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ボイスワープで携帯に転送する設定と料金は?2026年の代替策も比較
※本記事は2026年06月時点の情報に基づいています。
ボイスワープは、会社の固定電話にかかってきた着信を携帯(スマホ)へ自動転送できるNTTのサービスですが、転送のたびに発生する通話料は契約者が負担し、転送先は基本1番号のみという制約があります。コスト削減や多機能化を求めるなら、クラウドPBXや固定電話アプリへの移行が有力な選択肢です。
この記事の要点
- ボイスワープの月額基本料は、加入電話の事務用で880円(税込)、住宅用550円(税込)、ひかり電話で550円(税込)。携帯への転送通話料17.6円/60秒(税込)が別途かかる
- 転送通話料を負担するのは「転送元=ボイスワープ契約者(会社)」であり、電話をかけてきた相手ではない
- ボイスワープでは「会社番号での折り返し発信」「複数スマホへの同時着信」はできず、用途によっては機能不足になる
- 2026年4月にメタル回線の固定電話基本料が値上げ(事務用で月額+330円)、さらに2035年ごろにメタル回線は廃止予定で、固定電話の前提が変わりつつある
- 転送コスト削減と多機能化にはクラウドPBXが有効で、IT導入補助金を使えば初期費用を抑えて移行できる
目次
- 1 ボイスワープとは?携帯・スマホへ転送する仕組み
- 2 ボイスワープで固定電話を携帯に転送する設定手順は?
- 3 ボイスワープの料金はいくら?基本料・工事費・転送通話料
- 4 携帯へ転送するといくらかかる?転送通話料の負担とシミュレーション
- 5 2026年4月のNTT値上げでボイスワープのコストはどう変わった?
- 6 ボイスワープではできないことは?3つの限界
- 7 2035年のメタル回線廃止に向けて今すべきことは?
- 8 ボイスワープの代替手段は?クラウドPBX・固定電話アプリを比較
- 9 ボイスワープとクラウドPBX、結局どっちがいい?タイプ別の選び方
- 10 クラウドPBX導入の初期費用は補助金で減らせる?
- 11 よくある質問(FAQ)
- 12 まとめ:ボイスワープは継続か、クラウドPBXへ移行か
ボイスワープとは?携帯・スマホへ転送する仕組み

ボイスワープは、かかってきた電話をあらかじめ指定した別の電話番号へ自動的に転送する、NTT東日本・NTT西日本の付加サービスです。会社の固定電話にかかってきた着信を、外出中やテレワーク中の社員の携帯(スマホ)へ転送する用途で広く使われています。
仕組みはシンプルで、固定電話の回線に「転送先の番号」と「転送する条件」を設定しておくと、着信があったときにNTTの交換設備が自動的に転送先へつなぎます。利用者側で特別な機器を増設する必要はありません。
ボイスワープには、3つの転送条件が用意されています。以下の表で、それぞれの違いを比較します。
| 転送条件 | 動作 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 無条件転送 | 固定電話を鳴らさず即座に転送先へつなぐ | 事務所に誰もいない時間帯 |
| 無応答時転送 | 固定電話を一定回数鳴らし、応答がなければ転送 | 事務所と携帯の両方で受けたい場合 |
| 話中時転送 | 固定電話が通話中のときだけ転送 | 取りこぼしを防ぎたい場合 |
「無条件転送」は、転送元の電話機を鳴らさずにすぐ転送先へつなぐ方式です。一方の「無応答時転送」は、転送元の電話機を数回鳴らした後、誰も出なければ転送先へつなぐ方式で、事務所に人がいるときは固定電話で、いないときは携帯で受けるという運用ができます。自社の働き方に合わせて条件を選べる点が、ボイスワープの基本的な強みです。
ボイスワープで固定電話を携帯に転送する設定手順は?
