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バーチャルオフィスで固定電話番号を取得・使用する方法

バーチャルオフィスでは、電話番号のレンタルをはじめ転送や対応代行、住所の貸し出しや郵便物の受け取りなど、さまざまなサービスを提供しています。

なかでも電話関連のサービスは人気が高く、とくにフリーランスや小規模事業主から絶大な支持を得ています。

ただし、バーチャルオフィスはWeb上に構築した仮想の事務所です。

有線タイプの電話回線とは相性が悪いため、ほとんどのバーチャルオフィスは取得・レンタル・使用できる固定電話を「IP電話」に限定しています。

もっとも適しているのは050番号で、市外局番付き固定電話番号を取得・使用するには、同じ市外局番の区画内にリアルな活動拠点を構えていなければなりません。

この記事では、バーチャルオフィスで固定電話を取得・使用する方法について解説していきます。

バーチャルオフィスとは?

「バーチャルオフィス」とは、文字通り物理的な作業スペースがない「仮想の事務所」のことです。

固定電話番号や住所をバーチャルオフィスに設けることで、実際に賃貸物件をオフィスとして借りるよりもコストを大幅に削減でき、さらに社会的信用や利便性が向上します。

以下は、バーチャルオフィスが提供しているサービスの一例です。

  • 電話番号のレンタル・転送
  • 電話対応代行サービス
  • 法人登記用の住所貸し出し
  • 郵便物の受け取り・転送
  • オンライン会議室のレンタル

ちなみに、バーチャルオフィスはWEB上に構築しているため、アナログ回線や光回線など実際に電話線を建物に引き込む通常の通話システムは設置できません。

バーチャルオフィスの費用相場

バーチャルオフィスの料金は、契約内容によって変更します。

たとえば、バーチャルオフィスで固定電話をレンタルした場合の費用相場は、以下の通りです。

初期費用 0円~1万円ほど
基本的な月額料金 4,000~5,000円
電話代行サービス 数千円~1万円以上/月
転送サービス 2,000〜5,000円ほど/月
転送時の通話料金 ・スマホあて:28円ほど/1分
・固定電話あて:15円ほど/3分
※税込

一方、その他サービスの費用相場は、以下の通りです。

住所利用のみ 500円~1,000円ほど/月
郵便転送 1,500円~6,000円ほど/月
会議室利用 1,500円~6,000円ほど/月

バーチャルオフィスで使える固定電話番号の種類

仮想の事務所であるバーチャルオフィスでは、主に以下のような固定電話番号が使われています。

  • 050番号
  • 着信者課金番号(フリーダイヤル、フリーコール)
  • 市外局番から始まる0ABJ番号

050番号

050番号から始まる固定電話番号は、バーチャルオフィスで最も一般的に使われています。

なぜなら、IP電話の一種である050番号はインターネット回線を活用しているため、バーチャルオフィスと好相性だからです。

以下の通り050番号はメリット多く、とくにフリーランスや個人事業主に選ばれています。

  • コストが安い(無料あり)
  • 新番号が最短10分で取得できる
  • スマホからでも取得・発信・受信が可能

その一方で、050番号には以下のようなデメリットがあることも把握しておきましょう。

  • 社会的信用度が低い
  • ネット回線が不安定だと、通話品質が低下する
  • 110番や119番へ発信できない
  • 一部の古い機器では使えない場合がある

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着信者課金番号(フリーダイヤル、フリーコール)

