業担当が、会社の代表番号を使って発信する
1台のスマホで複数の電話番号を使い分けられる
1台のスマホで複数の電話番号を使い分けられるのも、固定電話アプリ(クラウドPBX)の大きな魅力です。
プライベートでは携帯電話番号を、ビジネスでは固定電話アプリで取得した03番号を使って受信・発信ができるので、公私の時間を明確に区別したい人に選ばれています。
スタッフが保有しているスマホを活用すれば、会社は社用スマホを購入するコストを削減でき、社員は2台の携帯を持ち歩く煩わしさから解放されるのです。
コストを抑えられる
固定電話アプリ(クラウドPBX)の利用者の多くが、導入した理由に費用の安さをあげています。
以下の通り、ベンダーの撤退が加速している「直収電話」と着信専用の「03転送電話サービス」を除くと、初期費用・月額基本料金・通話料金のすべてにおいて、他の方法よりも固定電話アプリ(クラウドPBX)の方が割安になるケースが多いのです。
| 初期費用 | 月額基本料金 | 通話料金 | |
|---|---|---|---|
| NTTの加入電話 | ▼加入電話 ・電話加入権:39,600円 ・工事費:無料 ▼加入電話・ライトプラン ・電話加入権:不要 ・工事費:3,300円 |
▼加入電話 ・住宅用:1,595円~ ・事務所用:2,530円~ ▼加入電話・ライトプラン ・住宅用:1,870円~ ・事務所用:2,805~ ※2026年4月1日からの改定料金 |
・固定電話あて:9.35円/3分 ・携帯電話あて:17.6円/1分 |
| ひかり電話 | ・交換機等工事費:1,100 円 ・ネットの契約料:880 円 ・ネットの工事費:22,000 円 ※NTTのフレッツ光を参照 |
・住宅用:550 円 ・事務所用:1,650 円 |
・固定電話あて:8.8 円/3分 ・携帯電話あて:17.6円/1分 |
| 固定電話アプリ (クラウドPBX) |
・数百円~10,000円 | ・数百円~5,000円 | ・固定電話あて:9.35円/3分 ・携帯電話あて:17.6円/1分 ※登録した端末間が無料内線になるサービスあり |
なお、固定電話アプリ(クラウドPBX)の月額料金が幅広いのは、基本プランに含まれているサービスや機能の内容が異なるからです。
固定電話アプリを選ぶ際は、料金がサービス・機能と見合っているのかを見極めましょう。
登録している端末同士の通話が無料内線になる
ビジネスフォンの主装置をネット上に構築するクラウドPBXをベースにしている固定電話アプリなら、登録している端末同士の通話料金は発生しません。
たとえば事前に社員のスマホを登録しておけば、たとえ各自の自宅でテレワーク中であっても、まるでオフィス内で働いている時と同じように無料の内線として通話することができるのです。
住所が異なる拠点間の通話も無料の内線になるため、支店数が多い企業ほど通話料金を劇的に減らせます。
簡単かつスピーディーに取得できる
固定電話アプリ(クラウドPBX)の5つ目のメリットは、03番号を簡単かつスピーディーに取得できることです。
手続きの流れは以下の3ステップで完了するのが一般的で、申し込み~利用開始まで2・3日で済むサービスも登場しています。
▼固定電話アプリ(クラウドPBX)で03番号を取得する流れ
- サービス選定:料金、機能、サポート体制などを比較検討
- 申し込み:アプリやWebサイトから申請
- サービス利用:アプリをスマホにインストール後、03番号の利用開始
03番号を固定電話アプリ(クラウドPBX)で取得するデメリット
一方、03番号を固定電話アプリ(クラウドPBX)で取得するデメリットは、以下の3つです。
- 110など発信できない番号がある
- 通話品質がネット環境に左右される
- ベンダーによってサポート体制やセキュリティに差がある
110など発信できない番号がある
固定電話アプリ(クラウドPBX)で取得した03番号からは、以下の電話番号に発信することができません。
- 110
- 119
- 117
- 177
緊急通報用電話番号などに発信できないのは致命的なデメリットですが、以下の方法で対処できます。
- 最寄りの警察署や消防署の電話番号を、スマホに登録しておく
- 携帯電話番号からかける
通話品質がネット環境に左右される
インターネットが不安定だと通話品質が低下するのも、固定電話アプリ(クラウドPBX)で03番号を取得する代表的なデメリットです。
とくにインターネット回線が混雑する時間帯や電波が届きづらい地下街にいると、通話品質が低下します。
以下は、劣悪なインターネット環境によって通話品質が低下した場合の具体例です。
- 突然、通話が途切れる
- 音声にノイズが入る
- 互いの声が遅れて聞こえる
ベンダーによってサポート体制やセキュリティに差がある
固定電話アプリ(クラウドPBX)の中には、サポート体制やセキュリティが十分とは言えないサービスもあります。
とくにセキュリティの脆弱さは非常に危険で、不正アクセスによるウイルス被害や個人情報の流出など、深刻な問題に発展しかねません。
03番号を取得できる固定電話アプリ(クラウドPBX)3選
この章では、03番号を取得できる固定電話アプリ(クラウドPBX)の中から、おすすめの3つをご紹介していきます。
- 03plus
- GoodLine
- クラコール
03plus

「03plus」は、ユーザー数10万人以上・継続率97%を誇っている、多機能タイプの法人向け固定電話アプリ(クラウドPBX)です。
050番号だけでなく、03番号をはじめとする市外局番付きの固定電話番号であっても最短10分で取得でき、個人であれば最短当日に、法人であれば2~3営業日でサービスが利用できるようになります。
だからこそ、時間的な余裕がない人・企業に選ばれているのでしょう。
また、全国46局の市外局番に対応している大手、さらに通話品質が固定電話と同等の0ABJ型なのも大きな安心材料です。
なお、03plusについては以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
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GoodLine

「GoodLine」は、連携できる外部システムの豊富さや契約期間に縛りを設けていないなど、自由度の高さが魅力の固定電話アプリ(クラウドPBX)です。
特筆すべきは、03番号取得の申し込みから最短2日で利用できるようになる、迅速な対応力でしょう。
この素早さは、業界でもトップクラスと高評価を得ています。
全通話録音をはじめ、人気の高いビジネス向け機能が最初から基本プランに含まれているのも、GoodLineの大きなアドバンテージです。
GoodLineの詳細については、以下の記事を参照してください。
▼関連記事
クラコール

「クラコール」は、圧倒的な低価格と導入のしやすさが強みの固定電話アプリ(クラウドPBX)です。
継続利用率99%という驚異的な実績が、顧客満足度の高さを証明しています。
申し込み・03番号の取得・開通までは、必要書類を提出してから5営業日ほどです。
また、6ユーザー以降の月額基本料金が無料になるのも、「クラコール」ならではの強みです。
なお、クラコールの詳細については下記の記事をご一読ください。
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固定電話アプリ(クラウドPBX)で手軽に素早く03番号を取得!
03番号を取得する方法はいくつかありますが、もっともおすすめなのはクラウドPBXのシステムをベースにしている「固定電話アプリ」です。
わずか3ステップの簡単導入、即日~数日のスピーディーさ、月額数百円~というコスパの高さ全てが群を抜いています。
なにより、取得した03番号を使ってスマホで受信・発信の両方ができるのは、固定電話アプリ(クラウドPBX)だけ。
これほど多くのアドバンテージを持っているのですから、個人・法人を問わずシェアを伸ばしているもの納得です。
新規で03番号を取得する際は、固定電話アプリ(クラウドPBX)が最有力候補となるでしょう。