ボイスワープの転送設定は、固定電話機からの専用ダイヤル操作、または外出先からのリモートコントロール機能で行います。まず転送先の携帯番号を登録し、その後に転送のオン・オフを切り替えるのが基本の流れです。
実際の設定は、おおむね次のステップで進みます。
- ボイスワープを契約・開通する:NTT東日本・西日本へ申し込み、開通工事を済ませる
- 転送先の携帯番号を登録する:固定電話機から専用番号にダイヤルし、音声ガイダンスに従って転送先となる携帯番号を入力する
- 転送条件を選ぶ:無条件転送・無応答時転送・話中時転送のいずれかを設定する
- 転送を開始する:転送開始の操作を行うと、以降の着信が携帯へ転送される
- 転送を解除する:不要になったら解除操作を行い、通常の固定電話に戻す
設定・解除はいずれも固定電話機の操作で完結しますが、外出してしまうと事務所の電話機を操作できません。そこで役立つのがリモートコントロール機能です。これは、外出先の電話機や携帯から、ボイスワープの転送開始・停止や転送先の変更を行える機能を指します。
ただし、リモートコントロール機能を使うには、事前に「利用する」という指定と、暗証番号の登録が必要です。出張先で急に転送を止めたい・変えたいといった場面で慌てないよう、開通時にあわせて設定しておくことをおすすめします。
正確な操作番号や手順は契約内容によって異なるため、申し込み時に渡される利用ガイドや公式案内を必ず確認してください(出典:NTT西日本 フレッツ光 ボイスワープ)。
ボイスワープの料金はいくら?基本料・工事費・転送通話料

ボイスワープの月額基本料は、加入電話の事務用で880円(税込)、住宅用で550円(税込)、ひかり電話では550円(税込)です。これに加えて、開通時の工事費と、転送が発生するたびの転送通話料がかかります。
料金は契約している回線の種類によって異なります。以下の表で、ボイスワープの基本的な費用を比較します。
| 項目 | 加入電話(住宅用) | 加入電話(事務用) | ひかり電話 |
|---|---|---|---|
| 月額基本料 | 550円 | 880円 | 550円 |
| ボイスワープ工事費(1契約ごと) | 不要 | 不要 | 3,300円(2026年7月~4,400円) |
| 転送通話料 | 別途発生 | 別途発生 | ・固定電話宛:8.8円/3分 ・携帯宛:17.6円/60秒 |
※金額はすべて税込
ボイスワープの工事費は、加入電話は無料、ひかり電話は有料です。ただし、ひかり電話と同時に工事する場合などは無料になることがあるため、新規開通とあわせて申し込むと初期費用を抑えられます。
ここで注意したいのは、月額基本料はあくまで「転送機能を持つための固定費」だという点です。実際に転送が発生すると、これとは別に転送通話料が積み上がっていきます。次のセクションで、この転送通話料の負担者と金額を詳しく見ていきましょう(出典:NTT西日本 フレッツ光 ボイスワープ)。
携帯へ転送するといくらかかる?転送通話料の負担とシミュレーション
携帯への転送通話料は、ひかり電話の場合で17.6円/60秒(税込)が目安です。そしてこの通話料を負担するのは、電話をかけてきた相手ではなく「転送元=ボイスワープ契約者(会社)」である点に最も注意が必要です。
料金の流れを整理すると、次のようになります。
- 発信者 → 会社(転送元):この区間の通話料は、電話をかけてきた発信者が負担する
- 会社(転送元)→ 携帯(転送先):この区間の転送通話料は、ボイスワープ契約者である会社が負担する
つまり、着信を携帯へ転送するほど、会社側の通話料負担が増えていく仕組みです。「相手からの電話なのに、なぜ自社が通話料を払うのか」と感じる方も多いのですが、これはボイスワープの料金体系上、避けられないポイントです。
実際にどれくらいの金額になるのか、ひかり電話の17.6円/60秒(税込)を前提に、1件あたり平均3分の転送が発生したケースでシミュレーションしてみます。
| 1日の転送件数 | 1件あたり通話時間 | 1日の転送通話料 | 月間(20営業日換算) |
|---|---|---|---|
| 5件 | 3分 | 264円 | 5,280円 |
| 10件 | 3分 | 528円 | 10,560円 |
| 20件 | 3分 | 1,056円 | 21,120円 |
たとえば1日10件・各3分の転送がある事務所なら、転送通話料だけで月10,560円。これに月額基本料880円(事務用)を加えると、ボイスワープ関連だけで月11,000円超になります。年間では13万円以上です。
転送件数が多い事業所ほど、この通話料が経営にじわじわ効いてくることがわかります。
2026年4月のNTT値上げでボイスワープのコストはどう変わった?

