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モバビジ
モバビジは、「コスパの高さ」と「優れた音声品質」が魅力のクラウドPBXとして、高い人気を誇っている通話サービスです。ただし、2023年時点では料金プランや導入流れなどの変更点も多く、ネット上ではさまざまな情報が錯綜しています。そこで今回は、モバビジを導入するメリット・デメリット、料金システムや導入の流れなどについて最新情報をまとめてみました。
固定電話の概念が変わったと言っても過言ではありません。急に社内の電話連絡がスムーズになったのでびっくりしています。これまでメールやチャットのやり取りが多かったのですが、電話なら一言で済むことも多く、時間短縮に繋がってスタッフも喜んでいます。
音声ガイダンスにも対応してくれるので、営業時間外のアナウンスも自社で作成して入れられるので便利です。
会社にかかってきた電話を、営業で外に出ている社員の携帯に転送することができるので、モバビジを導入して本当に仕事が楽になりました!会社の電話に頻繁に出ている私にとっては、本当にありがたい機能です!海外出張中の社員でも普段通り電話に出てくれるので助かります。
テレワークや在宅ワークの普及に伴い、クラウドPBXを導入する企業が増えています。
その反面、IP電話ならではの音質に不満を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいの、IP電話にもかかわらず音質が最高レベルのクラスA判定を受けている「モバビジ」です。
今回は、モバビジを導入するメリット・デメリット、料金システムや導入の流れなどについて解説していきます。
モバビジとは?こんな人におすすめ!
モバビジとは、クラウドテレコム株式会社が提供しているクラウドPBX(固定電話アプリ)の一種です。
他の類似サービスと同様、スマホから「03」や「06」などの市街局番付き固定電話番号を使って発信・受信ができるようになるうえ、たとえ住所が異なっていても登録している端末間が内線扱いとなるため、通話料金が発生しません。
最大の特徴は、IP電話機ならではの「コスパの高さ」と、従来の固定電話機と同レベルの「優れた音声品質」を併せ持っているという点です。
さらに、工事が不要なうえ初期費用が0円なのもシェアを伸ばしている理由なのでしょう。
これらの情報を総括ると、モバビジは以下のような企業に向いています
▼モバビジが向いている人
- 導入費用をかけたくない企業
- 住所が異なる拠点や部署が多い企業
- テレワークの導入を予定している企業
- スタートアップ企業
- IP電話の音声品質に不満があり、乗り換えを検討している企業
モバビジで固定電話番号を取得するメリット
モバビジで固定電話番号を取得する主なメリットは、以下の5点です。
▼メリット
- 初期費用0円でコスパが高い
- 音質が最高レベルのクラスA判定
- ビジネスフォンと同じ感覚で使えるUI
- 万全なサポート体制
ここからは、上記のメリットそれぞれについて詳しく解説していきます。
初期費用0円でコスパが高い
モバビジのメリットといえば、なんと言っても初期費用が0円という点でしょう。
工事が不要なので、設備工事費や配線工事費も発生しません。
さらにモバビジは月額サービスなので、たとえ従業員が増えたり減ったりしても無駄なく利用することができます。
音質が最高レベルのクラスA判定
一般的なIP電話に比べ、格段に音声品質が優れているのもモバビジの代表的なメリットです。
事実、モバビジは従来の固定電話と同じく「クラスA判定」を総務省から受けています。
なぜモバビジはIP電話にもかかわらず音声品質が高いのか、その理由は次世代の電話回線網と呼ばれている「NTTのNGN網」を介しているからです。
インターネット網を介している通常のIP電話とは違い、モバビジはNTTのNGN網を介することで、音声にノイズが入ったりズレが生じたりする不具合が発生しにくい仕組みになっています。
ビジネスフォンと同じ感覚で使えるUI
モバビジの3つ目のメリットは、ビジネスフォンと同じ感覚で使えるUI(User Interface:ユーザーインターフェイス)が採用されているという点です。
