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IP電話の音質が悪いってホント?原因と対処方を徹底解説!

IP電話で通話しているとき、「音質が悪い」と感じる人も多いでしょう。

雑音が聞こえたり相手の声が遅延したり、IP電話の音質が不安定になる主な原因は、「インターネット環境」「アプリと端末の相性」「アプリ自体の問題」の3つです。

それぞれ適切に対処するには、IP電話の音質が不安定になる仕組みを原因別に理解する必要があります。

そこで今回は、IP電話の音質が低下する原因と改善策をセットでご紹介していきます。

IP電話とは?

そもそもIP電話とは、端的に言うと「インターネット接続によって通話する電話」のことです。

活用している通信方式、IP(Internet Protcol:インターネットプロトコル)が名称の由来になっており、以下のような特徴から個人・法人を問わずシェアを伸ばしています。

  • 固定電話機、スマホ、PC、タブレットなど通話できる端末の種類が豊富
  • IP電話同士の通話料金が無料
  • 導入・運用コストが安い
  • 拡張性が高く、顧客管理システム(CRM)などと連携できる

IP電話と言えば050番号が有名ですが、最近では東京03など市外局番付きの電話番号が取得できるサービスも登場しており、外出中でもスマホを使って固定電話番号で発信・受信ができると評判です。

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IP電話は音質が悪いって本当?

結論から言うと、IP電話には最初から音質が悪いサービスと固定電話と同レベルのサービスが存在します。

ただし、固定電話と同レベルの音質を備えた優良サービスであっても、一定の条件下では音質が低下するため注意が必要です。

対策としては、音質の優れたサービスを選び、なおかつ音質の低下を予防する方法や実際に低下した場合の対処方を把握しおく、などがあげられます。

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IP電話の音質が悪い状態とは?

IP電話の音質が悪い状態とは、以下のようなケースを指します。

  • 相手の声が遅延して聞こえる
  • 自分の声が遅延して相手に伝わる
  • 音声が途切れ途切れになる
  • 雑音が入る

悪い条件が重なると、会話が成り立たないほど音質が低下することも珍しくありません。

IP電話の種類別に音質を比較

IP電話は性能によって大きく以下の3タイプに分かれており、音質がもっとも優れているのは「0ABJ型IP電話」、もっとも悪いのは「インターネット電話」です。

種類 音質の程度 一例
0ABJ型IP電話 アナログ電話と同レベル ・ひかり電話
・03plusなど、一部の固定電話アプリ
050電話 0ABJ型よりは悪いが、比較的安定 ・実質無料または安価な050番号アプリ
インターネット電話 公共のインターネット回線を利用しているため、
環境変化の影響を受けやすく、3つの中でもっとも音質が悪い
・LINE電話
・Microsoft Teams
・Zoom
・Discord
・Google Meet
※Skypeは、2025年5月5日にサービスの提供を終了

IP電話の音質が悪い原因と対処方

ここからは、IP電話の音質が悪い原因とそれぞれの対処方について解説していきます。

  • インターネット回線が混雑している
  • 大量のデータファイルを送受信している
  • オフィス内の無線LANの電波が不安定
  • IP電話アプリと端末の相性が悪い
  • 音質が悪いIP電話サービスを使っている

順番に解説していきます。

インターネット回線が混雑している

「IP電話の音質が悪いかも?」と思ったら、最初に疑うべきなのがインターネット回線の混雑です。
インターネット回線が混雑していると、IP電話の音質が高確率で低下します。

なぜなら、インターネット回線が混雑しているとデータの「送信速度」と「処理速度」が低下するからです。

以下はIP電話の仕組みを極シンプルに表していますが、インターネット回線が混雑していると「変換・送信・再構築」というプロセスがスムーズに行えず、音質が不安定になってしまいます。

▼IP電話で通話できる仕組み

  • 音声をパケットデータに「変換」する
  • インターネット回線を通じて相手方へ「送信」する
  • パケットデータを音声データへと「再構築」する

対策・改善策

以下の通り、インターネット回線が混雑している時間帯は、エリアによってある程度決まっています。

▼インターネット回線が混雑する時間帯

  • 住宅地:夕食後から深夜にかけて
  • ビジネスエリア:始業の直後や昼休憩時間
  • 社内:始業の直後やオンライン会議中

IP電話の音質をクリアに保ちたい時は、これらの時間帯を避けた方がよいでしょう。

大量のデータファイルを送受信している

大量のデータファイルを送受信しているタイミングでIP電話を使うと、音質が悪くなりがちです。
Webサイトの閲覧や動画を見ていて、「重い」と感じたことがある人も多いでしょう。