2026年4月1日利用分から、メタル回線を使う「加入電話」「加入電話・ライトプラン」の基本料が値上げされました。値上げ額は事務用で月額330円(税込)、住宅用で月額220円(税込)です。
ボイスワープ自体の料金は据え置きでも、土台となる固定電話の費用が上がるため、トータルコストは確実に増えています。
ここで言うメタル回線とは、銅線を用いた通信回線のことで、従来のアナログ固定電話やISDNなどで利用されてきたものです。多くの中小事業者が今も使っている「加入電話」は、このメタル回線を前提としています。
値上げのインパクトを具体的に見てみましょう。加入電話(事務用)でボイスワープを使っている事業所の場合、固定電話の基本料が月330円(税込)上がるため、年間では3,960円の負担増です。ここにボイスワープの基本料880円(税込)、さらに前述の転送通話料が重なります。
つまり、2026年4月以降は「固定電話の基本料アップ+ボイスワープ基本料+転送通話料」という三重のコスト構造になっているわけです。
「ボイスワープの料金は変わっていないのに、固定電話の請求額が増えた」という場合、このメタル回線の値上げが原因である可能性が高いといえます。値上げを機に、固定電話まわりのコストを一度棚卸ししておくことをおすすめします。
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ボイスワープではできないことは?3つの限界
ボイスワープは「着信を1つの番号へ転送する」シンプルなサービスのため、用途によっては機能が足りない場面があります。具体的には、①会社番号での折り返し発信、②複数スマホへの同時着信、③転送通話料ゼロ運用、の3つはできません。
限界1:会社の番号で折り返し発信できない
ボイスワープは着信転送のみのサービスです。転送された電話に携帯で出ても、携帯から「会社の固定電話番号」で折り返し発信することはできません。携帯から折り返すと、相手には携帯の番号が通知されてしまいます。
取引先に個人の携帯番号を知られたくない、会社の代表番号で統一して発信したい、という場合にはボイスワープは不向きです。これは「会社番号で発信したい」というニーズを持つ多くの事業者がつまずくポイントです。
限界2:複数のスマホに同時着信できない
ボイスワープで指定できる転送先は、基本的に1番号のみです。そのため、「複数の社員のスマホを同時に鳴らして、手の空いた人が取る」という運用はできません。
転送先を1番号に絞らざるを得ないため、受ける予定の社員が別の電話に出ていれば取りこぼしが発生します。複数人・複数拠点でチームとして電話を受けたい場合には、構造的に向いていません。
限界3:転送のたびに通話料がかかる
前述のとおり、ボイスワープは転送通話料が契約者負担です。着信を携帯で受けるたびにコストが発生するため、電話の多い事業所ほど通話料がかさみます。「固定電話を携帯で受けられればいい」という最低限の目的でも、ランニングコストが膨らみやすい点は理解しておく必要があります。
これら3つの限界は、いずれも後述するクラウドPBXや固定電話アプリで解決できます。自社の使い方がこの限界に当たっていないかを、まず確認してみてください。
2035年のメタル回線廃止に向けて今すべきことは?

NTT東日本・NTT西日本は2025年9月に「今後の固定電話サービス移行計画」を発表し、メタル回線の固定電話を2035年ごろに終了(廃止)する方針を正式に示しました。長期的には、光回線やクラウドサービスを前提とした電話環境への移行が避けられない流れになっています。
背景には、固定電話の利用が大きく減っている現実があります。固定電話の契約数は1997年の約6,300万件をピークに減り続け、2025年度には約1,000万件余りまで落ち込んでいます。30年弱でおよそ6分の1という規模の縮小です。設備を維持する側にとっても、メタル回線を支え続けるのは合理的でなくなってきています。
ここで混同しやすいのが、2024年に進んだIP網への移行との違いです。IP網(NGN)とは、インターネットプロトコル技術を用いて音声やデータを統合的に扱う次世代ネットワークのことです。2024年の移行は、あくまで電話局内の設備をIP化したもので、利用者側の電話機や宅内配線はそのまま使えました。電話番号も変わっていません。
一方、2035年ごろに予定されているのは、メタル回線そのものの物理的な終了です。光回線やモバイル回線を用いた代替サービスへ移行すれば、引き続き同じ固定電話番号を使い続けられますが、何らかの形での乗り換えは必要になります。
こうした中長期の流れを踏まえると、2026年の値上げを「コスト見直しのきっかけ」、2035年の廃止を「移行の最終期限」と捉え、今のうちにクラウドベースの電話環境へ計画的に移行しておくことが戦略的に合理的です。期限ぎりぎりで慌てて乗り換えるより、業務に合うサービスをじっくり選べるうちに動くほうが、結果的にコストも手間も抑えられます。
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ボイスワープの代替手段は?クラウドPBX・固定電話アプリを比較