「着信者課金番号」とは、受信者が通話料金を支払うタイプの電話番号です。

フリーダイヤルやフリーコールなどが該当し、発信者は通話料金を負担する必要がないため、会社のお問い合わせ番号に適しています。

一方、着信者課金番号のデメリットには、以下の通りです。

▼着信者課金番号のデメリット

  • 通話料金は受信者の負担
  • いたずら電話がかかってくる可能性が高い

市外局番から始まる0ABJ番号

ビジネスにおいて、もっとも理想的なのが市外局番から始まる0ABJ番号です。

市外局番から始まる0ABJ番号には、以下のようなメリットがあります。

▼0ABJ番号のメリット

  • 社会的信用性が抜群
  • 地域密着型のビジネスには適している
  • あらゆる業種に適している
  • 110番や119番への通報が可能

ただし、0ABJ番号には以下のようなデメリットがあるため、バーチャルオフィスで使用する難易度がもっとも高い電話番号と言えます。

  • 利用できるバーチャルオフィスが限られている
  • 新規番号を取得する難易度が高い

バーチャルオフィスで市外局番付きの固定電話番号を取得・使用する条件

一定の条件を満たしていれば、たとえバーチャルオフィスでも市外局番付きの固定電話番号を取得・使用することができます。

一定の条件とは、同じ市外局番の区画内にリアルな活動拠点を構えていること

仕事専用のオフィスでなくとも、自宅兼事務所やコワーキングスペースでも問題ありません。

とはいえ、バーチャルオフィス以外にもう1つの拠点を準備するのは、経費を考えると現実的ではないでしょう。

市外局番の電話番号にこだわりたいならシェアオフィスも検討しよう

前述した通り、市外局番付きの固定電話番号が使えるバーチャルオフィスは限られているため、難易度が高いのが実情です。

そもそも、新規番号を取得するには同じエリアにリアルな拠点を構えていることが条件ですから、外出中の電話対応のみが目的であればバーチャルオフィスを契約しなくても、転送電話など他の方法で事足ります。

市外局番付きの固定電話番号にこだわりたいのなら、取得・使用が認められている以下のようなオフィス形態を検討してみましょう。

  • シェアオフィス
  • レンタルオフィス
  • コワーキングスペース

なお、後述するクラウドPBX(固定電話アプリ)のなかには、03plusのように、シェアオフィスの利用がオプションについたサービスもあります。

これからバーチャルオフィスを契約するという方は、選択肢の幅を広げてみるのもひとつの手段です。

バーチャルオフィスで固定電話番号を取得・使用する3つの方法

バーチャルオフィスで使用できる固定電話番号を取得するには、以下の3つの方法があります。

  • 電話代行サービス
  • 電話転送サービス
  • クラウドPBX

電話代行サービス

ほとんどのバーチャルオフィスがサービスの一環として提供しているのが、「電話代行サービス」です。

固定電話番号をレンタルしているバーチャルオフィスも多く、以下のようなメリットがあります。

  • レンタルした固定電話番号を、自社オフィスの番号として活用できる
  • 市外局番付きの固定電話番号を提供しているケースもある
  • 顧客からの電話に専門のオペレーターが応対してくれる
  • メッセージを受け取って転送してくれる

ただし、レンタルしている固定電話番号のタイプはバーチャルオフィスごとに異なるため、あらかじめ確認しておきまよう。

電話転送サービス

電話転送サービスも、バーチャルオフィスで固定電話番号を使用する代表的な方法です。

たとえば、バーチャルオフィスからレンタルした固定電話番号をオフィスの代表番号として活用すれば、クライアントからの注文やお問い合わせなどを逃さす心配もなく、なおかつプライベートとビジネスの電話を明確に区別することができます。

クラウドPBX(固定電話アプリ)

とくに、以下の条件に当てはまる人におすすめなのが「クラウドPBX」です。

  • 利便性の高い通話システムを、安価で導入したい
  • 契約の主な理由が、住所貸しや郵便物の対応
  • バーチャルオフィスの契約解除後も、同じ固定電話番号を使い続けたい

クラウドPBXとは、インターネット上にビジネスフォンの主装置を仮想で構築する、新しいタイプの通信システムです。

ビジネスフォンをはじめとする置き型の電話機がなくても、スマホのみで固定電話番号が新規で取得できます。

最大の強みは、スマホから固定電話番号で発信・受信ができる利便性の高さです。

バーチャルオフィスで対応した外線に対して、スマホから固定電話番号を使って折り返せるのは、大きなアドバンテージと言えます。

ただし、クラウドPBXでは市外局番付きの固定電話番号も取得できますが、バーチャルオフィス用として発番しているベンダーはごく希です。

クラウドPBXに限らず、バーチャルオフィス用として固定電話番号を取得するなら、難易度の低い050番号が適しています。

バーチャルオフィスにクラウドPBX(固定電話アプリ)が適している理由

バーチャルオフィスで固定電話番号を取得・使用する方法として、もっともおすすめなのはクラウドPBX(固定電話アプリ)です。

その理由として、以下の4点があげられます。

  • 最短10分で取得できるサービスもある
  • 対応時間終了後もスマホで発信・受信ができる
  • 会社の電話番号で折り返せる
  • バーチャルオフィス解約後も同じ電話番号が使える