このようなケースでは、ほとんどの場合IP電話も影響を受けてしまうのです。

一度に大勢の人が同じインターネット回線にアクセスしているだけでも音質が低下するのですから、大量のデータファイルを送受信していならなおさらです。

対策・改善策

IP電話の音質を良好に保つには、インターネット回線に過剰な負荷がかかっているタイミングを避ける必要があります。

とくにオフィスでIP電話を使用する際は、以下のような行為を避けた方がよいでしょう。

  • 大容量のデータファイルを送受信する
  • 大勢でオンライン会議を開く

オフィス内の無線LANの電波が不安定

オフィス内に設置した無線LANの電波が不安定になると、IP電話の音質も低下します。

IP電話の通話品質が悪いときは、以下のような要因によって無線LANの電波が不安定になっている可能性が高いのです。

▼無線LANの電波が不安定になる原因

  • 外部からの電波干渉
  • Wi-Fiルーターやアクセスポイントの不具合
  • コンピューターウイルス
  • ルーターやアクセスポイントと電話機の距離が遠い
  • ルーターやアクセスポイントと電話機の間に遮蔽物がある

対策・改善策

このケースの対処方としてもっとも有効なのは、無線LANから有線に切り替える方法です。

デバイスに直接LANケーブルをジョイントする有線形式は、無線LANよりもはるかに安定性が高いため、IP電話の音質も向上します。

とくに会社の代表電話は音質が悪いと業務に支障がでるため、IP電話でも安定した音質で通話できる有線にした方がよいでしょう。

また、前章で解説した無線LANの電波が不安定になる原因を取り除くのも、有効な方法です。

IP電話アプリと端末の相性が悪い

IP電話の音質が悪い原因は、そのほとんどがインターネット環境に関連しています。

そのため、多くの人が見落としがちなのが「IP電話アプリ」と「端末」の相性についてです。

たとえば、以下のようなタイミングで通話品質が低下した場合は、IP電話アプリと端末の相性が悪いと疑うべきでしょう。

  • アプリをアップデートした直後
  • スマホを機種変更した直後
  • タブレットやPCを買い換えた直後

対策・改善策

結論から言うと、IP電話アプリと端末の相性については、ベンダーの公式アナウンスを遵守するのが最適解です。

IP電話アプリと端末について、相性の善し悪しを自己判断することはできません。

だからこそ、優良なベンダーは公式サイトやダウンロード画面にて、「アプリの最新バージョン」と「推奨しているスマホの機種やスペック」についてアナウンスしているのです。

加えて以下のような項目を満たしているベンダーは、より優良なIP電話アプリだと判断できます。

  • 不具合について情報を共有している
  • より快適に使えるように、アップデートを繰り返している
  • 事前にアップデートの告知を行っている

音質が悪いIP電話サービスを使っている

前述した対処方を試しても音質が悪いままなら、IP電話サービスそのものに問題があるのかもしれません。

一口にIP電話サービスと言っても、固定電話と同等の音質で通話できるサービスもあれば、常に雑音が聞こえるなどデフォルトの音質が悪いサービスもあります。

特定のタイミングではなく、日常的に音質が悪い場合はIP電話サービスの切り替えを検討して見ましょう。

対策・改善策

日常的に音質が悪いIP電話サービスを使っている場合は、通話品質が固定電話と同レベルの「0ABJ型」に切り替えることで、大幅な改善が見込めます。

また、インターネット回線を光回線などの高速タイプに切り替えるのも有効な手段です。

ただし、1回線を分割しているマンションタイプの場合は、たとえ光回線であっても速度が住宅用よりも劣るため、オフィス用として個別回線を引くことをおすすめします。

高音質のIP電話なら「03plus」がおすすめ

03plus

音質が優れているIP電話アプリをお探しの方におすすめなのが、「03plus」です。

ビジネス向けの多機能タイプだけあって、IP電話アプリの中でもっとも通話品質が優れている「0ABJ型」なので、通話中に不具合が発生するリスクを予防することができます。

サードパーティー製のアプリではなくシステム開発を自社で行っており、対応力の高さについて以下のような口コミを寄せられています。

  • OSのバージョンアップに素早く対応している
  • バージョンアップ頻度が高い

また、契約前に最大31日間も音質のスペックが試せる「0円スタートプラン」を設けているのも、03plusの大きなアドバンテージです。

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IP電話は音質の良さで選ぼう!

残念ながら、IP電話は音質が悪いタイプが大半を占めており、固定電話や携帯電話には遠く及びません。

そこでおすすめしたいのが、固定電話と同レベルの音質で通話できる「0ABJ型」のIP電話です。
ただし、たとえ0ABJ型のIP電話であっても、以下に当てはまる場合は通話品質も悪影響を受けてしまいます。

  • インターネット環境が不安定
  • アプリと端末の相性が悪い

IP電話の音質が悪いと感じたときは、まずは契約中のアプリが0ABJ型かどうかを確認してみましょう。

そのうえで、この記事でご紹介した原因別の対処方を試してみてください。