転送通話料の削減や、会社番号での発信・複数同時着信を実現したいなら、クラウドPBX(固定電話アプリ)が有力な代替手段です。代表的なサービスに、テレワープ、MOT/TEL、INNOVERA、03plus、IVRyなどがあります。
ここで言うクラウドPBXとは、企業内の電話交換機(PBX)の機能をクラウド上に構築し、インターネット経由で内線・外線通話や転送を提供するサービスのことです。物理的な交換機を社内に置かずに、スマホやPCを会社の電話として使えるのが特徴です。
以下の表で、主要な代替サービスの特徴を比較します。
| サービス | 主な特徴 | 会社番号で発信 | 複数同時着信 |
|---|---|---|---|
| テレワープ | ひかり電話に専用機器を接続するだけで、既存の固定番号でスマホ発着信が可能。転送通話料不要 | ◯ | ◯ |
| MOT/TEL | スマホ内線化、PC電話やチャット機能 | ◯ | ◯ |
| INNOVERA | 全通話自動録音(6ヶ月分・追加料金なし)+通話テキスト化・感情分析オプションが強み。コールセンター用途にも対応 | ◯ | ◯ |
| 03plus | 全国の市外局番をスマホで利用・発信 | ◯ | ◯ |
| IVRy | AI電話代行・自動文字起こしに強みを持つ電話DXクラウド。電話業務効率化クラウド国内シェアNo.1 | ◯ | ◯ |
各サービスの位置づけを簡単に整理します。
テレワープは、ひかり電話に専用機器を接続するだけで、既存の固定電話番号でスマホ発着信が可能になるサービスです。転送通話料がかからない点が大きな利点で、「外出先でも会社番号で発着信したい」というニーズに直結します。利用にはアプリの導入と専用機器(テレワープキューブ)の設置が必要です。
MOT/TELは、株式会社バルテックが提供するクラウドPBXで、スマホの内線化やPC電話、チャット機能を備えます。会社の番号での発信や複数人での同時着信ができるため、ボイスワープの限界をまとめて解消できます。初期費用や月額費用がかかる点は考慮が必要です。
INNOVERAは、株式会社プロディライトのクラウドPBXで、全通話の自動録音(6ヶ月分・追加料金なし)を標準搭載している点が最大の特徴です。通話のテキスト化や感情分析オプションも備え、コールセンター用途にも対応します。通話内容の記録・管理を重視する業種に向きます。
03plusは、株式会社グラントンが提供する、スマホで全国の市外局番が使えるアプリです。固定電話番号をスマホで持ち歩き、外出先から固定電話番号で発信できます。月額利用料が必要です。
IVRyは、株式会社IVRyが提供する電話DXクラウドで、電話業務効率化クラウド国内シェアNo.1のサービスです。AIによる電話代行や自動文字起こし・要約機能に強みを持ち、不要な営業電話のブロックや電話業務の自動化を得意とします。着信フローの設定に一定の手間がかかります。
このように、「受電だけ改善したい」「会社番号で発信もしたい」「録音や自動応答まで欲しい」といった目的ごとに、最適なサービスは変わります。
▼各社の詳細はこちら
ボイスワープとクラウドPBX、結局どっちがいい?タイプ別の選び方

月の転送件数が少なく現状維持で十分なら、ボイスワープの継続も合理的です。一方、転送通話料が月数千円を超える、複数人で受けたい、会社番号で発信したいといったニーズがあるなら、クラウドPBX(固定電話アプリ)への移行が有利になります。
まず、両者の違いを以下の表で比較します。
| 項目 | ボイスワープ | クラウドPBX |
|---|---|---|
| 初期費用 | ひかり電話は工事費2,200円〜 | サービスにより異なる(補助金活用可) |
| 月額費用 | 550〜880円 | 1000円~(内線・通話定額などのプラン制) |
| 会社番号で発信 | × | ◯ |
| 複数スマホへ同時着信 | ×(転送先は1番号) | ◯ |
| 転送通話料 | 転送のたびに発生 | かからない/定額の場合が多い |
| メタル回線廃止の影響 | 受ける | 受けにくい |
判断軸を整理すると、次のように考えられます。
ボイスワープの継続が向いている人
- 携帯への転送件数がもともと少なく、通話料負担が軽い
- ひかり電話を使っており、当面は設備を変えたくない
- 「外出時に着信を1台の携帯へ回せればよい」という単純な用途で足りる
クラウドPBX・固定電話アプリへの移行が向いている人
- 転送通話料が月数千円以上に膨らんでいて、コストを下げたい
- 複数人・複数拠点でチームとして電話を受けたい
- 会社の固定電話番号で、外出先のスマホから発信したい
- テレワークを本格導入していて、場所を問わず会社の電話を使いたい
- 2035年のメタル回線廃止を見据えて、早めに移行しておきたい
特に「会社番号での折り返し発信」と「複数同時着信」は、ボイスワープでは原理的に実現できない機能です。この2つが業務に必要かどうかが、移行を判断する最大の分かれ目になります。
クラウドPBX導入の初期費用は補助金で減らせる?