最短10分で取得できるサービスもある

クラウドPBX(固定電話アプリ)の1つ目の強みは、固定電話番号を素早く取得できることです。

なかには、バーチャルオフィスに最適な050番号が最短10分で取得できるサービスもあります。

しかも、スマホだけで固定電話番号が取得できるため、手間もかかりません。

対応時間終了後もスマホで発信・受信ができる

クラウドPBXの2つの目の強みは、スマホから発信・受信ができることです。

そもそも、バーチャルオフィスの多くは電話対応に時間制限を設けています。

その点、クラウドPBXで取得した固定電話番号なら、時間や曜日を気にせず直接スマホから発信・受信が可能です。

会社の電話番号で折り返せる

バーチャルオフィスの電話対応は、外線の受電がメインです。

クライアントからかかってきた外線電話をバーチャルオフィスのスタッフが対応し、契約者のスマホに転送したり預かったメッセージを伝えたりします。

その後、契約者は必要に応じてクライアントに電話を折り返しますが、ここで問題となるのが相手のディスプレイに表示される電話番号の違いです。

固定電話番号にかけたのに携帯電話番号から折り返されると、不信感を抱くクライアントも少なくありません。

その点、クラウドPBXならスマホから固定電話番号を使って折り返せるため、クライアントに不信感を与えるリスクが低いのです。

バーチャルオフィス解約後も同じ電話番号が使える

バーチャルオフィスでレンタルしている電話番号は、当然ながら解約すると返却しなければなりません。

近い将来リアルなオフィスへ移行する予定があるなら、バーチャルオフィスを解約した後も継続して使用できる固定電話番号を、クラウドPBXで取得しておいた方が良いでしょう。

バーチャルオフィスにおすすめのクラウドPBX(固定電話アプリ)3選

最後に、バーチャルオフィスにおすすめのクラウドPBXを3つご紹介します。

  • 03plus
  • GoodLine
  • クラコール

03plus

03plus

▼03plusのおすすめポイント

  • 1回線のみの契約も可
  • 最短10分で、新規の固定電話番号が取得できる
  • ビジネス向けの機能が充実している
  • 最長31日間も試せる0円スタートプラン
  • 通話品質がアナログ回線と同レベルの「0ABJ型」

「03plus」は、ビジネス向けに特化しているクラウドPBX(固定電話アプリ)です。

クラウドFAXやパーク保留、全通話録音といったニーズの高いビジネス向け機能が揃っています。

とくに従来の電話代行サービスに代わる「留守レポ」は、音声応答・録音・文字起こし・メールやチャットによるテキスト通知まで、自動で一括対応してくれる優れモノ。

バーチャルオフィス用には050番号を、シェアオフィス用には市外局番付きの固定電話番号を、といった具合に柔軟に対応してくれるのも、03plusの人気が高い理由です。

03plusなら、シェアオフィスの使用ができる「ワークプレイスオフィス」もあるので、オフィスの種類にこだわりがないなら選択肢に含めるのも良いでしょう。

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GoodLine

▼GoodLineのおすすめポイント

  • 契約期間に縛りがない
  • 1回線から契約できる
  • ビジネス向けの便利機能が基本プランに含まれている

「GoodLine」は、優れた柔軟性とシンプルな料金体系が高く評価されているビジネス向けクラウドPBX(固定電話アプリ)です。

全通話録音やIVR(自動音声応答)といったビジネス向けの定番機能が、最初から基本プランに含まれているため、あとからオプション料金が追加されてトータルコストが割高になる心配もありません。

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クラコール

▼クラコールのおすすめポイント

  • 初期費用0円
  • 契約期間の縛りなし
  • 継続利用率99%
  • 最長30日間、無料で試せる

「クラコール」は、1カ月あたりの平均新規契約が135社を誇る、顧客満足の高いクラウドPBXです。

1回線・1カ月からでも契約できるため、とくに個人事業主やSOHOから絶大な支持を得ています。

2025年11月20日から提供を開始した「AI通話メモ」をはじめ、ニーズの高い便利機能が揃っているのも、クラコールが選ばれている理由です。

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バーチャルオフィスなら050番号が最適!

バーチャルオフィスは、個人事業主や起業したてのスタートアップ企業にとって、非常に利便性の高いサービスです。

とくに固定電話番号のレンタルや対応代行はバーチャルオフィスが提供している代表的なサービスで、コスト・手間・時間のすべてを大幅に削減することができます。

ただし、市外局番付きの固定電話番号が利用できるバーチャルオフィスはごく希で、合法的かつ安全に活用するには050番号が最適です。

バーチャルオフィス用の固定電話を取得するなら、コスパと利便性が群を抜いているクラウドPBX(固定電話アプリ)を検討してみてはいかがでしょうか。