発信元の部署がディスプレイに表示されるのはもちろん、外線ボタンがスマホ画面に並べられているなど、ビジネスフォンと同じ操作感覚で使えるように工夫されています。
あらためて覚えるべき操作が少ないため、ビジネスフォンを使い慣れている人なら誰でも簡単に操作することが可能です。
万全なサポート体制
手厚いサポートが受けられるのも、モバビジならではの魅力です。
クラウドPBXの中には、お問い合わせの窓口がメールやチャットのみになっているサービスも珍しくありません。
その点、モバビジならメールでの問い合わせはもちろん、専用のフリーダイヤルが用意されており、電話で直接オペレーターに対応してもらえるのです。
土・日・祝を除く平日に限られてはいるものの、9:00~20:00まで対応してもらえるのも嬉しいポイント。
日中は通常業務で忙しいという方でも、夜間にサポートを受けることができます。
初期設定から導入後の使い方のレクチャーまでサポート範囲が幅広いため、デジタル機器の扱いが苦手な方でも安心です。
▼モバビジが実施しているサポートの一例
- 導入時の初期設定
- アプリ増設時の設定
- スマホアプリの使い方
- 管理画面の使い方
モバビジで固定電話番号を取得するデメリット
一方、モバビジで固定電話番号を取得するデメリットとしては、以下の4点が挙げられます。
▼デメリット
- ひかり電話への加入が必須
- 大人数の会社には割高になる
- 使えない機能もある
ここからは、上記のデメリットについて個別に解説していきます。
ひかり電話への加入が必須
NTT東日本またはNTT西日本の「ひかり電話」に加入していない場合、モバビジを使用することはできません。
モバビジのサービスはNTT東西が提供しているひかり電話回線網を通じてつながる仕組みになっているため、同キャリアのアナログ回線や他社の電話回線を使用している方は、ひかり電話への乗り換えが必須です。
大人数の会社には割高になる
モバビジの2つ目のデメリットは、契約する回線数が100回線を超えると割高になってしまう、という点です。
たしかに、必要な回線数が100回線未満であれば、導入費・通信費の両方を大幅に削減することができます。
ただし、大規模コールセンターや100名以上の在宅スタッフ全員を対象にする場合は、他のクラウドPBXを検討した方が良いでしょう。
使えない機能もある
モバビジは、あくまで通話をメインにした通信ツールです。
したがってビジネスフォンの基本機能は問題なく利用できるものの、「名刺管理」や「勤怠管理」といった高機能ビジネスフォンにしか搭載されていない一部の機能は使うことができません。
モバビジの料金システム
従来のモバビジ料金は、いくつかのプランごとに定額料金が設けられていました。
しかし、2023年11月時点では「スタンダードSプラン」や「スマホアプリ350円~」などが廃止されており、例外なく「要見積」になっています。
訪問またはオンラインにてヒヤリングを行い、必要回線数・電話番号数・内線数・端末の種類などを踏まえたうえで、見積を出してもらいましょう。
ただし、前述したとおり初期費用は現時点でも無料です。
モバビジの導入方法
モバビジの導入方法は、利用状況によって異なります。
そのため、料金と同じく訪問またはオンラインにて相談し、利用条件に合わせた手順で導入する流れになっています。
ちなみに、以前は契約時にPanasonic IP電話機が必要でしたが、2023年11月時点ではファミリータイプの置き型電話機によっては対応が可能なタイプもあるため、ヒヤリングの際に併せて確認しておきましょう。
もちろん、スマホだけで利用する場合は置き型電話機を用意する必要はありません。
まとめ
モバビジは、「コスパの高さ」と「優れた音声品質」を併せ持つラウドPBXです。
とくに初期費用をかけたくない方や電話でのサポートを希望する方にとっては、有力な選択肢と言って良いでしょう。
ただし、NTT東西のひかり電話が必須なうえ、100回線を超えると割高になるという側面も無視できません。
モバビジの導入を検討されている方は、必ずヒヤリングを行ったうえで見積を出してもらいましょう。