クラウドPBXはITツールに該当するため、条件を満たせばIT導入補助金の対象になる場合があります。要件に合致すれば導入費用の一部が補助され、移行のハードルを下げられます。
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者が生産性向上のためのITツールを導入する際の費用を補助する制度です。クラウドPBXのような電話・コミュニケーション系のツールも、登録された対象ツールであれば補助の対象になり得ます。導入を検討する際は、希望するサービスが補助金の対象として登録されているかを、提供事業者にも確認しておくとスムーズです(出典:IT導入補助金)。
補助金を申請するには、事前準備としてgBizIDの取得が必要です。gBizIDは、1つのID・パスワードで複数の行政サービスにログインできる、法人・個人事業主向けの共通認証システムです。補助金申請には「gBizIDプライム」が求められるのが一般的で、取得には数日〜数週間かかることもあるため、早めに申請しておくと安心です(出典:gBizID)。
「クラウドPBXは初期費用が気になる」という事業者ほど、こうした補助金の活用余地を確認する価値があります。2026年の値上げ・2035年の廃止という外部環境の変化に合わせて移行するなら、補助制度が使えるタイミングを逃さないことが、トータルコストを抑えるカギになります。
よくある質問(FAQ)
ボイスワープの転送通話料は電話をかけてきた人が払うの?
いいえ。発信者から会社(転送元)までの通話料は発信者が負担しますが、転送元から携帯(転送先)までの転送通話料は、ボイスワープの契約者である会社が負担します。着信を転送するほど自社のコストが増える仕組みです。
転送された電話に出た携帯から、会社の番号で折り返し発信できる?
できません。ボイスワープは着信転送のみのサービスで、携帯から発信すると相手には携帯の番号が通知されます。会社の固定電話番号で発信したい場合は、クラウドPBXや固定電話アプリが必要です。
複数の社員の携帯に同時に転送できる?
できません。ボイスワープで指定できる転送先は基本的に1番号のみで、複数のスマホを同時に鳴らすことはできません。複数人での同時着信を実現したい場合は、クラウドPBXが向いています。
2024年のIP網移行で今の固定電話機は使えなくなった?
いいえ。2024年の移行は電話局内設備のIP化であり、利用者側の電話機や宅内配線はそのまま利用できます。電話番号も変わりません。
2035年にメタル回線が廃止されると固定電話は使えなくなる?
いいえ。光回線やモバイル回線を用いた代替サービスへ移行すれば、引き続き同じ固定電話番号を利用できます。ただし何らかの乗り換えは必要になるため、早めの検討がおすすめです。
ボイスワープの工事費はいくらかかる?
ひかり電話の場合、1契約ごとに2,200円(税込)~ですが、同時に工事するなどの場合は、無料になることがあります。
まとめ:ボイスワープは継続か、クラウドPBXへ移行か
ボイスワープは、会社の固定電話を携帯へ自動転送できる手軽なNTTのサービスです。月額基本料は加入電話の事務用で880円(税込)、ひかり電話で550円(税込)と低めですが、携帯あて17.6円/60秒(税込)の転送通話料を契約者が負担するため、電話の多い事業所ほどコストが膨らみます。さらに「会社番号での折り返し発信ができない」「転送先は1番号のみ」という機能的な限界もあります。
加えて、2026年4月にはメタル回線の固定電話基本料が値上げ(事務用で月額+330円)され、2035年ごろにはメタル回線そのものの廃止が予定されています。固定電話を取り巻く前提は、確実に変わりつつあります。
転送件数が少なく単純な用途で足りるなら、ボイスワープの継続も選択肢です。しかし、転送通話料が膨らんでいる、複数人で受けたい、会社番号で発信したい、テレワークを進めたいという場合は、クラウドPBX(固定電話アプリ)への移行が有力です。IT導入補助金を活用すれば初期費用も抑えられます。
2026年の値上げと2035年の廃止という節目を、自社の電話環境を見直す好機と捉えてみてはいかがでしょうか。








